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※症例は患者様の同医済み.

インフルエンザの東洋医学

2014-01-13 19:08:26 | 内科(風邪.呼吸器.胃腸.消化器)
「治りかけのインフルエンザと掛けて、熟年離婚と解きます。その心は....」
という謎掛けが、早朝、出勤の準備をしているとラジオから聞こえてきました。
インフルエンザにかかったとき一人というのはっころぼそいものですが、これが離婚して年をとっての一人暮らしとなると、このまま死ぬんじゃないかなと不安になるのではと思います。

今月はインフルエンザがピークといわれてます。
ふつうの成人は外出せずに、安易に下熱剤を服用せず水分補給をして安静にしておくというのが最近の考え方になってますが、あの身の置き場がないくらいの関節痛を体験された方は、少しでもらくに、一日でも早く治したいと思われたに違いありません。
薬を飲まずにということになれば鍼灸治療が一番いい対症療法になると思います。
鍼灸院へ行ければいいんですが、治療後にすぐに布団で安静にしておく必要を考えると自宅での灸も効果があります。
ただ持病によっては医療機関への受診が必要な方がおられます。
医療機関では感染が懸念されるのでその疑いがある方の待合室は別にしたり、スタッフのワクチン接種はもとよりお見舞いなどの外部から来られる方々にも手荒い マスクの着用と、感染予防には周知徹底されてます。

マスクの着用については相手がその網目より小さいウィルスなので、効果には疑問があるという話を聞かれたこともあると思います。

ウィルスは菌より小さいのですが、よく「インフルエンザ菌」という名前を見かけます。インフルエンザの病原体には色々と種類がああるので自分が知らないだけかと思ってましたが調べてみるとインフルエンザウィルスの存在がわからなかった頃、そういう呼び方をしていたようです。
ウィルスというのはあまりにも小さいので原因として特定するのが困難なんでしょうね。
どれくらい小さいかというと地球と人くらいだそうです。
地球が人間だとするとウィルスの大きさは人くらいということですが、人がわるさをして地球に異変が起こるのと同じだと考えると、ある意味 恐ろしい生物だと思います。

それでマスクの話に戻ります。
ウィルスがすり抜けると言いましたが、すり抜けるどころかダーダーなのです。
たとえばインフルエンザウィルスがテニスボールの大きさとするとサージカルマスクの網目の正方形の一辺が3㍍というのだから
効果がないと言われるのも無理がないと思います。
ただマスク内ではウィルスが嫌う湿度があるので、やはりマスクは必要です。

自分自身がインフルエンザに罹患したのはもう十数年前です。
急に寒気がしたので背中に灸をしてもらいました。
食欲はなくなってきましたが水分補給だけはこまめにしていました。
寒気は収まりそれから徐々に体温が上がっているのを自覚し、気がついたら体の節々が痛み しっかりと汗をかいていました。
汗が出るたびに着替え、そうしているうちにすっきりしました。
発病から完治まで二日かかりましたが他のインフルエンザ体験者の話からすると比較的治りは早かったのではないかと思います。

悪寒というのは背中の真ん中辺りからどんどん冷気が送り込まれているような感じでその寒さは使い捨てカイロくらいの暖かさではどうにもなりません。
一番寒気を感じる箇所があって、だいたいそこはツボと一致してます。
そこに灸をするのですが、最初は徐々に暖まってきて ちょっとしたら急に熱くなります。
この熱さが浸みわたったとき、実に気持ちよく、「いたぎも」ということばがありますが「あつぎも」といった感じです。
これはどんないい薬を飲んでも味わえない感覚だと思います。


ワクチンで副作用が起きたり、風邪薬などの薬物を使用できない方は体力があれば灸治療が第1選択になるはずです。
背中の灸は自分ではできない位置にあるのでだれかにやってもらわなければなりません。
そう考えるとやはり一人暮らしというのは不便です。


「治りかけのインフルエンザと掛けて、熟年離婚と解きます。その心は....」
「なかなか "せき"が抜けないでしょう。


熟年離婚と掛けまして、ゴルフと解きます。
その心は、
というのもありましたが、ちょっと考えてみてください


【勉強ノート】
悪寒が強い場合の経穴
大椎 風門 大杼 神道 膏肓

汗が出ない場合…大都
高熱を伴う場合…曲池
咽の腫れ痛みを伴う場合…商陽
関節痛が甚だしい場合…帯脉

陽維脉… "肢節の腫痛、膝の冷え。
四肢の不随、すべての頭風(頭痛)。
背と胯(大腿)の内外の筋と骨の疼み。
頭頸眉稜が病みて寧らかならざるもの。
手足の熱麻、夜の盗汗。
破傷、跟腫、目睛紅きもの。
傷寒で自汗し、コウコウたる熱のもの。
ただ外関に針することあらば、極めて霊なり。
"

足の少陰腎経の所生病… 口の中が熱く、舌がかわき、喉が渇く。.喉が腫れ、上気する。.胸が苦しく痛む。.黄疸。.下痢.経脈走行上の痛み.横になりたがる.足底にほてりがある


体力がある方で初期の悪寒で灸治療をしたときに併用できる漢方薬…麻黄湯

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