ヤマハ音楽教室のCMが
頻繁に流れる季節になりました。
「懐かしいね」などと娘に言うと
唐突に「絶対音感なくなってきたみたい」と。
なくなるものだったのか?
ちなみに娘はまだ個人レッスンには通っていて
グレードに挑戦しようと努力中…
というか、学業との両立に悩むというか
伸び悩んでいるというのが
正確なところかも。
聞いてもよくわからないけど
一応、親としては「どうしたん?」と
聞くと「不協和音ってものがわからない」と。
は?
単純に、聴いて心地悪い音の響きじゃないの?
娘の話を聞いていると
和音でも音のまとまりではなく
独立した音の集まりとして聴いているような…
私は素人なのでよくわからないけど
「あなたは絶対音感があるから同じ音を聴いても
お母さんが聴いている音と違うんじゃないの?」
娘「?」
「普通の人は相対音感だから音の並びで
高いとか低いとか認識してるんだけど
あなたはドの音はあくまでもドでしょ?」
娘「?」
「お母さんには絶対音感がないから
この音がドですよと鳴らされたら
そこからドレミファソラシド~って歌えるのよ」
娘「え?」
「あなたの場合、この音がドですよって
ソの音を鳴らされたらト長調の音階にしか
聴こえないし、ソの音はドの音にならない…」
娘「みんな普通にわかるもんじゃないの?」
「わかりまへん」
娘「そうだったんや…」
全然ドレミの音じゃないのに
ドレミと唄い出す人が不思議だった…って
美味しいものしか食べなかったせいで
不味い・美味しいの感覚がわからなかった
【ごちそうさん】のふ久みたい…
娘がわからないという不協和音は
感覚でなく理屈で乗り越えるしかないのかも。
絶対音感も面倒臭いのね
あ、担任の説教の声が嫌と言っていたのは
娘にとっての不協和音なのかも…
説教が始まると頭痛がするって、
直接の原因でないとしても遠因にはなってるかも。
たぶん12音に当てはまらない不安定な音で
娘的に納まりが悪いということなんだろうけど。
そんなことを思ってひとりニヤニヤしてしまいました
笑い事じゃないか…
ヤマハのCMで流れるドレミファソ~ラファミッレッドは
『いけのあめ』というドイツの曲で
オペレッタ「ヘンゼルとグレーテル」の1曲だったと思います。
娘も小さいときにソルフェージュでやってました
ヤマハ歴もこの春で15年。
今年も通うのか…