ただのサッカーブログ

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KSLカップ2023 岡崎慎司も激励した「アストエンジCup」…垣根越えた振興策に注目

2023-10-09 | Weblog
https://www.sankei.com/article/20230905-WALI5QOIANOWJM57MIYNEMM63E/

岡崎慎司も激励した「アストエンジCup」…垣根越えた振興策に注目
2023/9/5 11:00
北川 信行
産経WEST

アストエンジ杯組み合わせ抽選会後に記念撮影に臨む関係者ら
=大阪市中央区(北川信行撮影)

国内最高峰のJ1から数えると5部と6部に相当する
関西サッカーリーグ(KSL)が新機軸を次々と打ち出している。
10月7日に予選ラウンドが開幕するカップ戦「KSLカップ」に
ネーミングライツ(命名権)を設けて冠スポンサーを獲得するとともに、
関西クラブユースサッカー連盟(U-18=18歳以下)に
加盟するチームの招待枠もつくった。リーグ、大会を
盛り上げて知名度を向上させ、価値を高めることが、
参加するクラブ、チームの価値を高めることにつながり、
競技レベルの向上にもつながると考えたためだ。
各地域の同レベルの大会の中でも画期的で、
組織の垣根を越えたサッカー振興策として注目される。

関西が盛り上がり、そこから世界へ通用する選手を

アストエンジ杯の組み合わせ抽選会。
参加チームの理事を務める岡崎慎司から
ビデオレターも届いた=大阪市中央区(北川信行撮影)

9月1日に大阪市中央区のホテルで開かれた
「2023 The KSL アストエンジCup」
の組み合わせ抽選会には、KSL1部と2部、
各8チームの関係者に加え、冠スポンサーとなった
アストエンジの本宮智社長や関西クラブユースサッカー連盟
の宮川淑人会長らも参加した。

アストエンジは大阪に本社を構える通信関係の会社。
本宮社長は「自分自身、地元のサッカーチームで
小学生のコーチをしている。参加している
子供たちに将来の夢を尋ねると、
プロサッカー選手になりたいという。
そんなことのサポートができたらと思った」
と大会の冠スポンサーとなったきっかけを話す。
Jリーグのアカデミー(育成組織)チームや
街クラブのチームが加盟している
関西クラブユースサッカー連盟の宮川会長は
「U-18のチームを(大会に)入れていただくのはありがたい。
高校年代の多くの選手が大学に行くなどして、
その後もプレーを続ける。関西にいるU-18の選手たちに
こうした大会の場があるんだというのを知ってもらうことも意義がある。
サッカーを一生続けられる環境づくりにつながればうれしい」と感想を述べた。


また、抽選会では、KSL1部のチームとして大会に参加する
「FC BASARA HYOGO」の理事を務める元日本代表FW、
岡崎慎司(シントトロイデン=ベルギー)
から届いたビデオレターも紹介された。
岡崎は「皆さん、こんにちは、岡崎です。
KSLカップが再び開催されることになって、
すごくうれしいです。今日はこの抽選会だと聞いています。
この大会は、今回からカテゴリーを越えて
ユース(高校年代)チームも参加して、
さらに拡大したと聞いています。関西出身の僕も、
やはり関西が盛り上がり、そこから世界に
通用する選手が出てくることを期待しています。
たくさんの人が関わり、また開催されることに
なったことを本当にうれしく思います。
皆さん盛り上がってください。そして、
この大会が成功することを祈っています」と激励のメッセージを伝えた。

Jリーグ選手も出場可、決勝12月16日

アストエンジ杯のバナーを披露する同社の本宮智社長と
関西サッカーリーグの八木勉運営委員長=大阪市中央区(北川信行撮影)

大会はKSL1部8チーム、2部8チームの計16チームを
4チームずつA~Dの4組に分け、
10月7日~11月3日に関西各地で
予選ラウンドを実施。各組1位の4チームと、
2位の成績上位2チームの計6チームに、
関西クラブユースサッカー連盟傘下の2チームを加え、
12月2日から準々決勝が行われる。決勝は12月16日。
宮川会長によると、関西クラブユースサッカー連盟から
参加する2チームは、Jリーグのアカデミーから1チームと、
街クラブから1チームを想定しているという。


また、外国籍選手は5人が登録可能で、3人が同時出場可。
関西クラブユースサッカー連盟招待枠のチームには
5人のオーバーエージ(19歳以上)枠が設けられている。
この枠を活用すれば、理論上は、Jリーグで
プレーしている選手の出場も可能だ。

ちなみに、予選ラウンドの組み分けは、

【A組】京都紫光クラブ②▽
おこしやす京都AC①▽
Cento Cuore HARIMA①▽
阪南大Revolution②

【B組】St.Andrew’s FC②▽
神戸FC1970②▽
FC.AWJ②▽
関大FC2008①

【C組】高砂ミネイロFC②▽
飛鳥フットボールクラブ①▽
アルテリーヴォ和歌山①▽
AS.Laranja Kyoto②

【D組】阪南大クラブ②▽
守山侍2000①▽
FC BASARA HYOGO①▽
レイジェンド滋賀FC①
-となっている
(チーム名に続く丸数字は今季の所属リーグ。①は1部、②は2部)

KSLの八木勉運営委員長によると、
過去にはリーグ戦終了後の選手のプレー機会を確保するため、
選抜チームを組んで東南アジア遠征を行っていた時期もあるという。
そこから、2007年にKSLカップが誕生。
19年まで続けてきたが、新型コロナウイルス禍により、
20年以降は開催できていなかった。

コロナ禍が落ち着き、今秋に4年ぶりに開催できる
見通しとなったことで、大会を発展的に盛り上げていくため、
冠スポンサーのネーミングライツ導入や
関西クラブユースサッカー連盟の招待枠を設けることにした。
八木委員長は「観客を集められる、スポンサーを呼べる大会を
つくっていくのはリーグの使命。そうすることで、
地域に密着し、地元の人たちに応援してもらえるクラブ、
チームが生まれやすくなるのではないかと思う」と話している。





10月8日(日)閲覧数:769PV 訪問者数:510人

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