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【長野県飯田市・下伊那】アザリー飯田フットボールクラブが初の北信越リーグ昇格へ
スポーツ
[ 2022年 11月 7日 月曜日 16時13分 ]
創立27年でついに悲願達成だ―。
飯田下伊那地域を拠点とするサッカークラブ
「アザリー飯田フットボールクラブ」の男子トップチームは6日、
北信越チャレンジリーグの最終戦を新潟代表と戦い、
PK戦の末に勝利した。この結果3勝1敗で
リーグ2位以上が確定し、チーム初となる
北信越フットボールリーグ2部への昇格が決まった。
北信越チャレンジリーグは
長野、新潟、富山、石川、福井の5県の県リーグ1位が
総当たりで1回ずつ戦うリーグ戦で、1位と2位が
北信越2部へ昇格する。アザリーは県を2連覇し、
2年連続の出場。10月に開幕し、ホームの初戦で敗れたものの、
その後2連勝。3チームが勝ち点6で並ぶ混戦となり、
アザリーは勝利が昇格条件だった。
最終戦はアウェーの新潟県聖籠町で新潟代表の
ASジャミネイロと対戦。負けられない一戦に
前半は互いに様子を見る展開が続き0―0で折り返した。
前半途中からフォーメーションを変えたことで
流れが良くなり、後半20分、塚本潤がペナルティーエリアで倒され、
PKを決め先制。しかし、給水を終えた後半30分に追いつかれ、
さらに35分にコーナーキックからの混戦を押し込まれ逆転を許した。
残り10分を切り、勝つしかないアザリーは人数をかけて攻撃。
終了間際の43分、相手のボールを奪うと、
三村颯のクロスを田中嗣夫が受けて
相手を交わし、劇的な同点ゴールを決めた。
2―2のまま90分で引き分けたため、即PK戦に。
アザリーは5人全員が決め、GKの矢澤日向が4人目をセーブ。
PK戦を5―4で勝利し、勝ち点8を得た。
他会場で同じ勝ち点だった福井代表がPK負けし、
アザリーの昇格決定の報が伝わると選手たちは
ガッツポーズをして歓喜。感極まって泣く選手もいた。
上沼直樹選手兼監督(47)と本島龍二主将(27)も
涙を見せながら熱く抱擁。上沼監督は「夢みたい」と感慨深く語り、
「逆転されたが皆あきらめていなかった。
今のチームが築いてきたものが出せた」と振り返った。
本島主将は「プレッシャーもあり、勝ててほっとした。
チームとして年齢的にも経験的にも
今年が最大のチャンスだった」と心境を語った。
昨年は最終戦で敗れ昇格を逃したが今年は雪辱。
本島主将は「選手がお互いプレーを理解し合い、
連携が取れるようになった。ピッチ上で
プレーを修正できるのが強み」と話す。
アザリー飯田は1995年創立。
地元に根付いたチームとして育成に力を入れ、
育成チーム出身の選手が多く活躍しているのが特徴だ。
上沼監督は「歴史が積み重なって達成できた勝利。
多くの方が関わり支えてくれたおかげ」と感謝し、
「教え子たちが帰ってきて、ともに
戦い勝てたことがうれしい」と話した。
来季は飯田下伊那のチームとして初めて北信越で戦う。
上沼監督は「リーグの中では新人。
何ができるか学んでいく」と語り、
本島主将は「昇格しただけで終わらせず、
北信越のレベルの高い試合を
見せ続けられるチームにしたい」と意気込んだ。
昇格を決め喜びの記念撮影をする選手たち(新潟県聖籠町で)
2023年1月1日(日) 閲覧数:424PV |訪問者数:297人
【長野県飯田市・下伊那】アザリー飯田フットボールクラブが初の北信越リーグ昇格へ
スポーツ
[ 2022年 11月 7日 月曜日 16時13分 ]
創立27年でついに悲願達成だ―。
飯田下伊那地域を拠点とするサッカークラブ
「アザリー飯田フットボールクラブ」の男子トップチームは6日、
北信越チャレンジリーグの最終戦を新潟代表と戦い、
PK戦の末に勝利した。この結果3勝1敗で
リーグ2位以上が確定し、チーム初となる
北信越フットボールリーグ2部への昇格が決まった。
北信越チャレンジリーグは
長野、新潟、富山、石川、福井の5県の県リーグ1位が
総当たりで1回ずつ戦うリーグ戦で、1位と2位が
北信越2部へ昇格する。アザリーは県を2連覇し、
2年連続の出場。10月に開幕し、ホームの初戦で敗れたものの、
その後2連勝。3チームが勝ち点6で並ぶ混戦となり、
アザリーは勝利が昇格条件だった。
最終戦はアウェーの新潟県聖籠町で新潟代表の
ASジャミネイロと対戦。負けられない一戦に
前半は互いに様子を見る展開が続き0―0で折り返した。
前半途中からフォーメーションを変えたことで
流れが良くなり、後半20分、塚本潤がペナルティーエリアで倒され、
PKを決め先制。しかし、給水を終えた後半30分に追いつかれ、
さらに35分にコーナーキックからの混戦を押し込まれ逆転を許した。
残り10分を切り、勝つしかないアザリーは人数をかけて攻撃。
終了間際の43分、相手のボールを奪うと、
三村颯のクロスを田中嗣夫が受けて
相手を交わし、劇的な同点ゴールを決めた。
2―2のまま90分で引き分けたため、即PK戦に。
アザリーは5人全員が決め、GKの矢澤日向が4人目をセーブ。
PK戦を5―4で勝利し、勝ち点8を得た。
他会場で同じ勝ち点だった福井代表がPK負けし、
アザリーの昇格決定の報が伝わると選手たちは
ガッツポーズをして歓喜。感極まって泣く選手もいた。
上沼直樹選手兼監督(47)と本島龍二主将(27)も
涙を見せながら熱く抱擁。上沼監督は「夢みたい」と感慨深く語り、
「逆転されたが皆あきらめていなかった。
今のチームが築いてきたものが出せた」と振り返った。
本島主将は「プレッシャーもあり、勝ててほっとした。
チームとして年齢的にも経験的にも
今年が最大のチャンスだった」と心境を語った。
昨年は最終戦で敗れ昇格を逃したが今年は雪辱。
本島主将は「選手がお互いプレーを理解し合い、
連携が取れるようになった。ピッチ上で
プレーを修正できるのが強み」と話す。
アザリー飯田は1995年創立。
地元に根付いたチームとして育成に力を入れ、
育成チーム出身の選手が多く活躍しているのが特徴だ。
上沼監督は「歴史が積み重なって達成できた勝利。
多くの方が関わり支えてくれたおかげ」と感謝し、
「教え子たちが帰ってきて、ともに
戦い勝てたことがうれしい」と話した。
来季は飯田下伊那のチームとして初めて北信越で戦う。
上沼監督は「リーグの中では新人。
何ができるか学んでいく」と語り、
本島主将は「昇格しただけで終わらせず、
北信越のレベルの高い試合を
見せ続けられるチームにしたい」と意気込んだ。
昇格を決め喜びの記念撮影をする選手たち(新潟県聖籠町で)
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