選挙で開票が始まると、開票率1%にも満たないうちに「当選確実」と発表されることがある。
なぜそんなに少ない票で当選が分かるのだろう?
おそらく仮説検定によって推測していると思われる。
例えば小選挙区で、候補者が2人の地区を考える。
人口は100万人とする。
今1000票、つまり0.1%を開票して、候補者Aが400票、候補者Bが600票得票していたとする。
おそらくBが当選だろうと思われるが、ここで、Aが当選という仮説を立てる。これが帰無仮説。
この仮説においてはAは1/2以上得票していることになる。
この場合に開票結果に上記のような差がでてしまう確率を考える。
Aが全体の1/2得票していたら、1000票開票した場合、Aは平均的に500票有る筈。
標準偏差は √(1000×0.5×0.5) で計算できる。計算結果は約16票。
500±16票で分布するはずなのにAが400票という開票結果になる確率は?
平均が500票、実際が400票なので差が100票ある。これは標準偏差の100/16=6倍。
標準偏差の6倍もズレる確率は、9.9億分の1。
(http://blog.goo.ne.jp/lx2x5350/e/f41c4b1931caf04edad349918a51cc6b参照)
そんな低い確率の事象起きるハズない。だから帰無仮説は間違っていた。
つまりBが当選。
この場合、開票0.1%で確信できたが、もっと接戦だった場合は、たくさん開票しないと結果は分からない。
(少し話を替えて、サイコロを10回振ったとする。10回とも1が出たとする。
サイコロがイカサマでないなら、そんなことが起きる確率は6^10=6000万分の1.
ありえない。だからこのサイコロはイカサマだ。上記はこれと同じ論理だ。)
なぜそんなに少ない票で当選が分かるのだろう?
おそらく仮説検定によって推測していると思われる。
例えば小選挙区で、候補者が2人の地区を考える。
人口は100万人とする。
今1000票、つまり0.1%を開票して、候補者Aが400票、候補者Bが600票得票していたとする。
おそらくBが当選だろうと思われるが、ここで、Aが当選という仮説を立てる。これが帰無仮説。
この仮説においてはAは1/2以上得票していることになる。
この場合に開票結果に上記のような差がでてしまう確率を考える。
Aが全体の1/2得票していたら、1000票開票した場合、Aは平均的に500票有る筈。
標準偏差は √(1000×0.5×0.5) で計算できる。計算結果は約16票。
500±16票で分布するはずなのにAが400票という開票結果になる確率は?
平均が500票、実際が400票なので差が100票ある。これは標準偏差の100/16=6倍。
標準偏差の6倍もズレる確率は、9.9億分の1。
(http://blog.goo.ne.jp/lx2x5350/e/f41c4b1931caf04edad349918a51cc6b参照)
そんな低い確率の事象起きるハズない。だから帰無仮説は間違っていた。
つまりBが当選。
この場合、開票0.1%で確信できたが、もっと接戦だった場合は、たくさん開票しないと結果は分からない。
(少し話を替えて、サイコロを10回振ったとする。10回とも1が出たとする。
サイコロがイカサマでないなら、そんなことが起きる確率は6^10=6000万分の1.
ありえない。だからこのサイコロはイカサマだ。上記はこれと同じ論理だ。)