百物語改め「九一三・六物語」

夢日記・百合・数学・怪談・神社その他

ハルナとモモと手首

2013-03-26 | 百合
「ねぇ、ハルナちゃん」

「なぁに?モモちゃん?」

「てへへ/// 昨日リストカットしちゃった。ホラ」


「ほんとうだー。痛かったー?」

「すっごく痛かったよ。」

「すっごく痛かったのね。
かわいそう、かわいそうね、可愛いモモちゃん。よしよし」

私はそういってモモちゃんの左手首をさすってあげる。

「ハルナちゃん、ハルナちゃん。えへへー」

モモちゃんは嬉しそうに笑う。

時々私たちはこんなふうにして友情を確かめ合う。

ニョロニョロと奇数と川渡り問題

2013-03-24 | 数学
ムーミンに「ニョロニョロ」というオバケのようなキャラが登場する。
このニョロニョロ、舟に乗るときは必ず奇数匹で乗る。

(イラストでは5匹で舟に乗っている)
奇数であるっていうのは結構大事だ。

A島の8匹のニョロニョロがB島に渡るとする。
このときは8匹が3匹と5匹に別れたら奇数匹ずつ舟に乗れる。
7匹が渡るときは7匹がいっぺんに舟に乗れる。
ニョロニョロが何匹いたとしても、必ず奇数匹ずつにグループ分けすることができる。

もしもニョロニョロが「必ず偶数匹で舟に乗る」という性質を持っていたら?
7匹のニョロニョロが海を渡るとき、どうグループ分けしても偶数匹ずつに分けることはできない。
7を偶数の和で書くことはできない。
ニョロニョロが全員海を渡ることはできない。

ニョロニョロの設定を考えた人がこんなことを考えてたかはわからないけど。

(余談)
もしも舟が1艘しかなかったら?
A島のニョロニョロがB島に渡ったら、舟を返すために1匹以上がA島に戻らなければならない。
その場合偶数匹のニョロニョロが全員A島からB島に渡ることはできない。
条件をいろいろつけることで川渡り問題がたくさんつくれそうだ。
(舟の定員は5人である、など)

旅館の額縁の裏には

2013-03-02 | 怪談?
旅館やホテルに泊まるとき、必ず絵の入った額縁の裏をチェックしている。
「何か」あった部屋には絵の裏にお札が貼ってあるらしい。
お札が貼ってあったことは一度もないが、何故か2分の1程度の確率で
絵の裏からおにぎりの包装のごみが出てくる。
部屋にはごみ箱もあるのになぜ絵の裏に入れるのだろう?
旅人の間にそういう習慣があるのだろうか?