百物語改め「九一三・六物語」

夢日記・百合・数学・怪談・神社その他

花さか爺さんの結末(少しグロ)

2015-03-01 | 小説

「花さか爺さん」で、いじわるな爺さんが最後にどうなったか。
耳を切られて血だらけになったはずなのですが、
人に聞いてもネットで見てもそんな話が出ないので
図書館で確認しました。
そしたらありました。
「寺村輝夫のむかしばなし」では
爺さんが耳を切り落とされます。
婆さんがその姿をみて褒美に赤い着物を着せてもらったと思った、
というわりと残酷なオチです。

いくつかの本を見てみると

「牢屋に入れられた」

「謝って許してもらった」

「刀で斬られて血だらけになった」など複数のオチがありました。

 

(※)耳って直接人に見られる部位としては一番形状がグロい気がします。なんか複雑に入り組んでいて。

(※)寺村輝夫さんは王さまシリーズでおなじみです。これも結構残酷な話があった気がします。

 


センター試験2015年 国語・漢文 訳文

2015-01-17 | 小説
ボクは気が向いたらセンター試験の問題を解いてみることがあります。
今年は漢文を解いたのでおおざっぱな訳文を載せてみます。
子猫が血のつながらない雌猫にデレるお話です。
ツンデレです。可愛いです。

【老猫が子供を産もうとしていたところ、
幼女が猫に触ってそのために猫は流産してしまいました。
猫は日夕(昼も夜も)嘆き悲しんでニャアニャア鳴きました。
たまたま二匹の子猫をくれる人がいました。
子猫ははじめ、猫に無関心でした。
でも老猫は子猫を撫でたり、毛を舐めたり、
エサを分け与えたりしました。
のちに子猫は老猫の乳を受け入れ、
喜んで猫を母として慕うようになりました。
老猫も子猫を自分の子と思いました。
なんという変わり方でしょうか。


(皇后の話は省略)

血のつながらない猫でさえ親子の愛があります。
人でありつつ親子の愛情がないのは
猫にも、古代の皇后に対しても恥ずべきことです。】程敏政 篁墩文集

問題文はこちらで閲覧させてもらいました。
http://www.toshin.com/center/kokugo_mondai_4.html

三毛別羆事件 犠牲者まとめ ユリ熊嵐との関連

2015-01-17 | 小説
大正時代に北海道で起きた三毛別羆事件。
巨大なエゾヒグマが次々に人を食い殺した事件ですが、
結局何人が殺されたのでしょうか。
端的に言えば7人なのですが、詳しく見ると以下のようになります。

1915/12/9
太田家での死者
阿部 マユ(34・女)
蓮見 幹雄(6・男)

12/10
明景(みよけ)家の死者
明景金蔵(3・男)
明景梅吉(1・男):怪我をして2年8か月後に死亡
斉藤タケ(34・女・妊婦)
斉藤巌(6・男)
斉藤春義(3・男)

12/14
マタギがヒグマを銃殺

事件発生以前も
雨竜の女
旭川の女
天塩の女を食い殺しているとかんがえられている



まとめると

【事件前に
女3人

事件中に
4人の男の子
2人の女
1人の胎児

事件後後遺症で
1人の男の子】

となります。合計すると11人です。
犠牲者はすべて大人の女性と6歳以下の男の子です。(胎児の性別は知りませんが)




【アニメ ユリ熊嵐との関連】
この記事を書くきっかけでもあるのですが、
今期アニメ「ユリ熊嵐」と三毛別羆事件との関連が指摘されているようです。
ざっと見る限り

・熊が人を食う事案
・三毛別羆事件を題材にした小説「羆嵐」「羆風」等とのタイトルの類似
・三毛別羆事件がちょうど100年前の1915年に発生している。
・熊が主に女を襲っている
・椿輝紅羽の部屋の写真が三毛別の羆のもの
   ・・・などでしょうか。こじつけもあるかもしれません。

写真については
以下のように確かに一致しそうですが、
そもそも左の写真が三毛別のものではないとの考察がなされています。

紅羽の部屋↑猟師が身に着けそうな笠と毛皮もある。紅羽の父はマタギであるという設定がある。


三毛別の羆とされる写真と紅羽の部屋の写真の比較↑