(この物語はフィクションであり、サクラとアユミは架空のサクラとアユミです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません。
本当に遺産相続で揉めている人に、この小説は参考にならないと思います。)
ねえ、サクラちゃん。
なぁに、アユミちゃん?
私の悩みを聞いて欲しいの。とっても深刻なの。
深刻な悩み?なあに?
あのね、この前うちのパパが死んじゃったの。
本当?大変だったんだね。
うん。大変なの。ごシューショーだったの。それでね。
それで?
うちはママも昔に死んじゃってたから、パパのお金は兄弟3人で分けることになったの。
ふんふん、3人で。
パパのお金は10億円あったの。
アユミちゃんちそんなにお金持ちだったの!?
うん。でもね、10億って3の倍数じゃないでしょ。
うん、まぁね。
だからね、3人でうまく分けられなかったの。3億3333万3333円ずつ分けて、のこり1円を誰が貰うかでケンカになったの。
3人ともセコすぎ!
そこでね、私が提案したの。
何て?
3億3333万3330円ずつ分けて残り10円でうまい棒を買って、うまい棒を3つに切り分けようと。いい考えでしょ。
うん…。
そしたら今度はね、何味のうまい棒を買うかでケンカになったの。
はぁ。
上のお兄ちゃんはサラミ味がいいって。
サラミ味…。
下のお兄ちゃんはめんたい味がいいって。
めんたい味…。
私はオニオンサラダ味がいいの。
オニオンサラダ味。マニアックだね…。
サクラちゃんは何味がおいしいと思う?絶対オニオンサラダ味だよね!?
どうでもよすぎる。1種類しかないキャベツ太郎を買えば?
ダメだよ。キャベツ太郎は20円だから残り9億9999万9980円で3人で分けると3億3333万3326円で2円あまっちゃう。
じゃあ、キャベツ太郎を2袋買って残り9億9999万9960円。3人でぴったり3億3333万3320円ずつ。これでどう?
あ、それいい!サクラちゃん天才!!そうするよ!ありがとー。
■ ■ ■ ■ ■ ■
サクラちゃーん、どーしよー。
どうしたの?アユミちゃん。
キャベツ太郎2袋買ったら合計で40粒入ってたの。3人で分けられないよー。のこり1粒で取り合いになるよー。
本当に遺産相続で揉めている人に、この小説は参考にならないと思います。)
ねえ、サクラちゃん。
なぁに、アユミちゃん?
私の悩みを聞いて欲しいの。とっても深刻なの。
深刻な悩み?なあに?
あのね、この前うちのパパが死んじゃったの。
本当?大変だったんだね。
うん。大変なの。ごシューショーだったの。それでね。
それで?
うちはママも昔に死んじゃってたから、パパのお金は兄弟3人で分けることになったの。
ふんふん、3人で。
パパのお金は10億円あったの。
アユミちゃんちそんなにお金持ちだったの!?
うん。でもね、10億って3の倍数じゃないでしょ。
うん、まぁね。
だからね、3人でうまく分けられなかったの。3億3333万3333円ずつ分けて、のこり1円を誰が貰うかでケンカになったの。
3人ともセコすぎ!
そこでね、私が提案したの。
何て?
3億3333万3330円ずつ分けて残り10円でうまい棒を買って、うまい棒を3つに切り分けようと。いい考えでしょ。
うん…。
そしたら今度はね、何味のうまい棒を買うかでケンカになったの。
はぁ。
上のお兄ちゃんはサラミ味がいいって。
サラミ味…。
下のお兄ちゃんはめんたい味がいいって。
めんたい味…。
私はオニオンサラダ味がいいの。
オニオンサラダ味。マニアックだね…。
サクラちゃんは何味がおいしいと思う?絶対オニオンサラダ味だよね!?
どうでもよすぎる。1種類しかないキャベツ太郎を買えば?
ダメだよ。キャベツ太郎は20円だから残り9億9999万9980円で3人で分けると3億3333万3326円で2円あまっちゃう。
じゃあ、キャベツ太郎を2袋買って残り9億9999万9960円。3人でぴったり3億3333万3320円ずつ。これでどう?
あ、それいい!サクラちゃん天才!!そうするよ!ありがとー。
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サクラちゃーん、どーしよー。
どうしたの?アユミちゃん。
キャベツ太郎2袋買ったら合計で40粒入ってたの。3人で分けられないよー。のこり1粒で取り合いになるよー。