旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

新潟で美術に浸った日曜日

2015-07-19 | 旅のよもやま話
今日は早起きして、朝風呂からスタート。
またもや貸切(笑) 気持ちいいー

お風呂でさっぱりした後に、アーユルヴェーダに従って、(冷房をガンガンつけて)太陽礼拝と瞑想。

7時半に朝食だから、あと数分…と思ってたら、フロントから「ご朝食の用意が出来ました」とわざわざ電話が。
うーん、寝てるとでも思われたのかしら?

チェックアウトの後、歩いて駅まで。

川で釣りをしている方がいましたね。

八海山ロープウェイで八海山に行くかどうか、とっても悩んだんだけど、時間を間違えて9時半のバスに乗りそこねたので、駅の観光案内所に併設されている棟方志功アートコレクションを観ることにしました。

美術館というには小さくて、アートギャラリー的な感じなんだけど、棟方志功の作品収蔵数としては日本一なのだとか。
110点?だったかな?その中から、選んだものを入れ替えしながら展示しているそうです。
棟方志功以外にも、シャガールなどの西洋画家の作品もあって、小規模ながらなかなかの見応え。
ブラマンクやピカソの作品や浮世絵なども所蔵しているので、アンケートに次に観たい作品として回答してきました。

って、その時にここまで観に来るのか私?

六日町温泉から新潟へは、越後湯沢か長岡で乗り換えのどちらかのパターンなんだけど、なるべく新潟に近づいておこうと、長岡へ向かうことにして、せっかくだから長岡でちょっと観光することにしました。

長岡といえば、山本五十六、らしいです。


駅で手にした越後長岡歴史館博物館めぐりスタンプラリーのチラシに載っているリストを眺めて(スタンプラリーをやる気はない)、山本五十六記念館や長岡市立科学博物館とか面白そうかなぁと考えながら、『信濃川のほとりに建つ緑に囲まれた美術館』というキャッチコピーに惹かれて、新潟県立近代美術館に行くことにしました。
お昼近くで、少しお腹空いてきてたけれど、美術館の中で何か食べようと我慢(笑)

長岡駅からバスで信濃川を越えて、広々とした場所へ。

花壇の向こう側に見える建物が、県立近代美術館。
今は、写真家、濱谷浩さんの生誕100年を記念しての企画展が開催中。
お恥ずかしながら、この方を知らなくて、でもロバート・キャパやアンリ・カルティエ・ブレッソンといった世界的に著名な写真家たちが創設したマグナム・フォト(世界の写真家たちの集団)に、日本人として最初に加わった、おそらく写真に詳しい方なら誰もが知ってる方なんだと思います。
でも、あ、これ、どこかで見たことがある…と思う作品が多々ありました。

安保闘争の後の日本人の姿に失望して、人ではなく自然を相手に写真を撮るようになった晩年を思うと、その時からほとんど変わっていない日本の姿は残念としか言いようがないですね。

戦前の東京から、戦中戦後の雪国、裏日本の1ページを大胆、そして繊細に切り撮った数々の写真は、どれもが心に響いてきて、見るのにとっても時間がかかっちゃいました。
しかも、ちょうど見終えて感想を書いている最中に、学芸員の方の解説が2時からスタートしたので、それを聞きながらまたぐるりと一周…

気づけば3時。
美術館のカフェレストランで、何かガッツリ食べようかと思ったけれど、新潟で何か食べたかったので、ここでは軽く、みつ豆とコーヒーでお腹を誤魔化すことに(笑)


結局、長岡でも美術館しか行けなかったけど、1日2箇所の美術館を巡って、とっても充実した濃密な時間を過ごせたような気がします。


ところで、濱谷浩さんのこと、シゲアキ先生は知ってるかなー…もちろん知ってるんだろうなー

そんなことを考えながら、ポストカードに加えて本まで買っちゃいましたよ。


長岡を後にして、次はようやく新潟へ。

(続)

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