旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

旅はひとりで

2005-07-15 | 旅のよもやま話
数日前のブログにいただいたコメントの返事にも書きましたが、ここ数年の私の旅は、国内も海外も「一人で」というのがほとんどです。
女性の一人旅、というのも、今ではかなり根付いてきたのではないかと思うのですが、それでも時々「一人?大丈夫なの?一人で楽しい?」と、驚きの声で反応されることもまだあります。
一人旅、楽しいですよ。
二人ならなお楽しい、というキャッチコピーをどこかで聞いたような気もしますが、一人でも十分楽しめちゃうものです。
一人旅の良さは、なによりその「自由感」でしょうか。
自分の行きたい所にいつでも行けるし、いつどこへ行くかもすべて自分の意思一つで決められる。自分のペースで行動できて、計画の変更も自由自在。そして誰にも気兼ねする必要がない。
ええ、ホテルの部屋で素っ裸で堂々と過ごせるというのが、とにかくいいんですよ(セレブ叶某とは違うので、ずっと裸でいるというわけではないのですが)
何かに自分を制約されない、というのはとても気持ちがいいものです。

ただ、ときどきですが、感動を分かち合える相手が欲しいなーと思うことはあります。美しい景色を見たとき、素晴らしい舞台を観たとき、楽しい出来事に遭遇したとき。そんなときに、一人でどっぷりと余韻に浸るというのも良いのですが、素敵だね、面白かったね、そんな感想をお互いに伝えて感動を分かち合えれば、もっと楽しいだろうなと思うのです。
でも、一人で感動することに慣れちゃうと、あまりそう思うことはなくなってしまいますけどね。

私の最初の一人旅は、サンフランシスコでした。
とても親しみやすい街で、街そのものが広くないので、一人で観て回るのにちょうどいい感じでしたね。
その後、ニューヨーク、パリと一人旅を楽しむようになりました。パリには3回、一人で旅しましたが、大大大好きな街です!
街並が私好み。極端に高い建物がなくて、空がとても近く感じられる。ここを例に挙げるのは申し訳ないのですが、ニューヨークのど真ん中を歩いていて感じる圧迫感がない。道もアドレスも分かりやすくて、メトロやバスはとても使いやすい。
そしてなにより、美術館が大小合わせて沢山あるのが一番の魅力です。美術館の中にもお気に入りがあるのですが、それはまたの機会にお話を。

そして「リゾート地に一人旅ってどうなのよ?」「リゾートはハネムーナーだらけだよ?」という自分の心の声をえいやっと振り切って、3年前にボルネオへ。
そして、女一人でも、リゾートを存分に楽しめることが分かりました。
プールサイドで、海辺の木陰で、一人読書を楽しんだり、午後の睡眠を貪ったり。
海に沈む美しい夕日を見つめながら、ホテルのラウンジでカクテルを傾ける。
汗ばむような熱帯の夜の大気に身を任せ、星空を飽きるまで眺めては、ホテルシェフの料理に舌鼓を打つ。
陽気でフレンドリーなホテルスタッフとの会話。
広い部屋で、たった一人で使う大きなダブルベッドにゆったりと身を沈め、そして、窓の外を照らす夜明けの光に促されるように、自然に目を覚ます。

ボルネオで「一人リゾート」の味を占めた私は、去年の秋、またも一人でランカウイ島へ。
一人リゾートは、本当に贅沢です。その贅沢さは快感になります。
ただ、そうですね。
南太平洋とか地中海のリゾートには、行った事がないので分かりませんが、女性の一人旅に向いているのは、アジアのリゾート地かもしれません。なんとなく。感覚で。

ああ、早くバリに行きたい!(といっても今回は一人旅ではなく、友人との二人旅ですが)