旅してマドモアゼル

Heart of Yogaを人生のコンパスに
ときどき旅、いつでも変わらぬジャニーズ愛

伝説の終わり

2005-07-03 | ほかの話
昨日、先行上映を観てきました。
「スターウォーズ エピソードⅢ シスの復讐」
アメリカでもシリーズ中最高傑作との呼び声が高い作品、と聞いていましたが、たしかに、その言葉に嘘はなかったです!!

最高傑作というか、この作品無くしては、旧3部作と合わせたスターウォーズシリーズが完結しない。
エピソードⅣ以降が先なので、「伏線」という言い方は正しくないかもしれないが、「ああ、そうなのか。これがあれに通じるのか」と、一つのシーン、一つのセリフに、エピソードⅣ以降のストーリーの記憶が呼び覚まされ、心を揺さぶられるほどの、なんとも言いようのない感慨を受ける。
そして、ラストで苦悩の叫びをあげるダース・ベイダーの姿に、パンフレットでジョージ・ルーカスが語っているように、「『スターウォーズ』はアナキンの贖罪の物語」なのだと、アナキン=ダース・ベイダーがこの6作品における真の主人公なのだと気付かされる。
全編通して、随所で涙がこぼれてとまらなかった。これが「スターウォーズ」最後の作品だから、ということもあるかもしれない。
あの心が躍るお馴染のオープニングから、「STAR WARS」のタイトルを目にして、ジョン・ウィリアムスの名曲を耳にした途端、涙腺がうるっと緩んだ。
父親に連れられて観に行ったエピソードⅣから(こんなことを言うと、だいたいの年齢がバレるんだけど…)、この作品に至るまでの長い歳月。
エピソードⅣを初めて観た時の、あの衝撃は大人になった今でも忘れない。それまでファミリー向けの動物が主役の映画とか、ディズニーとか、宇宙戦艦ヤマトとか、渋いところで行くとチャップリン映画のリバイバルとかを観てきたのだが、「スターウォーズ」ほど、私を熱中させ夢中にさせた映画はない。

大好きだった旧3部作に比べて、エピソードⅠとエピソードⅡは、たしかに映像の技術は格段によくなったのだけれど、ストーリー展開やキャラクターの描き方に「うーん…面白いか?」と思うところがあって、でも、今回のエピソードⅢを観て、もう一度ⅠとⅡを見直してみたくなりました。そしてもちろん、この作品に続くエピソードⅣも。
あーあ、ついこの前「エピソードⅠ」はテレビでやってたのに…
エピソードⅣは、今日DVDを観ました(テレビでも今晩やるけどね)
相変わらず私の目は、20年以上たった今もちっとも成長してなくて、愛するハン・ソロを追いかけてしまうのだけれど、エピソードⅢを観た後だと、ダース・ベイダーやオビ=ワン・ケノービにも目がいきますね。なんたって20年前は、ヘイデン・クリステンセンとユアン・マクレガーですから!(うーん、二人ともなんていい男なんだ。ユアンは前から大好きだったし、今回も目がハートになるくらい素敵なのだけど、エピソードⅢのヘイデンはめっちゃカッコいい!)
師弟の20年後の再会。20年の歳月があっても、かつての師匠のフォースを忘れてはいないベイダー。「あんたを憎む!」と叫んだ気持ちもまだ残っているのだろうか。二人の対決シーンなんて、昨日観たばかりの若い二人の対決シーンとオーバーラップして、ああ、二人は今どんな思いで闘っているんだろう、と想像がぐーんと膨らむんですよ。

ああ早く、エピソードⅤとⅥも観ないと。
そして、エピソードⅢをもう一度観ないと。(1回観ただけじゃ物足りない!)