ルイスと映画泥棒

中国・韓国映画を中心に毎日観た映画の感想を記録。おすすめ度を☆で採点、☆四つ以上は必見の映画。

コッチョビといじめ

2006年11月22日 | 日記
昨日ニュースで北朝鮮の映像を流してた。

場所は日本海に面する・・・(忘れた)港町の日常の風景だった。

それは驚く内容だった。

露店が並ぶ市場のようなところ。

飢えた家のない子供達(コッチョビと呼ばれる)が徘徊し、食べるものを探してる。

彼等には足が無い松葉杖の子供が多い。その理由は、寒い所で寝ると足の先から腐ってしまう。

腐ってしまうと切るしかなくどんどん短くなっていくというのだ。

信じられない。

衝撃的なのは、人が往来する道ばたに子供が仰向けに寝ていた。

その子供は、死んでいた。

それもそんなに時間がたっていない。通りに人はたくさん居るが、その人たちは全く無関心。

かたづけられるわけでもなく、放置されている。

死因は餓死なのか解らなかったが、それが日常の風景だという。

韓国に亡命した元北朝鮮の人はいう。

子供たちを2~3人なら助けられるが多すぎて無理だと。自分達だけで精一杯だからと。


これが現実である。


それに比べ、なんと日本の平和なこと。

日本では最近、いじめで自殺する子供達がクローズアップされている。

自殺予告までが話題になり、関係者が右往左往してる。

ほっとけ!といいたい。

死にたいやつは死なせろ。

自殺は逃避である。

一番の親不孝が「自殺」ではないか。

そして、いじめた人間に対し、一種の報復にもなるのだ。

そこに一種の、「ずるさ」を感じる。

死ねば、可哀想という事で贔屓目に考えられる傾向がある。

昔と違って、いじめが陰湿になり、手を差し伸べる必要があるかもしれない。

 

飢えで死んでいくコッチョビと比べると、いじめで自殺する日本の子供は贅沢とさえ感じる。




日本では、北朝鮮に23品目の「ぜいたく品」の輸出を禁止した。

これで困るのは、キム・ジョンイルと一部の特権階級だという。

だから、一般の人達に影響はないと。


キム・ジョンイルは、自国の飢餓状態を知っていて、対策を講じられないでいる。

それとも知らされていないのか。

裸の王様状態なのか。


国の権力者として、忸怩たる思いはないのだろうか。不思議でならない。







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