衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

元野犬の赤ちゃんだったフタリの今

2017-05-15 21:38:04 | 

近所のミニチュアホース茜ちゃんのおうちにいるコトちゃんは、野犬が洞穴の中で産み育てていた小犬のうちの一頭。のちに保護団体に保護されました。

 

コトちゃん

 

茜ちゃんママの親類のお家でも、同時期にコトちゃんの姉妹であるネネちゃんを引き取りました。

 

ネネちゃん

 

人間と密に接したことのない野犬が産んだ小犬は特に、人に馴染むのに相当な時間がかかるそうです。

実際、コトちゃんは引きとられたあと暫く、床下に潜り込んだまま出てこない日が暫く続いたのだそう。飼主側も慣れるまでは大変だったのではないかと思います。

しかし飼主である茜ちゃんママは、決して無理強いすることなく、コトちゃんが床下から出てくるまで何日でも気長に待つという方法で、信頼関係を徐々に築き上げてきました。今でも茜ちゃんママのおうちに訪れてきた人が怖いと思ったときには床下に入って出てこないことがあるそうです。

一方、ネネちゃんが引き取られたお家には子供がいたため、子供と遊ぶことで比較的人との馴染みは早かったのだそう。

里子に来てから既に何年か経った現在のコトちゃんは、こちらがコトちゃんを意識しなければすぐそばまで近寄ってきたり、逃げることもありませんが、こちらが名前を呼んだり注視したりすると未だに逃げていきます。

この動画は、七面鳥のアキレスを手に持ち、コトちゃんを呼んでみたときのもの。コトちゃんとは日常的に何度も会っているのに、食べ物では決して誤魔化せません。一方ネネちゃんは、今は怖がるそぶりも見せずに呼べば私の側に来てくれます。


パピー時代に犬の中だけで育った小犬が人へ馴染むのに如何に時間がかかるのか、人間の子供がいる環境だと如何に馴染みが早いか、この姉妹を見ているとよく判ります。

 

かわいいお顔の茜ちゃん

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