衣笠山でおさんぽ

  超ハイパーなボブが旅立ち、寂しくなったけれど、老犬Eセターズの鳥猟犬魂は未だに健在。

マムシの逆襲

2016-07-01 23:55:53 | 
いつものように衣笠山のゴリラのオブジェ辺りの園路を歩いていた際...

ヴァレンシアの顔つきが変わったと思ったら、あっという間にヘビを咥え振りまわしていた。


「ノー!!」と大声を出すと一旦放したが、ヘビが目の前で動いた途端にまた咥え、ぶるんぶるん振りまわした。

ようやく放したためヘビの種類を確認したところ何とマムシ!


昨年に引き続き、今年も出没目撃が多い

急いでヴァレンシアの身体をチェック。しかしどこか噛まれたような跡は見当たらない。



血液が付着していたがコートの表面だけであるためヘビのものだと思われる。



毒液と思われる黄色い粘液も付着していた。
粘液を新しいティッシュで拭い、獣医へ提出するためビニール袋に保管。



ヘビは噛まずに粘液だけを出したのだろうかと思いつつ、様子を見ながら何かあればすぐ戻れるコースに変更。


ヴァレンシアはまだ時折動くヘビに執着している。


ヘビは殆ど動かない

ヘビを笹の棒で探ったところ内臓が出ていたが、人や小さな動物が噛まれると危険であるため奥の笹藪の方へ放り投げた。

間もなくヴァレンシアの歩くペースが遅いことに気付き、顔を見ると、マズルの右側辺りがやや腫れてきているような感じがした。


やはり噛まれていた...

表情も変わり、痛そう

この時点で獣医に連絡したところ、動かさずにすぐに搬送するようにとのこと。


衣笠山からヴァレンシアを抱き抱え、大汗かきながら下山。

抱っこを余り好まないヴァレンシアがおとなしく私の肩にもたれかかっていたため、毒が回ってきた様子。


動物病院へ着いたころにはこんなに腫れてしまい...




ここまで腫れて、初めて傷口が見つかった。すでに色素沈着起こしている


マズル右側辺り

マムシ毒は壊疽毒のため、放置すると皮膚がごっそりと壊疽を起こし、伴う感染症で命を落とす犬猫もいるのだそう。


この時点でかなり腫れ、様子も大きく変化。


現在、犬用の血清は入手困難で、人間用のも使えないのだそう。
抗生剤や炎症止め、アレルギー予防のための注射を4本行って頂いた。


辛いね、あっちゃん...


待合室に戻ると、私が犬の散歩ボランティアをしている山科老人ホームのフロア長さんに会いました。


ゴンちゃん

パグは娘が飼育しているため、どうしてもヒイキ目で見てしまう。



ヒイキ目でなくてもとても可愛いワンコでしょう?


3種類の投薬を頂き、帰路へ。



自宅へ戻る頃にはさらに腫れがひどくなり、



NHK教育テレビのキャラクター「わんわん」のようになってしまった。


非常時用に購入しておいたソフトバリケンをリビングに運ぶと、そのうち自ら入って、現在この時間になっても出てこない。



食欲も全くなく、お肉を口元に近づけても食べようとせず。仕方ないので投薬はお湯で溶いてシリンジを使用。


ヴァレンシア、壊疽を起こすことなく早く治ると良いね。でもきっと、この先も懲りずにヘビを捕獲するのだろうな~。
コメント (6)
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