みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

育鵬社版歴史教科書を読んで  番外

2015年05月25日 | 憲法守るべし


からしだねさんには、期待していただきながらちょっと間隔があいています。ない知識でもって〝研究中〟ですので間が空きますが、これからも読んでいただけたら励みになります。よろしくお願いします。

この写真は、なんじゃもんじゃの花です。盛岡城跡の堀の上に大きく枝を拡げて満開の花をいっぱいつけています。風に揺れるその様はまるで一つの生き物のようです。
この木はなんじゃ?と名の知れぬ不思議な木を見た人々が言い合っているうちに「なんじゃもんじゃの木」となったそうですが、本名は「ひとつばたご」というそうです。

安倍首相がポツダム宣言をつまびらかに読んでいないと答弁して大問題になっていますが、本当にあの人はなんじゃもんじゃです。一国の総理大臣が戦後日本の出発点であるポツダム宣言を読んでいないと答えたのは、本当に読んでいないからなのか、それとも「間違った戦争」と絶対言いたくないので読んでないと逃げたのか、いずれにしても日本の総理大臣の資格なしです。


育鵬社の教科書が二つの世界大戦をどう描いているか調べている最中ですが、第5章の始めのページ(189ページ)は「二度の世界大戦と日本」と書いた下半分が「装備を取りつけている戦艦大和」の写真を掲げて大和建造の説明をし、イラストの三人の歴史案内役のキャラクターに「大和はもてる能力を十分に発揮できずに沈んだのね」「戦艦大和の建造は、当時の最高技術を導入した壮大なプロジェクトだった。この経験が、戦後の技術立国・日本につながっていくのだよ」などと語らせています。「巨大な戦艦ではなく航空戦が勝敗を分ける時代だったようだね」と気づかせるのが狙いというのでしょうが、戦艦大和の写真をここに載せるのは、自衛隊が子どもたちを戦車に乗せたり戦闘機と一緒に写真を写させるのと同じ効果を狙っていると思うのは考えすぎでしょうか。

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1 コメント

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Unknown (からしだね)
2015-05-26 08:22:28
美しいお写真に私へのメッセージを添えてくださってありがとうございます。
コメントを投稿されないだけで、私だけでなく他のたくさんの方がこのブログを読んでおられると思います。

教科書は子供たちの人生に大きな影響を与える大切な問題だと思います。確か大江健三郎さんが、新しい憲法の教科書を渡されたとき、表紙が本文より厚い紙で立派だったことを今でも覚えておられること、9条の「国際平和を誠実に希求し、」の、「希求」という言葉が大のお気に入りで「僕たちは、野球のボールを希求します。」という風によく使った、と書いておられました。
子供たちの未来は日本の未来です。こういった問題をじっくり取り上げていただいて、読んでいる側ひとりひとりが考えることはとても大切だと思います。

それから、いつも美しいお写真本当に素敵です!これからも楽しみにしております。
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