みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

共謀罪法はますます危ない

2017年04月23日 | 憲法守るべし
共謀罪法案の本格的審議が始まったのは4月19日だった。それから、2~3日の間に自民・公明はもう強行採決を繰り返している。法務省刑事局長を委員会に出席させると委員長が一方的にきめて多数で押し通した。法と規則は、政府に対する質問は大臣、副大臣、政務官に対して行うことになっている。また、官僚を委員会に政府参考人として出席させることは全会一致で決めるのが慣例となっているそうだ。多数決で決めたことは二重のルール破りだ。民主的国会運営の破壊だ。
続けて、有識者を呼んで意見を聞く参考人質疑を25日に行うことを議決した。審議が始まったばかりで参考人質疑ではないだろう。
しかもたった2~3日の審議だけでも「一般の国民が捜査の対象になる」、「監視社会になる」、「内心に踏み込まれる」などの心配がますます強くなっている。次々問題点が浮かび上がっているときに、まずは議員の質問に誠意をもって答弁して国民がしっかり理解できるようにするのが政府のやるべきことだろう。
安倍政権が、国民の理解を得ないでも、強行採決を繰り返してでも強引に成立させたいと考えるような法案ならば、共謀罪法案は「治安維持法」復活の恐ろしい法案であることまちがいなしだ。

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1 コメント

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共謀罪と冤罪 (からしだね)
2017-04-24 08:31:25
共謀罪の審議は私もとても気にかかっているのですが、ほとんど中継もされず、国民の知らないうちに採決されそうで本当に怖いです。この問題は戦争法同様、国民すべてにかかってくる重要な問題なのですからNHK、しっかり中継してください!

共謀罪と言えば冤罪の問題がありますが、先日冤罪で無期懲役となり、43年後に無罪を勝ち取った「布川事件」の桜井昌司さんのドキュメンタリーを見ました。この方はとても前向きな方で、「自分は不運だったとは思うが不幸ではなかった」と語られ、今は同じ境遇の「袴田事件」の袴田巖さん、「狭山事件」の石川一雄さん達を支援しておられます。
こんなひどい目に遭われた方なのでドキュメンタリーを見るのが怖かったのですが、とても前向きで考えさせられる内容でした。NHKのEテレで27日木曜午前0時(水曜日の深夜)に再放送されますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。
このETV特集は良質なドキュメンタリーが多くて、「NHKの最後の砦」だと思っています。この番組のスタッフを見倣って、国会中継も頑張って放送して欲しいです。
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