みんなしてなんじょにがするべ!

今なすべきは意見を持ち発言すること。どうも心配な雲行きのこの国、言うべきことを静かにしっかりと言い続けたい。。

核兵器禁止条約を主張していた中国だが・・・

2016年09月09日 | 憲法守るべし
山ではよく季節外れの花を見るので珍しいことではないですが、来年春に咲くはずのシャクナゲが今が咲いてしまった。


中国の経済を背景にした外交は、ついにアセアン諸国を黙らせてしまったのだからすさまじい。
南シナ海の島嶼をめぐって領土問題や漁業などで中国と対立していたフィリピンもベトナムも、インドネシアも首脳会議の場で「仲裁裁判所の判決」に触れなかったらしい。会議声明にも載らなかったと伝えられている。
仲裁裁判所に訴えて〝勝利〟したフィリピンが、その判決をどう活用するかはフィリピンの考えがあるだろうが、自国の沖合の環礁を中国が近々埋め立てるなどの工事を始める動きを激しくしているときに、ドゥテルテフィリピン大統領の言動は少々情けない。
じつは、マレーシアで行われていたアジア国際政党会議でも類似したことが起きていた。
アジア各国の政党が、主義や政権党、野党にかかわらず参加して自由に意見を述べあい、一致したことを最後に宣言として発表する。今回は9回目の会議だが、これまで自民党なども参加しているそうだ。
この会議の宣言起草委員会が全員一致で確認した宣言案を、起草委員会で反対しなかった中国共産党が、こともあろうに採択直前に文章を変更させるという、民主的な会議運営など眼中にない驚くべきことをやってのけた。前回、前々回の宣言にもあった「核兵器禁止条約の速やかな交渉開始」の文言を削除してしまった。
参加した政党の多くは、「宣言が出せない・分裂の事態を避けるため」中国共産党のごり押しを容認したが、最後まで中国共産党の言動に同調しないで厳しい批判と説得を続けたのは日本共産党だった。そして、宣言には「部分的保留」を表明した。(しんぶん赤旗)
核兵器禁止条約のための交渉を始めることは国連作業部会が総会に勧告した圧倒的多数の国々の声、日本国民の願いである。世界の声に背を向け、民主主義を踏みにじる中国共産党の態度を厳しく批判したのは当然である。





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1 コメント

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アジアの中の日本 (からしだね)
2016-09-10 13:54:02
私は志位さんのツィッターを時々チェックしていますので、「アジア国際政党会議」の名前はその中で知りました。これまでこのような会議があることを知りませんでしたので、こちらの記事を読ませていただいてから、「しんぶん赤旗」のホームページに掲載されていた志位さんのインタビュー記事を読んでみました。

ブログ主様の記事と志位さんのインタビュー記事で、この会議の中で中国が態度を二転三転させたことが解りました。確かに批判されるべき行いだと思いますが、どうして中国がこのような態度をとるようになったのかも考える必要があると思いました。

この会議のことは全く知りませんでしたが、なかなかユニークで有意義な会議ですね。与野党に関わらず、というところが良いです。日本は高度成長期、欧米ばかり見てアジアを無視していたつけを今払わされているところがあると思いますが、こういう会議を通して、地道に近隣諸国との関係を築いていくしかないと思います。

今回も素敵なお写真ですね。最近、暑くなったり急に涼しくなったりを繰り返していますが、そのせいでシャクナゲも勘違いしてしまったのでしょうか、、、
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