ザ・スーサイド・スクワッド 極悪党、集結

マーゴット・ロビーのハーレイ・クインが大好きなものですから

楽しみにしておりました、スーサイド・スクワッドの続編

前作よりずっと面白かったです


前回は中盤以降、悪人らしさが殆どなくなり

まぁ、どうせ勝つのだろう

で、ジョーカーは？ジョーカーはもう出て来ないの？

と道化カップル以外に興味がなかったのですが

今回は最後まで緊張の連続で

水族館でヒトデを見る目が変わりそうです


それぞれの正義のぶつかり合い

凄惨で美しくも何ともない暴力

ぞっとしますね

痛そうなシーンは苦手なので

勘を働かせてそこは目を逸らしつつ

……多少、体が吹き飛ぶ程度なら大丈夫なので

観に行ったことを後悔してはいませんが

なかなかに血みどろでしたね


殺さず痛めつけるだけの拷問も苦手です

ハーレイは、まぁ痛みには慣れていそうですが

そこからの逆転劇は最高でしたね

お姫様みたいに着飾っているのも素敵でしたが

ドレスを引き裂いて武器にしてしまうのも素敵

踊るような銃撃も美しければ

花が咲いて小鳥が飛ぶ華やかさ

大人しく救出を待っていない強さが好きです

仲間を想っているようで

大して興味がないのかもしれない

不思議なところも可愛い


とにかくハーレイが素敵だったのですが

物語もスリリングで、面白かったのですよ

状況はくるくると変化し

最後まで誰が生き残るのか予想もつかない

あの人もあの人も死ぬとは思いませんでした


思わせぶりにクローズアップされていたのに

まさかの敵前逃亡と爆殺の見本となり

何なら不謹慎なジョークで上塗りされたり

……悪い冗談も散見されましたね

母の幻影なんて笑えるようで気味が悪い

モンスターもふざけた悪夢のよう

長官含め、指揮する側も正義とはいえない

不謹慎でも笑っちゃうけれど、ぞっとする

感情が迷子になる映画でした

ただし、面白かったです