露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

AURORA

2016-02-08 10:54:23 | 日記


1週間遅れではありましたが

Remiさんの2nd Album『AURORA』が届きました


動画で少し聴いてはいましたが

1曲目「Before the Dawn」オーケストラの壮大な響き

Remiさんの荘厳なヴォカリーズにぞくぞく

大好きな3拍子のリズムに暗い色調の歌詞も素敵


「Emergence」には少し驚きました

変拍子も大好きなので嬉しいのですが

たおやかなRemiさんのイメージとは離れた

どこか荒んだ雰囲気が新鮮でかっこいいです


「Lost Locus」

座り込んで星を見上げているような

物悲しく、物憂げな空気が素敵です

「悪夢」の儚げな声が好きです


「Breath of Love」

詞はなくても、切ない吐息が伝わりますね

Remiさんのまっすぐ伸びる高音や

しなやかな歌声をシンプルに堪能出来て幸せです


「A Little Romance」

素朴な追憶の穏やかな時間

想い出への愛おしさがとても伝わってきます


「O Cisne e a Lua」

ポルトガル語がまった解らないながら

真っ直ぐ天を衝くような歌声が

何本か並び建っているように聴こえて

歌声でつくられた教会で響きに浸っているような

不思議な感覚を覚えました


「Love Gone to the Sea」

「この胸の痛みは 代われまいか」の切なげな声が好きです

Remiさんの滑らかに伸びる声に親しんでいましたので

途切れるような声は新鮮に感じましたが

この歌い方もとっても素敵に思います


「A Torch Song」

短調な3拍子が本当に大好きです

想いに焦がれながらも

それに対する表現が違和感を覚えるくらい

ひどく格式ばっているように感じられて

自制に縛られているように思えました

うまく言い表せていませんが

あまり見ない凄い表現だと思います


「Realize a Dream」

畏まった舞踏ではない、弾むような調子に惹きこまれます

Remiさんのどこか艶を含んだ声も可愛いです

踊りのステップが目に浮かぶような旋律を

エレキギターが奏でているのも素敵です


「Moon Glowing」

語りかける優しい雰囲気がとても心地好くて

温かな眼差しまで感じられて安らぎます

何だかRemiさんのイメージそのままの

穏やかな旋律と、甘やかな歌詞で

聴いていて幸せな溜息が漏れますね


「Amarantine」

イタリア語なのもあるのでしょうけれど

曲調からもオペラの壮大な雰囲気が味わえて凄いです

巻き舌の響きも好きなので嬉しいです


「The Pole Star」

馬の足並みや馬車の揺れを感じられたり

地上を往く馬車を上から眺めているようにも思えたり

旅の情景が思い浮かぶ素敵な歌ですね

「手を伸ばして~」からの旋律が特に好きです


「Aurora」

アルバムのテーマともいえる曲ですね

Remiさんの「光」への想い

出会い・絆・未来

希望に満たされた穏やかな歌

とって素敵です


最後の「Into My Imagination」と合わせて

映画のエンディングのような

穏やかな終幕と新たな幕開けの予感を演出している

そんな風にも思えます


1度目は歌詞を見ずに目を閉じて聴いて

2度目は歌詞をなぞりながら聴いて

ポルトガル語の美しくも切ない物語

イタリア語のささやかな暖かい物語

それぞれの歌詞を改めて感じて

Remiさんの姿をはじめ美しい写真にも感歎しつつ

Remiさんの世界に浸りました


歌詞のブックレットの表紙の色調が凄く好きで

幻想的に褪せた表紙は夢の中の世界へ入ったところ

白く鮮明な裏表紙は目醒めて還っていくところ

というように解釈したのですが、果たして…??


ともかくも様々な色調のRemiさんの音楽を楽しめて

本当に贅沢な作品を手にすることができました

素敵な作品を本当にありがとうございます


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