露の音 幽かな独り言

 
軌跡を見失わないよう
     追憶のよすがを
       記憶の欠片を遺したいのです

9th Story Concert 『Nein』 5/21 Ⅳ

2015-05-22 14:20:13 | SH/LHイベント記憶留書


下手が照らされ、Noëlと、その後ろから山さんが登場

Noël「危なかったけど、お前らに助けられた。ありがとう」

山さんは胸に手を当てて紳士的なお辞儀をしてくれました

Noël「じゃあ山さん、俺はまだ仕事があるから…また後で市蔵で呑もうぜ

お前らも山さんを見送ってくれよ」

上手側へ去っていかれる山さん

舞台中央を過ぎたあたりで上手側客席へも紳士的なお辞儀

声も仕草も完璧にイメージ通りの紳士な山さんでした


Noël「さて、今日もお前らのためにアンコールを用意してきた。

今日は子役たちとも最後まで一緒にやりたいから、さくっと曲にいくぜ。

(舞台の方を振り返り)準備はできたか?」

ローラン「がんばれ~」

Noël「お前ら簡単に「がんばれ」って言うが、何をがんばるんだ?

…ま、俺は曲紹介をがんばるか

といっても曲名を言ったらつまらないからな」

ローラン「ヒント~!」

Noël「ヒント?そうだな、逆にお前らを混乱させてやる」

そう言って、「殺メッ」をして袖へ去っていったNoël


始まったのは「磔刑の聖女」

ヴァルターさんの後をついて歩くエリーザベト

その後ろにいる筈のMärchenさんの歩みは青緑色のライトで表されてました

滑らかに階段をおり、エリーザベトの様子を眺め…

本当にメルコンと同じ動きをしていました

その光を抱き締めるエリーザベト


Noël「俺のヒントは役に立ったか?」

Nein.

「ライブとかで色々な演出でやっているが、10周年を記念に、

できるだけ忠実に、今いるメンバーでやって見せる

グラサンがそんな風に考えたらしい

お前らの知っているのとは違うかもしれないが

それはそれでレアなんだぜ」

舞台の暗がりに立つ赤い影

Noël「もうわかったかもしれないな」

ローラン「ヒント~!」

「超紅炎」での「恋~心♪」の手でハートを作る振りをして

舞台袖に去っていったNoël


2曲目はStarDust

Fukiさんのグラマラスな歌声

駒形友梨さんの軽蔑の籠った語り

迫力の絶叫も凄くて

狂乱して客席に発砲する姿も美しいです

「楽園パレードへようこそ」のアビスの言葉と

最後に響く銃声


Noël「本当はこんな話だったんだな。」

『Nein』でのステラさんの姿もいいんじゃないか、と

優しく肯定していました

そして「OK, Tokyo!今夜のいかれたメンバーを紹介するぜ!!」


淳士さんのドラムに始まり、英ちゃん・あっちゃんそれぞれ演奏

YUKIさんはアコギでクラシック曲を弾いて

西山アニキは椅子に座ってギターを膝の上に載せて

琴を弾くような手つきで「猫ふんじゃった」

その後ろでNoëlが猫の両手に片足を後ろに跳ね上げる

めっちゃくちゃ可愛いポーズをしてました

…本当に油断がなりません

弦一徹ストリングスの圧巻の演奏で盛り上がったところで

黒猫ダンサーズ

各曲のシンガー・アクター

ステラさんがインタビュアーさんと楽しそうにしていると

ルナさんが割って入って、喜んだルナさんがキスをせがむと

おでこを軽く手ではたくような感じでかわすルナさん

ミーシャの水掛けウェーブ

パン屋さんの少年とサッシャさんがラインダンスぽいことをしていたり

本当にあちこちで楽し事が色々起こっていました

最後に山さんとバニオン君が登場

バニオン君に顔を埋めるようにして抱き着くNoël

勢揃いしたところで「気になる曲があるなら~」とみんなで歌唱

そして、さくっと何人かが上へあがって

「即ち…星間超トンネル」

動きの説明もそこそこに「とりあえず楽しめばいい」とNoël

で、最初のところで「カノッサの屈辱」が2度起こってしまい

「バビロン捕囚」が抹消される事態も起こりましたが

一緒に踊れるのが楽しいのでNo問題です

バニオン君起点に横ウェーブ、山さん起点に横ウェーブ

2階席は何となくとりあえずウェーブ(笑

バニオン君が一生懸命踊っているのが超絶可愛かったです

そして最後、Noël起点に全方位ウェーブ

「みゃ~」と言いながら跳んでいるのは聞こえたのですが

ポーズも猫で跳んでいたそうです


そんなとっても楽しくて一番疲れるパターンが終わり

Noël「お前らも正直に言ってくれ。疲れただろ?」

ローラン「平気~!!」

Noël「体力余っている奴らはこの後カラオケにでも行け。

俺か?俺はこの後市蔵へ行くから…お前らも来たいか?」

ローラン「「「行きたい~!!!」」」

Noël「じゃあ現地集合な。勝手に来いよ。」

来てもいいという風に言っておきながら意地悪なノエノエ


そして舞台上の皆さまが並ぶ壮観な光景

一礼のために手を繋がれて…いない方が。。

エリーザベトのお兄様のあたりです

Noël「隣が嫌な奴でも今だけ繋いで」

見ていた方によると渋々繋いでらしたそうな

そしてNoëlはステラさんを見て「両隣が女で良かったな」

左の「食物の~」の奥さん、右のミーシャにそれぞれ投げキッスをして

もう一度手を繋ぐ時、両手の華を引き寄せて幸せそうなステラさん

多少よろけながらステラさんに寄っていくミーシャも可愛い

そんなこんなで皆さまで一礼してくださいました


そしてそれぞれ舞台袖へと去っていかれたのですが

Noëlも下手側へ行く女性陣についていって

エリーザベトのヴェール、ポニテさんのポニテ、ルナさんの髪

そして後もうひと方くらいの髪を

順番に後ろから「つん」と軽く引っ張る悪戯をしていました


そんなこんなで皆さまが去られて、Noëlのお話

「こうして毎日やっていると、新入りの俺でも10年の重みというか、

何か色々な記憶が混ざってきて…」

「音楽の道がこれくらい(花道分)だとしたらさ、

10年やって1歩か2歩進めたくらいなんだよ。

でも、1年や2年じゃその1歩すら進めないんだ。」

「10年前、あいつは「音楽作るの楽しい」って

何かふわっとした感じでメジャーデビューしたと思うんだ。

でも、これからの10年で音楽史にとってSHとは何なのかとか

アイツも真面目にやっていくんだと思う。」

「お前らが10年前何してたか知らねぇが、また10年経ったら色々と変わるぜ。

結婚してるかもしれないし、子供ができるかもしれないし

もしかしたら死んでいる奴もいるかもしれない。でもそれも仕方ないことだ。」

「今はまだ、お前らにどんなことができているかもふわふわしているが、

これから10年で、お前らにどれだけのことができたのかはっきりする。

だからこれからもアイツをよろしくな」

そう言って、Noëlは深々と頭を下げてくれました

「俺もグラサンに会いたいんだけどな…でも会えないんだ。

またいつか会えるまでNoëlはNoëlの音楽を貫く。

お前らも色々と辛いコトがあると思うが、負けんじゃねぇぞ。

生きてる限り燃え続けるんだぜ!また会おう。」

そう熱いメッサージュを残して、Noëlは去って行きました


我らがSHK国歌の斉唱と

「「「Sound Horizon Kingdom!!!」」」の歓声

夢のひと時は幕を閉じました


Noëlが語るのに聞き入りながら

こうして10周年の節目に参加できて

強くて優しい想いの数々を受け取ることのできる幸せを噛み締める

このコンサートに参加できて本当に良かった

わたしが参加するのはあと1日ですが

素晴らしい演者とスタッフの皆さんが創り上げる

大好き堪らない世界を思う存分楽しみたいと思います!!

本公演お疲れさまでした、そしてありがとうございました

皆さま追加公演の2日間もがんばってください


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