全国970箇所「道の駅」北海道~沖縄まで!!

自由、気ままにできるかどうか道の駅のゴム印スタンプを収集しています。現在120余スタンプですょ。Live to die

2011年3月25日(金)分かりやすい情報

2011-03-25 10:58:31 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
2011年3月25日(金)分かりやすい情報

芝生の間に黄色、白、薄紫、濃紫色のクロッカスが咲き出した。薄緑と赤褐色のクリスマスローズも咲いている。春の花々は大震災とは関係なく季節の歩みにちゃんと歩調を合わせている。自然の移ろいはそう言うものなのだ。被災者とは言いがたい生活ができているのに、水道が出ないだけで不満を漏らしたくなるわが身を省みることしきりである。

それにしても気がかりなのは福島第一原発がいつ安定するかである。そこから漏れ出した放射線による汚染が次第に広がっている。空気を汚し、野菜に降り注ぎ、水を危険に曝し止まるところを知らない。この汚染の拡大は発生源を断たなければ収まらない。

汚染は「直ちに人体に影響はないレベル」だから、冷静に行動して欲しいと言われても、汚染地域に住んでいる人はもちろんのこと、食べ物や飲料水を介して間接的に危険に曝されると疑心暗鬼になる人々を安心させることは難しい。

報道のあり方にも問題があるような気がする。東電や原子力安全委員会の発表の映像を観て、専門家が言っていることを完全に理解できる人がどれだけいるだろうか。その内容を解説する人がまたその道に詳しい人だから、いくら平易な表現に努めても限度がある。

例えば放射能量を示すベクレルとかシーベルトと言った単位をいくら並べられても何のことやらさっぱり分からないのである。単位が大きくなれば高レベルなのだろうと見当はつくけれども、事態を正確に把握することには結びつかない。

テレビも新聞も、専門用語を一切使わずに実生活に役立つ情報を流す工夫ができないものだろうか。難しいとは思うが例えば、100%安全、心配ない、要注意、やや危険、大いに危険といった表現だってできるはずである。大部分の視聴者、読者は原子力に関しては知識ゼロと考えて、間違った判断をしない形で情報を伝達した方がいいと思う。