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3月22日(火)説明不足

2011-03-22 14:18:28 | ★③(は)お父さんの閑話365日(転載)
3月22日(火)説明不足

目に見えなくて、しかも害があるものは怖い。放射性物質はまさにそういうものだ。自然界にも放射能は存在し人間は常にそれに曝されて生きている。だから放射能値が正常であれば、ちっとも怖いものではない。けれども福島原発のように破損した原子力発電所から漏れ出したものは、通常自然界には存在しないものであり、ましてや高レベルとなれば誰でも不安になる。

しかも放射性物質は冒頭に書いたように見えないものだから対処に困るのだ。政府は念のためと称して、福島原発に近いところに住んでいた人たちを安全圏に避難させた。それに追い討ちをかけるように今度は野菜と牛乳にも放射能汚染が及んだと言う。

原発から漏れ出した放射性物質が風に乗って拡散し、地元福島県を始め茨城・栃木・群馬の一部地区の野菜に付着したらしい。政府は検査で汚染が分かった野菜と牛乳の出荷を県単位で出荷停止にした。食品に対する不安を増幅させないためにも、その措置は正しいと思う。

でも同時に素朴な疑問が湧く。出荷停止の対象になったのはホウレンソウ・カキナ、牛乳だけである。裏を返せば同じ地域で生産されているものでも他のものは安全だと言うことなのだろうか。畑作地帯であればユキナ・シュンギク・コマツナなど多様な野菜を栽培しているはずである。また露地栽培ではないハウス栽培のトマトやキュウリもある。そうしたものは出荷停止にはならないのだろうか。

専門家でない庶民は、目に見えない汚染については政府の発表と措置を信ずる以外にない。しかし説明はもっと親切で分かりやすいものでなければならない。政府はしきりに過剰反応はしないようにと強調しているけれども、説明不足は混乱を招くもとである。