超自然

カトリック教は宗教です。宗教という名のつくものはあまたありますので、それと分けて『真の宗教』と言わざるを得ません。
カトリック教が真の宗教という所以は、神様と人間の関係にあります。全知全能の主の三位一体の神様は、その無限の愛故に私たちを創造されました。従って神様と私たちの関係は等しいことは無く、創造主と被造物の関係が道理としてあります。私たちが親から生まれて親を敬わなくてはならないのと似ています。
そして、私たちはその神様に対して罪を犯しています。従ってそれをお赦しになれるのも神様だけなのです。この関係を明確にしなくては、宗教とは言えないのです。神様は、全知全能、至聖にして正義の御方です。
人間の科学を持ってしても決して神様に近づくことは出来ません。むしろその遠さに気が付くのです。どんなにすごいと思う科学力は
、自然界をお造りになった神様の御力を少ししかあらわしていません。なぜならば神様は超自然の御方だからです。
それなのに人間のちっぽけな科学で証明出来ない現象を排して、イエズス様の奇跡をあたかも超自然の力ではないかのように、説明する試みもあります。神様のことを少しでも理解出来たならば、そのようなことが如何に滑稽か分かるものなのです。
つづく