AL STEWART - Time Passages

もう12月の遅い時期の頃
空から雪が降ってきた
一日がまるまるとゆっくり過ぎて行く
夜が川のように流れ始めると
僕は心臓の鼓動を感じて…そして…

時空の旅に出ていたんだ
年月は流れ 消えゆく光のなかに落ちていく
時空の旅に出たんだ
今夜 家に帰れる最終電車のチケットを
僕に買ってくれないか？

そうさ 僕は過去に生きるような
タイプの人間じゃない
年月はとても短すぎて
日々はとても早く過ぎて行く

信頼しているものは
はかないものばかりなんだ
そう だからときどきは
時空の旅に参加してみるのさ
自分の行先をね

きみが置いてきた何かが
ここにはあるんだよ
ああ
時は流れていくんだ
今夜家に帰る最終列車の
チケットを買ってくれないか

こだまの呼ぶ声を聞いてごらん
変わろうとしてる自分を感じてごらん
感じなきゃいけない意味なんてない
そこには何か学ぶものがあるんだ
それは僕たちが参加してる
人生のゲームなんだ…

そうさ 風景も変わっていくし
今やきみは群衆のなかの一部
人々は何かしらを笑い
音楽が大きく奏でられてる
一人の少女がきみの前にやってくる
以前知ってる女の子なんだ
きみがその子に手を伸ばすと…
きみは一人ぼっちになり…
いつのまにかまた
…時空の旅に出ているんだ

きみがそこにいるのはわかってるけど
姿が見えないんだ
ああ 僕は時空の旅人さ
最終列車のチケットを買ってくれないか
今夜 家に帰るために…