脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

気持ちのリフレッシュ

2006-10-24 22:07:46 | リハビリ日記
12月に入り、めっきり秋めいてきた頃、病棟の廊下に張り紙が。
「紅葉を見に行きましょう。○月○日、近くの△△寺まで」
行きたいなあ。入院してから、外出てないもんなあ。
そこで、看護婦さんに聞いてみた。
大丈夫。リハビリの先生やら看護師・介護士が、車椅子を押したりして一緒についていくから。
やっほ~。
行くぞーっ!

当日、歩ける人も車椅子の人も、リハビリの先生方と一緒に出かけました。
少し肌寒い、でもとてもいいお天気の日でした。
健康な人であれば、ほんの10分もあれば歩ける距離のところにある、小さなお寺でした。30分ほどかかって、到着。
少し散り始めたもみじ。色とりどりです。
そして何より、入院して以来の「外の空気・風景」。
ただ・・・そう、ただ・・・
車の走る速度に、目が追いつかない。目がまわりそうになるんです。
つまり、ずっと病院の中に居ると、車みたいに速いものを見ない、ということ。
リハビリしてる人は、もちろん、ゆっくりとしたテンポだし、先生や看護婦さんが走る速さより速いものは見ないというわけですよ。

30分ほど散策をして、また30分かけて病院へ戻りました。
なんだか、久しぶりのことだらけで、確かに気分転換になったけれど、同時に、スピードについおていけなくて、疲れたのも正直なところ。
その日は、たっぷり昼寝

回復期病棟の看護婦さんは、気分転換のためにいろーんなことを考えてくれました。リハビリと気分転換を兼ねて。
毎月、看護婦さんがその月にあったかわいい絵を描いて、カレンダーを作り、それをコピーしたものをくれるんです。で、ナースステーションの前に集合して、みんなでワイワイ言いながら大ぬり絵大会。
12月には、ダンボールや、紅葉狩りのときに拾ったマツボックリなどで、クリスマスリース作り。
このとき作ったリースは今年の冬も我が家のリビングに登場することでしょう。
はたまた、看護婦さんの知り合いで、リコーダーアンサンブルをやっている人がいて、その方たちによるミニコンサート。
病は気からといいますが、気分が少しでも前向きになり楽しいことを楽しいと思えるようになれば、リハビリにも影響が出てくるとのこと。
確かに。

さて後日、看護婦さんが紅葉狩りの時に撮った写真を持って来てくれました。
自分で見てもはっきりとわかりました。
右側の唇(口角)が下がっている・・・
ほほ笑んでいるつもりだけれど、右の唇が下向き・・・

翌日、言語聴覚士のT先生に、直訴しました。
何を?
この続きは、長くなるので次回に・・・




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