脳内出血になっても、フツーのおばちゃんに戻りたい

35歳で脳内出血で倒れた「わたし」のリハビリ記録&その後

栄養指導

2006-11-10 17:27:07 | リハビリ日記
退院が近づきつつある中、ふと思ったこと。
私、家へ帰ってからも、病院の食事みたいな食生活ができるんやろか?
少々心配

だって、倒れるまでは、正直言ってあまり栄養のことは考えてませんでした。
私の倒れた原因は高血圧。
塩分と脂肪分を控えないといけません。

さあ、どうしよう。

病院での食事は・・・
朝はパンとりんごジュース。(朝から牛乳を飲むとよくお腹が痛くなるので変えてもらいました)+果物
で、お昼が魚がメインのメニューの場合、夜はお肉。
お昼がお肉のときは、夜が魚。

といった具合に、ひじょーにバランスのいいものでした。

そこで、病院の食事を管理している栄養士さんに、退院前の栄養指導を受けることにしました。

まず塩分について。
現代人の食事は塩分が多いのは仕方がないとのこと。だから、塩分を多く摂らないようにすることも大事だけれど、塩分を出すことに重点を置いたほうが、これからの食生活は楽しくなるよって。
だってね、ああ、これは塩分多いからパス、あっこれも、なんてことになったら何も食べられなくなっちゃうからね。

で、野菜を多く摂りましょう。特にカリウムの多いものを。
カリウムには利尿作用があり、塩分も一緒に排出してくれるのだそう。
例えば・・・
大根、すいか、キウイ、レーズン、かぼちゃ、トマトなどなど。
そういえば朝食の果物に、キウイがよく付いてました。しかも、まるごと1個。

それから、酢の物は必ず1日1回は摂りましょう。
海藻類も。ひじき とか わかめ です。

お味噌汁は具沢山のものにしましょう。そうすれば、具から味が出て、味噌が少なくてすみます。

あと、漬物は・・・できればあまり食べないほうがいいけれど、食べるのなら2~3口程度。
また、お浸しにかける醤油はお水で薄めて使うと塩分控えめになります。

醤油のかわりにレモンやコショウなどを使うと、焼き魚などは塩を使わなくても十分食べられます。

煮物や汁物を作るときのダシは粉末ダシを使わずに、できればカツオそのものやニボシなどを使いましょう。粉末ダシには塩分が含まれて居ます。

外食をすると、どうしても塩分を多く摂りがちになります。外食はどんな人が食べてもおいしいと感じるように濃い味付けになっています。だから、どうしても外食をしたときには野菜を多く摂るようにしましょう。外食をしちゃダメとは言ってません。

油・・・これに関しては、お肉なら脂身の少ない部位を使って調理するとか、油抜きをする、テフロンのフライパンを使うなどなど。初歩的なことですが、今まであまり気にかけていませんでした。

これから先、何十年という間、生きている限り食べるということはついてまわります。しかも調理するのは私。
極端な話をすれば、私の料理が家族の健康をも握っているわけですよ。

入院したときに問診で
「家族に脳卒中になった方はいませんか」
と聞かれるのはこういうことだったのか、とつくづく思いました。

栄養指導は、私にとっては本当にありがたいものでした。

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