そらの卒園式でした。お父さんも仕事を休んで来てくれました。私は白っぽいグレーのスーツを着て行ったのですが、お母さまたち、みんな黒でした・・。まあ少数は白のスーツを着ているお母さんたちもいたのでほっとしました。きっと入学式はお母さまたち、白っぽいスーツを着てくるんでしょうね。日本は入学式と卒業式に2着用意しないといけないので大変だなと思いました。私はこれから入学式と入園式もありますが、これ1着でいきます。。
アメリカは入学式も卒業式もなかったし、オリエンテーションで始まり、グッドラックで終わります。日本はこの卒業式も含め、運動会、発表会、参観日、親への見せ場が多いなと思いました。しかしそれらの見せ場によって子供の成長をよく感じ、たくさん感動させられました。卒園式なんて、先生にありがとう、お父さんお母さんにありがとう、お友達にありがとうなどと、手紙を書き、歌い、日本人ってとっても優しい人種だなあと最終的にそんなことまで感動してしまいました。
1年前、引っ越してすぐにそらが幼稚園に行けるか不安でしたが、無事に入園できて、1年間幼稚園に行き、たくさん学び、たくさん楽しめたことを本当に感謝しました。
でもこの幼稚園、仏教なのか、園児が入場してくるときに一人づつろうそくを持ち、仏様の前でおじぎをしていました。なんだか笑けてしまいました。
そらは『テレビっ子』です。ドラえもん、クレヨンしんちゃん、トランスフォーマー、たまごっち、Eテレなどの子供番組やアニメも大好きなのですが、大人が見るバラエティー番組も大好きです。『ほこたて』や『珍百景』なども大好きで、クイズ番組はそらにとって難しいはずなのに、本気になって考えて答えています。『ケンミンショー』でやっていたご飯を真似して作ったり、いろんなテレビの真似をしたり、真似て描いたりします。本当にテレビをちゃんとよく見ているんだなあと感心します。
そらはテレビを見ながら「バナナマン~」(日村さん)、「春日さん~」、「スギちゃん~」などと言ったり、この間ミスタードーナツを買いに行ったときデラックスマツコのポスターみたいなのがあり、そらが笑いながら「え~何でマツコさん~!」と言いました。
この間、あっちゃんがそらの入学祝にめざまし時計を買ってくれるという話をしていたとき、「ポケモンのめざまし時計はライトも付くし、いろんな音楽もあるんやって」という話をしていました。そしたらそらが「じゃあ、きゃりーぱみゅぱみゅの「ファッションモンスター」も?」と聞きました。母はそんなことどっから知ったんや~?と思いました。
あと、そらは芸人さんの『あたりまえ体操』の歌もよく歌います。
私も昔はよくテレビを見てテレビが大好きだったけど、今はほとんどテレビを見ません。お父さんがよくテレビを夜見ているのでそれをそらはよくしっかり見ているんだと思いました。あとは幼稚園で学ぶのかな~。お父さんとお母さんが別にそらに話したこともなく、両親の会話でもそんな芸能人の話など出てこないのに、母の知らないこともそらはよく知っているのでびっくりです。
うちの近く、徒歩1分ほどのところに小さなスーパーがあります。この間そらとはると3人でそのスーパーへお買い物に行き、お店から出たときに、うちの近所に住むそらより一つ年下の同じ幼稚園に通うお友だちが一人でおさいふを首にかけてお店に入ろうとしていました。「あ、○○くん」と声をかけると、その子は「一人でお買い物に行くの」と言ってお店に入って行きました。
またあるとき、朝の子供の番組で「パンパカパンツ」という何の生き物か分からないけどパンツを頭にかぶっておしりをフリフリさせながら歌っている番組があるのですが、そのテレビで「♪パンパカパンツ~ひとりでおつかいパンパカパンツ~♪」と歌っていました。
多分この二つに影響されて、そらは「そらも○○くんみたいに一人でおつかい行きたい」と言い出し、ほんとに近くのスーパーだけど、母は心配であまり行かせたくなかったのですが、そらが行きたいというもんだし、○○くんも一人で行っていたしと思い、「じゃあ、玉ねぎ買って来て」と言って200円渡して行かせました。私が思ってたのは袋に玉ねぎが3つくらい入っているのを想像していたのですが、そらは新玉ねぎを買ってきました。200円持たせて150円のものを買ってきたけど、50円おつりを持っていなくて「どしたん?」と聞いたら「箱に入れちゃった」と言いました。レジの前にある震災の募金ボックスでいつもそらはその募金ボックスにお金を入れたがるのです。その募金ボックスに入れたんだと分かりました。
でもそらが無事に帰ってきて、無事におかいものができて私も安心して嬉しくて、「よく一人で行けたな~」といっぱい褒めてあげました。そらはキットカットのお菓子に手紙を添えてくれました。
(でもアメリカで子供を一人でおつかいに出したら母は警察に連れて行かれちゃうよな・・・。)
そらの幼稚園の発表会がありました。多分日本の学校にとって運動会と発表会は重大イベントだと思います。そらにとって初めての発表会。運動会と同様、発表会も隣の高校の校舎の舞台であったのでとっても大きな舞台で立派でした。
最初の手話を使っての歌の発表は歌はほとんど歌っていなかったし、むしろあくびをしながらですが、手話もなんとかできていました。
合奏のそらの担当はマラカスで、合奏のAKBの歌は大きな声で歌っていました。そらは大きいので後ろの席でよく目立っていました。
そらのクラスはオペレッタといって、音楽に合わせて劇をする出し物でした。そらは力持ちの役で、これもなんとか周りのみんなについていってる感じがしましたがよく頑張りました。これまたあまり歌っておらず、みんなが歌っているところで大きなあくびをしていました。
音楽や踊りにあまり関心のないそらなので、周りの子たちのようにのりのりに楽しんで発表している感じはなく、ちょっとやる気はない感じではありましたが、アメリカの幼稚園も含め、今までの幼稚園生活を振り返り、何だか私自身そらの成長を感じ、感動してしまいました。良い発表会、そらよくやったな!