私たち家族は今月、私たち夫婦の故郷、日本へ帰国することになりました~
私が初めてアメリカの地を踏んで早9年、こんなに長くアメリカ生活をおくるとは思ってもみませんでした。長かったようであっという間だった気がします。夫は渡米してから11年も経ちました。夫は面白いことに、徳島県、茨城県、アメリカの3ヶ所に同じ11年間住みました。
私は初めてアメリカに憧れを持ったのは小学生のころで、その頃からなんとなくアメリカに留学したいと思っていました。高校生の頃は大好きな洋画をたくさん見たりして、自分でアメリカを体験したいと思いました。
アメリカで暮らし始めて最初の頃は何もかもが新鮮で、とても嬉しい気持ちでいっぱいでしたが、アメリカで生活するようになって初めて、私は日本人であることを再認識しました。カルチャーショックを受けたり、自分の知っていることがアメリカの常識でないということに戸惑いを感じたりもしました。
また、日本を離れてみて初めて、生まれ育った日本、京都、地元を愛する気持ちが何十倍にも増し、生まれ育った国、町の良いところがたくさん見えました。また、日本に住む家族や兄弟と離れてみて、彼らのありがたみがとてもよく分かりました。
アメリカでアメリカ人以外にもたくさんの国の人々と出会い、友だちになり、日本にいたときより外国(人)への偏見がなくなりました。良い人々と出会い、世界の良いところをたくさん知りました。
私は今でも言葉の壁があり、英語はそんなに上手ではありませんが、英語は大好きだし、アメリカ人も大好きです。たくさんの良い人たちとめぐり会えたこと、この広い大きなアメリカに住めたことにとても感謝しています。
外国へ外国人として学校へ行ったり、子育てしたり、生活することは難しいと感じることが多かったけど、今では全部楽しい、良い経験だったと思っています。
日本に帰ることをずっと切望していたので、今は日本に帰れることへの感謝、期待と少しの不安を抱いています。
ありがとう、アメリカ!さらば、アメリカ!