昨年に続き、浄源寺(愛知県瀬戸市)にセリバオウレンに会いに行ってきました。
この日は雲一つない快晴でしたが、セリバオウレンには関係ありません。
浄源寺の庭は東から北を山の斜面に生える木々に、南を本堂に囲まれているため、なかなか陽が当たりません。
オウレンにとってはそもそも山地の山林樹の湿った木陰に自生する植物なので文句は言えません。
ただ写真を撮るには厳しい条件で、手振れを防ぐためにISO感度を高くしたいのですが、画質とのバランスで設定をどうするか悩ましいです。
1)セリバオウレン(キンポウゲ科オウレン属)
日本固有種の多年草で、葉の形がセリに似ることに由来。
2)細長く白い花びらに見えるものは萼片で5 - 6枚つき、花弁はさじ形でより小さくて数が多い。
左手前の花は萼片が5枚、花弁は12枚あります。
その内側に雄蕊が沢山あります。
3)雌雄異株でこれは両性花
雌花、雄花、両性花があるとのことですが、雌花を見ることはできませんでした。
4)これも両性花
雌蕊の色が前の写真とは異なります。
茎の色が雌蕊と同じです。
5)両性花たち
6)雄花たち
7)雄花
8)下が雄花、上が両性花
9)地中の根茎は黄褐色をしており、「オウレン(黄連)」という生薬なんだとか
10)苦味成分ベルベリンが唾液、胃液の分泌を促進して、胃粘膜に直接働きかけることにより、消化を促進し、食欲を増進させ、下痢を止める作用のため、整腸薬、健胃薬として効果を発揮するそうです。
11)雌蕊は花後に柄が伸びて、果実は車輪状の軸の先に袋がついたような形になる。
12)このような果実のつけ方からセリバオウレンは被子植物では原始的な姿をとどめているといわれる。
果実も今度見てみたいです。
13)バイカオウレン(キンポウゲ科オウレン属の多年草)
丸みを帯びて幅の広い萼片が梅の花を思い起こさせることが「梅花(バイカ)」の名の由来
14)白い花弁にみえるのは萼片で、花弁は蜜を分泌し、黄色で萼片より小さい
セリバオウレンより花期は少し遅いようですね。
昨年は綺麗に咲き揃っていたので、1週間ほど早かったのかもしれません。
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