舞栗倉庫

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TRY

2006-11-20 19:17:32 | Stupid
最近日曜日に決まって見るテレビ番組に「噂の東京マガジン(TBS)」というものがある。「噂の現場」というコーナーでは、全国各地で問題となっている自治体の仕事ぶりに憤りを憶え、カミサンとともに「全くコームインなんてどこ行ったってろくなことしやしねぇ!」と毒づき、「平成の常識・やって!TRY」のコーナーでは「この娘ヤバいんじゃないの~??」と腹を抱えて笑う。

知らない方へ。

「やって!TRY」は街中や遊園地、スキー場など人の集まる場所に簡易のキッチンを作ってその場所に来ている女の子に料理をしてもらい、何割の娘が正しく作ることができるか、というのを放映する。

番組作成の側にしてみたら、そりゃ面白い間違い方をしてくれる娘をチョイスして放送したいから(視聴者にしても全く異議のないところであります)一般的には考えられないような間違いをしてくれる娘がいて、大いに受ける。

昨日はこのコーナー自体が無かったんだけど、1週間前のお題は「麻婆豆腐」(僕はCFP試験があって見てないけので、カミサンの証言)。出てきた女の子、肉と長ネギを炒めたあと「絹ごし豆腐」と言って手にしたものが「杏仁豆腐」。炒めたら杏仁が全部溶けちゃって「甘くて辛いグジュグジュしたもの」が完成した。この娘はその1週間前に「麻婆豆腐」を食べたと言っていた。

「メンチカツ」の日も壮絶だった。「合い挽き」を使うと称して、豚足と牛肉をミンチにしたり、やはり合い挽きと言って.1.5cm厚の豚と牛の肉を貼付けて、衣をつけて油で揚げた娘。かき揚げを作ってほしいと言われ、具を油をひいた丼なべ(カツ丼や親子丼の具を纏めるときに使うあの浅いなべ)に広げて炭になるまで火にかけた娘。

そんな娘ばかりかと思っていたら、「へぇ~今でも生息してるんだぁ~」と懐かしく思うような「ヤマンバ娘」かキレイな錦糸玉子を作ってみたり・・・世の中広いなぁ。

以前、若い奴らと野外で料理をしようとした際に薪で火を起こしたことが無いやつがいてそれはそれでカルチャーショックを受けた。

薪を敷き、その上にただ畳んだだけの新聞紙を何枚か置き、どうするのかと見ていたらマッチに火をつけてそのマッチを新聞紙の上へ放り投げちゃった。マッチは一本だけだし新聞も畳んであるだけだから火はすぐに消えた。それを2~3度続けたかと思ったら、おもむろに「サラダ油」の容器を持ち上げ新聞紙にドボドボと・・・。「ガスを止められたらこいつは生きて行けないな」。

火に寸胴をかけてパスタを茹でようと言うと、30cmほどの寸胴なのに500gのパスタ全部入れてしまうし、入れたら入れたでかき混ぜもしないもんだから芯が残った状態でなべ底に張り付いちゃうし。

ファミリーを集めてカレーを作ると、最初からタマネギ、人参、ジャガイモ・・・おまけにルーまで入れて水から火にかけるお母さんもいる。出来上がって「沢山作ったから食べてください」はいいけれど、これのどこがカレーなんですか?なんてこともしょっちゅうで、人間生きてるうちにいろいろ経験しとかないと恥かきますねぇ。