舞栗倉庫

過去ログ

じっと手を見る。

2006-11-16 18:23:13 | Asia
「ネットの普及により若年層の右傾化が・・・」的ご意見をたまに見るけど、ホントにそうなんだろうか?中共や韓国が言うように日本は軍国主義に戻ろうとしているのか?そもそも「軍国主義」自体、なに?な僕は答えを持っていないんだけど、最近になって遥か昔の高校生時代の記憶が蘇ってきて「右傾化」とは違うんじゃないかなぁと、何となく思っている。何となくだから、突っ込まないでね。

高校で選択していた世界史(僕は履修科目数、足りてたんだろうか?今更足りていませんなんて言われても、イヤだかんね)の授業で、教科書も終わりに近づいてきた頃、教師から「受験で世界史を選ぶ人もいるかもしれないが、太平洋戦争の戦中戦後に関する出題はないので、授業では触れない。」そして最後の授業で「今から歌を歌う。今は意味が分からなくて良い。ただ黙って聞いてくれるだけでいいから。」と言われた。

言われるままに意味もまるっきり解らず、それでも冗談の通じるような教師ではなかったから誰も茶化すこともせず、只々聞いた。教師は曲目を言ったが今となっては思い出せない。でも歌詞の概要は少しだけ憶えている。

「ソビエト・・・社会主義・・・労働者・・・」左翼賛美の歌だったんだろう。あの教師、朝まで生日教組だったんだな。そんな歌歌うぐらいなら、戦中史の1ページでも話してくれれば良かったのに。その頃僕らの使っていた教科書には「慰安婦強制連行」なんて記述はなかったんだから、その点に関しては「正しい歴史認識」が出来たと思うんだけど。




●日本で初めて慰安婦問題を広めたのは、千田夏光氏の著書である。著書の中で氏は「挺身隊」として動員された朝鮮人女性20万人の内、5~7万人が慰安婦にさせられたと書いている。挺身隊は軍需工場などへ勤労動員された者で慰安婦とは全く別のものであり、強制的に慰安婦にされた例は確認されていない。反日運動家の流したデマを氏が検証せずに書いたものと思われる。

(ふむふむ、それから?)

●次が吉田清治著の「私の戦争犯罪ー朝鮮人連行ー」という本。
氏は韓国済州島で女性狩りを度々行ったと告白した上、日本・韓国・米国などで謝罪講演を行った。

しかし、千葉大の秦郁彦教授が済州島での現地調査を行ったところ、吉田氏の告白したような事実は無いばかりか、住民の反応は「あんた、あに言ってるだぁ?」であり(笑)、現地新聞でも「吉田証言に該当する事実は無い」と報道していた。

(んじゃ、それでおしまいでいいんじゃない?)

ところが、朝日新聞が吉田証言を取り上げて権威付けをしてしまったため、韓国政府と国際人権委員会が証言に基づき報告書を作成した。

(おいおい、朝日はどこの新聞なんだ?)

●1991年から朝日は慰安婦強制連行キャンペーンを開始し、被害者とされる女性を報道したが、本人が日本に来て証言をしたところ、実家が貧しくキーセンハウスに売られ、3年後に慰安所に連れてこられたことが判明した。

それでも朝日は訂正記事を出さずに、吉田証言を真実と報道した(後年、吉田氏は作り話であったことを認めた)。

●翌92年1月、宮澤首相は訪韓時に「強制連行」を謝罪し、その後の「江(沢民)の傭兵」官房長官もこれを追認した。
政府高官2人の軽率な謝罪によって、国連に対する報告書の中で日本政府が犯罪を認めたとこととなる。

(あっちゃぁ~)

韓国マスコミは「小学生までも慰安婦にさせられた」と報道する始末であった。

●同11月、「強制連行」論者であった中大吉見教授編集の「従軍慰安婦資料集」の中にも強制を示す資料は無く、その5年後に出演した「朝まで生テレビ」で教授は女性狩り的強制連行、および挺身隊が慰安婦にさせられた例も確認できなかったことを認めた。

従って、慰安婦強制連行問題は調査も議論もしつくしていて「そんなこと無かったもん」で、終わりということなのね。

そもそも強制連行が事実ならば「何でもかんでも日帝が悪い!!」と主張したいお国のこと、1965年の日韓基本条約締結時に当然「謝罪と賠償」を強要するだろうけど、それが一切なかったってんだから、なかったんだね。




●だから、この件に関してしか触れてはいないんだけど、「ネットによる右傾化」ではなく(勿論思いっきり右の人たちだっているんだけど)無意識に左に傾いていた人々が、ネットによって「何とな~く、ちゃうような気がするなぁ・・・」と気づいて、軌道修正始めたんとちゃうんかなぁ。僕はそんな気がする。



「留保金課税の撤廃」や「法人税の実行税率軽減の検討」で、足りなくなれば「個人住民税の値上げ」「消費税率アップ」・・・ますます個人は貧しくなって行き、ジニ係数は拡大・米国を追随。ワーキングプアとかなんとか言ってるけど、ホント苦しくなるなぁ。

「働けど働けど我が暮らし楽にならず、じっと手を見る・・・」

正直、お隣の国のことなんか構ってられませんよ、ホント。