木造建築憧憬

今日は北海道の湘南こと伊達市に行ってきましたー
所用ついでに去年伊達に引越されたOさんと待ち合わせ♪
デートの先は開拓記念館・・・古いもの好き女子同士盛り上がりました。
道の駅に車を止めて、歩いてすぐ迎賓館が見えてきます。
明治25年に建てられた木造二階建ての建物で、
仙台の伊達邸を建てた棟梁の手によるものだそうで
和洋折衷、ぐるりと縁側に囲まれた和室はすべて数寄屋風の書院造
一階の和室の欄間は必見です。普通の欄間の3倍の幅はあるでしょうか
とても細い木を緻密に組み合わせてあり、現在まで完全な姿で保存されています
洋間は全面ガラス張りで所どころに手すきガラスも残っていました。

写真撮ろうと思ったんですが、この感動は私の腕では伝え切れないと断念。
自分だけの心のフィルムに納めてきました（ぶっ）

さて、迎賓館を出てクロ松の巨木を背に歩くと茅葺屋根が見えてきます
旧三戸部家住宅（重要文化財）現存する最古の農家住宅だそうで
・・・ちっちゃいです。一人暮らし用かと思いました。
一応中には土間と囲炉裏の部屋と納戸があるんですが
囲炉裏のまわりに寝たとしても布団は３枚ちゃんと敷けなさそう
茅葺の屋根がいいですねー骨組みが縄で縛っているのが見えます
茅葺も感動ですが、土壁もなかなか北海道では見ないですよね
雪がほとんど降らない地域だから残せる気がします
札幌にあったら、積雪の重みと凍結と溶解で一気に・・・

さて、開拓記念館へ
伊達家ゆかりの品々が見事です。ほとんど江戸時代のもので
漆器刀剣甲冑など。正宗の直筆の書状なんかもみれちゃいます
鑑定団的お宝をほほうと見て、終了

前から気になっていたグースさんも連れていっていただきました。
陶器と骨董、布小物など多彩な品揃えで思わず目が泳ぎます
・グース（伊達市山下町123-9　0142-22-1077　火休）

去年の秋に引越されたばかりで遠慮ぎみにお邪魔しましたが
今は布作家になられたOさんのお宅は平屋の長屋二件ぶち抜きで
竹や和紙にカゴなど自然素材に囲まれた暮らしぶりで
家具は木工作家の旦那様手製。白木のままの家具は自然と風合いが変っていきます。
素敵すぎです。

最後の目的地はひいおばあちゃんの家。
小学校以来行ってなかったので、今回は絶対訪ねたかったんです。
おぼろげな昔のイメージでは純日本家屋。
木造で建具が全部骨董みたいにぴかぴかしていて…

しかし年月は経っていたわけで。
ひいおばあちゃんの生きていた頃から早何十年…
その後ももちろん親族が住み続けていた時代があり
現代的にメンテナンスされながら今に至ったその姿は
サイディング加工された壁とトタン屋根にアルミサッシ！！！


♪思い出は～美しすぎて～（by八神純子）