なまぬるい生活

エホバの証人 元二世のブログ

バプテスマを希望する人たちのための質問

2008年07月28日 22時55分55秒 | 一般記事
組織の本 196-197ページ

エホバの証人として献身し、献身の象徴としてバプテスマを受ける場合、会衆の長老と「エホバのご意志を行うための組織」の本を使って「バプテスマの討議」をしなければいけません。

質問に対して答えるのですが、ものみの塔研究のように答えが直接書いてあるわけではありません。

それぞれの質問に対し、答えを導き出せる聖句が引用されており、その聖句から答える、という形式です。

と言っても、聖書から自由に注解できるわけではなく、エホバの証人の教義に合わせた、司会者が期待するような答えを言わなければなりません。

例えば、197ページ 10節に「クリスチャンが血を避けるべきなのはなぜですか。血を避けるとはどういう意味ですか。」という質問があります。

この質問に対して期待されている答えとは、「血を飲むことや、血の抜かれていない肉を食べることを避け、輸血も避けます」と言った内容だと思います。

間違っても「輸血は個人が決定するべき問題」とか、「血を避けるように神が命じておられるので、血液から作られる血液分画も厳密に避けなければなりません」のように、「組織の教え」とは異なる答えを言うとバプテスマは保留となるでしょう。

輸血・臓器移植・骨髄移植など聖書にはっきり禁止されていない事柄は個人が決定するべきでしょう。

この点で、ものみの塔 1980年6月15日号 31ページの「読者からの質問」は役に立つでしょう。一部を引用します。

聖書は特に血を食べることを禁じてはいますが,他の人間の組織を受け入れることをはっきりと禁じている聖書の命令はありません。そのわけで,この問題について決定を迫られる人各々は,物事を注意深く,祈りのうちに考量し,それから神のみ前で自分のできること,あるいはできないことを良心的に定めなければなりません。それは個人的に決定を下す問題です。(ガラテア 6:5)ある人が臓器の移植を受けたとしても,会衆の審理委員会は懲戒措置を取らないでしょう。

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