米作り奮闘記 高齢舎(田中ファーム)

還暦を迎え、ラストチャレンジは米作りです。孤軍奮闘、手探りの米作りは、どうなるでしょうか。

溝掘り

2015年02月02日 | 稲作
野焼きで姿を現した河東地区の棚田で、溝掘りをしました。

地権者の方が高齢になったことと、農業機械が埋まる湿田のために何年も休眠農地になっていました。

下の田んぼは何とかトラクターで耕せそうですが、手前の田んぼはひどくぬかるんでいます。

米作りが盛んな頃は耕作面積を1aでも広く確保するのが当たり前、溝を掘ることなど論外だったのでしょう。

50センチ位の深さで溝を掘ったのですが、見る見るうちに地下水が染み出してきました。

今日は排水路までは掘れなかったけど、土手際を掘り終えることが出来ました。

直ぐ下に隣接する田んぼの池上さん(85歳)が、車を止めて話しかけてきました。

辺りの景観の変わり様を、「あんたたっが、しっくれたとや」と喜んでいました。

自分の田んぼを維持するので精いっぱいだったらしく、ここの田んぼの雑草にも長年心を痛めていたそうです。

5時の合図が鳴っていますが、まだ明るくて日照時間が長くなって来ました。