甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

野坂昭如「絶筆」 2015

2024年02月19日 19時54分57秒 | 本と文学と人と

 この土日から今日まで、大阪の実家へ行ってきました。家族に会い、お酒を飲んで、肝臓を少しいじめて、ヘロヘロになって雨の中を帰ってきました。

 何のために出かけたんでしたっけ? 甥っ子が入試を終え、やっと合格したということだったので、そのお祝いに出かけたんでしたね。それは良かった。未来に向かって彼の行く道が広がっていきます。

 どこかに留学したいというので、ロサンゼルスにして欲しいな、とかと思ったりします(いつもながら都合のいいことばかり)。そうしたら、ドジャースとブレーブスの試合が見られるかなとか……。そんなにうまくスケジュールが合う訳はないから、見たいのなら自分でアトランタに行け、という話ですね。どこでもいいや、そんなの期待するより、自分で道を開くことが大事ですもんね。

 私は、もう二十何年もアトランタ・ブレーブスのファンをやって来ましたけど、まあ、それだけのことで、ドジャースは宿敵です。倒さなくてはならない。ロサンゼルスはアウェーでしたね。ホームの方がいいな。


 大阪のブックオフで、いくつか欲しい本を見つけました。でも、どれも既視感があって、自分で切り開くものではなかった。だから、自分とは関係のない、ものすごく昔に「アメリカひじき/火垂るの墓」を読んで、他には文春文庫で出ていた「エロトピア」くらいしか読んだことのない、野坂昭如さんの「絶筆」という本を一冊だけ買いました。

 野坂さんは、2004年に脳梗塞で倒れ、禁酒禁煙とリハビリの日々だったそうで、その生活の延長で亡くなる2015年までずっと口述筆記でエッセイを出しておられたそうです。それが文庫本で600ページもあって、それをチビチビ読ませてもらうことにしました。

 リハビリ生活がメインなのですが、何とも言えない野坂さんの雰囲気があります。そして、なんとうちの父と同級だったなんて、まるで父の日記を見せてもらっているようで、懐かしい感じもします。

 父は、野坂さんみたいにあれこれと活躍した人ではないけど、同じ空気を抱えて生きてた人だったのだと改めて感じることができます。とはいえ、まだ60ページしか読んでないから、まだまだこれからです。

 今夜も読書します。雨はずっと降っているし、明日も雨なんだそうです。読書が進むね! お仕事はいつ行くんだろうね? 行かなくてもいい日が来るんだろうか? いや、お仕事があるのを感謝しなくちゃね!


 実は、何年ぶりかで「火垂るの墓」や「エロトピア」を取り出してみて、なんとまあ、高校三年生のころに二冊とも買ったみたいで、勉強もしないでこんなの読んでたのかと、しみじみしたところでした。甥っ子なら、絶対に読まなかったでしょう。彼は真面目ですもんね。オッチャンはとんでもないヤツですから、野坂さんの本を改めて読んでたのか。

 それにしても、「エロトピア」は二巻しかないけど、一巻はどこに行ったのやら? 売ってしまったのかなあ。何だかザンネンです。


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