甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

広島からガンダム・焼きパン

2023年05月25日 20時41分43秒 | 三重・熊野さんぽ

 先日、広島サミットが終了しました。その途端に、広島関係のニュースはなくなって、もう世の中的には広島のことを忘れてしまった感じになりました。

 それは世の常ではありますが、なんと移ろいやすいものなんでしょうか。もう、イヤになってしまう。まあ、何を今さらということでしょうね。そんなの、わかりきったことなのです。言ってもしようがない。

 私は遅ればせながら、広島上空の絵を見つけました。見づらいと思いますが、街にまぎれてANAの飛行機が飛んでいます。昔は海に面したところに空港がありました。

 日本にはどれくらい海に面した空港があるのか、羽田空港、中部国際、関空、神戸、鳥取、米子、宮崎、大村、那覇、そんなところでしょうか。もっとたくさんあるはずですが、急には思い出せないな。

 海に面していたら、海の向こうから攻めて来る敵にはターゲットにしやすいでしょうね。でも、日本はどこと戦うんでしょう。そんなのいないから、海だろうが、どこだろうが、いいんだと思います。

 これは、西村繁男さんという方の絵本「絵で見る日本の歴史」福音館 1985という本のラストの絵でした。古代から始めて俯瞰的に日本の人々の様子を描き、最後のところは、現代の広島市でした。平和公園や市民球場などが見えます。街に紛れて飛ぶ飛行機、そして、日本の歴史の最後がどうして広島の空なのか、というと、あの日B29から見えていた広島が、現在はこんなに伸びやかな町になっているよ、というメッセージでもありました。

 そう、声高に言う必要はない。静かに、当時のことを思うだけでいいい。それなのに、今回のサミットのホストであるKさんのお坊ちゃまや親族のみなさんは、公邸で乱ちき騒ぎだったという報道がこのタイミングでなされるんですから、世の中とは不思議なものです。

 どんなにだらしなく、我が世の春を楽しむ人々がいたとしても、誰もそれを止められない私たちなんですから、本当に私たちって、寛容すぎるというのか、怒る気持ちもなくしてしまったというのか、根幹が砕けている気がします。もっと怒りたいのに、怒りを忘れてしまっている。飼いならされてきたからなんだろうか。



 そんなこととはつゆ知らず、私は先日ノコノコと伊勢の外宮に遊びに行きました。目的は、外宮前の新しいパン屋さんだったんですけど、行ってみたら、お休みだった。仕方がないから、内宮とは反対側の伊勢市の西側を少しだけ歩いてみました。

 伊勢の町は、宇治と山田、たぶん、東の内宮さんが宇治地区、西の外宮さんが山田地区で、この2つの地区はそれぞれに競い合い、時にはケンカもしながら、やって来たみたいで、一緒くたにして「宇治山田」という風にもまとめていますが、本来は別々だったようです。2つの地区のケンカの場所の碑みたいなのも見つけて、この狭い範囲で東西に分かれて主導権争いみたいなのがあったのかと、思いました。

 今回は、西側の山田地区のアーケードにガンダムを見つけました。何だか珍しかった。

 そして、同じくその商店街の中で、古い餅やさんがあって、二人のおばあさんが何か買っておられました。それにつられて私も、お餅を3つ買って、黒糖ういろうも買って、5枚で270円という焼きパンも買いました。


 甘い、お饅頭でもないし、ビスケットでもないし、カステラでもない、かといって乾パンでもない。不思議な触感の焼きパンに満足して、パクパク食べました。もっとたくさん買って来ればよかった。

 伊勢は、古いもの、あちらこちらにあって、知らない人は素通りだけど、何とも言えない味わいがありました。地元民としてはこういう楽しみを探さないといけないですね。


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