甘い生活 since2013

俳句や短歌などを書きます! 詩が書けたらいいんですけど……。

写真や絵などを貼り付けて、二次元の旅をしています。

飯南町から大台町への山越え

2023年08月27日 21時37分26秒 | 三重・熊野さんぽ

 八月最後の日曜日、朝から晴れていました。外に出ていく気力はなかった。庭仕事も、少し飽きてきた感じ。というのか、あまり頑張ったら、すぐシャワーでもしなきゃいられないくらいの、暑さで、今日はそんな気になれなかった。

 そして、日曜美術館では、鹿児島の大隅半島のお医者さんの家に生まれたという八島太郎という人を取り上げていました。なんとNHK鹿児島が作った45分だった。だから、桜庭みなみさんが朗読で出てたんだ。彼女もなかなか作品に恵まれないけど、うまく使ってもらえたらうれしいな。

 彼女は三菱地所のCMくらいから気になってましたけど、真面目過ぎるんだろうか。まあ、今回の朗読は、なかなかよかった。

 もう少し八島太郎さんのことは研究して、そのうち書こうと思います。そして、ネットででもいいから、八島さんの絵本を手に入れたいなと思いました。

 ずっと望郷の気持ちを抱き、鹿児島にアトリエを持ちたいという本人の希望もあったというのに、ふるさとは彼に帰ってもらうチャンスを与えなかった。だから、彼はニューヨークからカリフォルニアに引っ越して、せめて鹿児島的な風土に暮らそうと思ったようでした。ああ……。


 それで、私は、昼から温泉でも行こうと、ドライブに出かけました。ただ、八月最後の日曜なので、どこも何となく混んでいるし、ソワソワした感じで落ち着かなかった。

 いつもの馴染みの、松阪市の飯高道の駅の温泉でもよかったけれど、最近ここはよく来ているので、やはりちがうところへ行こうと、櫛田川沿いから山越えをして、宮川の谷に降りてみようとしたのです。

 以前、松阪市の飯南町から南の町の大台町まで、正式にはR166からR42へと走ればいいんです(帰りはこちらを通りました)。でも、何十年も三重県に住んでいるのに、ちっとも道を外れていなくて、山越えのルートを走れば近道ができると、誰かに聞いたのか、何となく知ってしまったのか、とにかく、こんなヒマな時こそ、その山越えの道を走ってみようとしたのです。

 カーナビに目的地を入れました。いくつか道を提案されましたが、山越えルートをしたいとお願いすると、40分くらいで到着できるようでした。それは、わりと近道かもしれない。14時のひるさがり、私の山越え探検は始まりました。

 感触としては、狭いところもあるけど、仕出し屋さんなどはこの山道を通って品物を届けたりもするみたいだし、それも無理ではない感じでした。

 高いところも走って、こんな見晴らしがいいのだから、どこか展望台を作るとか、もう少し魅力づくりでもしてくれたらいいのに、知る人ぞ知る道にしておきたいのか、クネクネ道だけど、走りやすい道は、ナビの言うとおりに38分くらいで達成できました。

 ただ、地図でも、ナビでも、時間的にも、もうあと少しというのがわかっているのに、道はずっと山の中で、最初と最後だけは町だけど、少しは集落はあったけれど、私なんかが生活道路として使うか、と問われたら、やはりNOと言いたくなるような、寂しい道ではありました。


 宮川の谷に出たら、少しだけ川をさかのぼってみましたが、こちらにも今から出かける都会ナンバーのクルマがたくさんで、もうどこにも私の遊び場所はないのだとようやく気付いて、帰ることにしたんでした。

 こんな風にして、私の夏は過ぎていくようです。

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