経済中心に書いてます!

趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

2016.08.29(月) 本日の注目指標★☆… ビッグイベントのある週の月曜ですが…更新

2016年08月29日 21時55分55秒 | 投資ノウハウ


本日の経済指標は、ビッグイベントのある週の月曜ですが、とりあえず金曜の反動を見守りましょう…

・英国市場は休場(サマーバンクホリデー)

メクラー・スイス中銀理事がブリュック紙とのインタビューで発言…
・マイナス金利は引き続き重要な手段
・金融市場は英国とユーロ圏の追加金融緩和を見込んでいる

17:30↓↑↓↑香港小売売上高(7月)
 結果-7.7% 予想-6.5% 前回-8.9%(価額ベース・前年比)
 結果-8.5% 予想-7.4% 前回-9.6%(数量ベース・前年比)

18:00?ギリシャGDP確報値(第2四半期)

?モスコビシ欧州委員、ギリシャ財務相・ギリシャ経済相と会談

21:30→↑米国個人所得(7月)結果0.4% 予想0.4% 前回0.3%(0.2%から修正前月比)

21:30→↓個人支出(7月)結果0.3% 予想0.3% 前回0.5%(0.4%から修正前月比)

21:30→↓PCEデフレータ(7月)結果0.8% 予想0.8% 前回0.9%(前年比)

21:30→→↑→PCEコアデフレータ(7月)
 結果0.1% 予想0.1% 前回0.1%(前月比)
 結果1.6% 予想1.5% 前回1.6%(前年比)

☆米PCEコアや個人所得・支出はほぼ予想通りの結果で…ドル相場は特段の変化はみられず!





【経済と日本株】あべともこ氏(民進):トマトの温室栽培の研究を見せて頂いた[FISCO]

2016年08月29日 21時42分05秒 | 市場動向チェックメモ
政治から読み解く【経済と日本株】あべともこ氏(民進):トマトの温室栽培の研究を見せて頂いた[FISCO]


・あべともこ衆院議員(民進)は「平塚の県農業技術センターで…
・農業のICT化の取り組みとして、トマトの温室栽培の研究を見せて頂いた。

・温度や湿度の管理、水耕栽培の一種のマット等、実際の管理コントロールが進んでいる。
・果樹の樹体ジョイント仕立て法は素晴らしく、梨や柿を上を向かず栽培、収穫が出来る技術。労力軽減。」とツイート(8/29)。

・労力軽減は大きな意味があると思われるが、
・生産の効率化、
・高付加価値化、
・省力化、
・低コスト化作業の合理化等による生産性の向上、
・栽培管理の精緻化による品質の向上、
・自動化による省力化、
・資材の効率的な利用等による低コスト化が可能となり、
・収益の改善につながる。

・経営や業務運営の効率化、
・高度化経営内容の把握、
・有利な条件での取引・販売、
・受発注をはじめとする事務処理、
・労務管理、
・顧客・販売管理の合理化等により、
・経営や業務運営の効率化、高度化が可能となる。

・これにより、農業経営者は本来業務の経営に集中できる。
・人材の育成についても、
・後継者、
・新規就農者、
・雇用者に効率よく技術や経営のノウハウを伝えることが可能となる、などの利点が挙げられている。

<MK>

孝太郎氏と進次郎氏が…“ママ”小泉道子さんと涙のお別れ

2016年08月29日 17時28分31秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188747

孝太郎氏と進次郎氏が…“ママ”小泉道子さんと涙のお別れ
2016年8月29日


3人が勢揃い(左から小泉純一郎元首相、孝太郎氏、進次郎氏)/(C)日刊ゲンダイ

 小泉家の珍しい3ショットだ。

 20日に死去した小泉純一郎元首相(74)の姉、小泉道子さん(享年84)のお別れの会が28日、神奈川県横須賀市で営まれ、俳優の長男・孝太郎氏(38)と次男・進次郎氏(35)も参列した。純一郎氏の離婚後、道子さんは幼かった兄弟の母親代わりだった。

 純一郎氏は息子たちに姉を「ママ」と呼ばせていて、孝太郎氏が高2、進次郎氏が中2になるまで、「ママ」が本当は伯母さんであることを伝えていなかったと涙で語った。

 道子さんは晩年、「息子2人の活躍を楽しみにしていた」という。

蓮舫・民進党代表代行 「衆院鞍替えは当然考えています」

2016年08月29日 17時24分15秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188497

蓮舫・民進党代表代行 「衆院鞍替えは当然考えています」
2016年8月29日バックナンバー


民進党代表選で現在“独走”状態(C)日刊ゲンダイ

批判より提案で国民の信頼を取り戻す

 9月2日に告示(15日投開票)が迫る民進党代表選。岡田代表の不出馬を受け、早々に出馬表明した蓮舫氏(48)が現在、独走状態である。女性都知事が誕生する時代だ。野党第1党の党首も女性となるのか。新代表に選ばれれば、党の支持率拡大や再びの政権奪取など課せられる責任は大きい。その覚悟を聞いた。

――代表選への出馬表明は早かったですね。以前から出ようと思っていたのですか?

 いえいえ。都知事選の投票日直前の金曜に岡田代表から直接「次は出ません」という電話をいただいて。本当に驚きました。1年半、代表代行としてそばにいさせていただいた。岡田代表は私にとって、政治家のモデルとして尊敬する人。その人が代表を「引く」と言われた時に、強い喪失感があった。じゃあ誰がこの党を、どういう方向に持って行くのか、と。そう考えていた時に、いろんな方からご期待を頂いた。それで、「そうか。自分なんだ」とストンと落ちたんです。

――その前には都知事選出馬への期待もありましたね。心は揺れませんでした?

 東京選挙区で参院選に出馬する私がなぜ都知事? びっくりでしたよ。ご評価はありがたいんですが。でも、揺れませんでした。

――民進党の支持率がなかなか上がりません。新代表になれば、支持率アップという大仕事が待っています。

 支持率を上げる処方箋なんてありません。等身大の評価しか得られないと思いますから。つまり支持率が低いということは、有権者にとって魅力のない政党だからです。ただ、今夏の参院選で底は打ったという肌感覚は正直あります。立ち止まってくれる人が増え、罵声を浴びせる人が減り、チラシを投げ捨てる人もずいぶん少なくなりました。問題は、その先の信頼をどう獲得するのか。それが最大の課題です。


――なぜ信頼を得られないのでしょう?

 批判しかしない政党だと有権者に映っているからです。民主党政権の失敗が尾を引いていると、いつまでも自分たちで言い続けていることも信頼を得られない原因です。今や不信感が根雪になってしまっている。そのうえに、さらに「批判しかしない」という新雪が積み重なって、いつまで経っても雪解けしないのです。どうしたら雪解けさせられるか。もちろん根雪を取り除くのは大事ですが、まずは新雪が積もらないよう、批判より提案、提言、対案です。私は安倍首相のアベノミクスを評価しています。何を一番評価しているかといえば、国民の気分を変えたこと。気分を変えるって、簡単にできることではありませんからね。しかし、気分は変えたけど、経済は変え切れていない。私たちはここを提案していきます。提案を実現する政党だというのをしっかりとお示しすることで、国民の信頼を得ていきたいと思います。

■「箱モノ」ではなく「人」に焦点

――党が変わったという見せ方も大事では。

 少なくとも、40代で女性で参院議員という私が代表に選ばれることがあるならば、それだけでひとつの大きな変化です。たぶん見せ方や空気などの小手先ではすぐ飽きられると思います。安定的な提案型の政党であり、改革政党だという本来の姿を取り戻すのを、じっくり見てもらうしかない。それはやはり、信頼を取り戻すということに尽きると思います。

――アベノミクスはいいが、経済を変えるまでに至っていないと。安倍政権とは違う対案、対立軸がありますか?

 前の文科大臣は奨学金問題に熱心でしたので、1億総活躍プランには期待していました。しかし、給付型奨学金は検討項目になってしまった。待機児童問題で、保育士さんの給料を上げるというのも、我々の提案は5万円増、それに対し政権は6000円増でした。給料をわずかしか上げない代わりに、50万人が入れる保育所という「箱モノ」の整備をするという。ここが私たちと決定的に違う。民進党はハードではなくソフト。「人」に焦点を当てます。経済を動かしているのは人ですし、人を育てているのもやっぱり人ですから。

民進党には「情」が足りない

――この国をどんな国にしたいと考えていますか? 政権選択の際、大変重要なテーマだと思います。

 未来への投資に尽きますよ。安倍首相は昭和の高度経済成長を再び、と考えていると思います。労働生産人口が増え、毎年のように経済成長し、税収が上がった。牽引したのは輸出企業でした。今、異次元の金融緩和と大胆な財政出動で、似たようなことをやっていますが、3年半経って成果はあまり出ていない。当然です。人口減少のうえ、高齢化し、子供が減っているわけですから。産業構造を変えなければならない時に、まだ輸出企業に頼るんですか? まだ為替頼みですか? 私は、先輩方の知恵に頼るのではなく、次の世代、子供たちの可能性に懸ける。そういう国をつくりたいと思います。

――未来への投資。自民党とはまったく違いますね。

 自民党は「自己責任」で頑張れと言う。しかし、自己責任を突き詰めると、生活保護に頼るしかなくなる。結局、税金で対応することになり、誰も幸せにならないのです。大家族で地域社会にセーフティーネットがあった頃はよかった。しかし、今は結婚もできず、孤独死が当たり前の時代。自己責任ではなく、政府として手を差し伸べて、将来の納税者を増やすという視点に変えなければダメだと思います。

――憲法改正問題については、党としてどう対応していくのか。衆参で改憲3分の2の勢力を獲得した安倍政権は「憲法審査会で議論していきたい」としています。

 05年に当時の枝野憲法調査会が党としての憲法提言をまとめています。私たちはもちろん護憲ではありませんが、9条は守る。そのうえで、時代とともに国民の要請があるものについて変えていくことは是としています。そもそも国会の憲法審査会の審議をストップさせたのは自民党です。去年、安保法制の審議をしていた時に、与党が呼んだ憲法学者が「安保法制は違憲だ」と言った後、審査会が動かなくなりました。安倍首相は民進党に「(改憲の)議論に乗れ」と言いますが、「あなたたちこそ審議拒否しないでくれ」と言いたい。まず先に、審査会の審議拒否を撤回して詫びていただきたい。私たちは立法府の一員として、粛々と審査会を動かしていくのは当然と思っています。党内については、もう一度、憲法調査会を設置して、あらためて整理する必要があるのではないかと思っています。

■綱領が違う政党と衆院選を一緒に戦うことはない

――再び政権を取りにいくためには、選挙で勝たなくてはなりません。「野党共闘」はどうしますか?

「野党連携」ですね。参院選では安保法や憲法の問題を軸に、野党連携ができました。さらに、新しい胎動となった国民の皆さま方と一緒に選挙を戦うといううねりもあった。ただ、確かに1人区での成果はありましたが、負けは負けです。その延長線で同じ戦いをすることはあり得ません。しかも衆院選は政権選択の選挙なので、綱領が全く違う政党と一緒に政権を取りにいくこともあり得ません。

――参院選の時のような候補者調整や候補者一本化はしないのですか?

 衆院の小選挙区は295もありますから、地域によって協力することは否定しませんが、全体として一緒にやることはあり得ません。衆院選は参院選とは違う戦い方、戦術があると思います。

――代表を目指すにあたって、将来的に自身の衆院への鞍替えは?

 当然、考えています。

――代表選の対抗馬が出てくるかどうかわかりませんが、私ならここが違うという強みを最後に。

 何があっても意思を曲げないところですね。それと情と理の「情」の部分。民進党には懐の深さというか、他人を理解する情が足りないと思います。どなたが代表選に出馬されるとしても、私は年下だと思いますので、ご意見を聞かせていただくという姿勢は持っています。情の部分を党運営で重んじていきたいと思っています。

(聞き手=本紙・小塚かおる)

▽れんほう 1967年、東京で台湾人の父と日本人の母の間に生まれる。幼稚園から大学まで青山学院(法学部卒)。大学在学中に「第14代クラリオンガール」に選ばれ芸能界デビュー。司会や報道キャスターを務めた後、04年参院選で初当選(東京選挙区)。現在、3期目。民主党政権時に行政刷新担当相、消費者及び食品安全担当相。

自由と民主主義を強調 安倍首相“中国対抗フレーズ”の噴飯

2016年08月29日 17時18分48秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/188744

自由と民主主義を強調 安倍首相“中国対抗フレーズ”の噴飯
2016年8月29日

いったいどの口が言うのか?(C)AP

 ケニアで開かれたアフリカ開発会議に出席した安倍首相が、3年間で総額3兆円の投資を表明した。いつもの“バラマキ”外交だが、目立ったのが安倍首相の中国への対抗心だ。

 アフリカ諸国への投資で、中国は金額や規模で圧倒的に先行している。そのため日本は「量」ではなく、「質」と「技術力」をことさら強調。さらに安倍首相は基調講演で、「自由で開かれたインド太平洋戦略」という方針を打ち出し、こう締めくくった。

「アジアで根付いた民主主義、法の支配、市場経済の下での成長が、アフリカ全土を包むことが私の願いだ」

「自由」「民主主義」「法の支配」は、中国との差別化で安倍首相が毎度持ち出すフレーズだ。しかし、違憲の解釈改憲で憲法を踏みにじり、国民から自由や権利を奪うような国家優先の改憲草案を作成した自民党の総裁が、よく言うよ、である。

「市場経済」にしたって怪しい。官製相場で株価を左右したり、賃上げや設備投資を官主導で指図したりと、今や日本は“統制経済”だ。

 聖学院大教授(憲法・フランス法)の石川裕一郎氏もこう言う。

「中国包囲網の一環で安倍首相は以前も、『米や豪、インドなど自由主義の国々とともに』と言い、自由や民主主義といった『価値観共同体』を強調していました。しかし、米ニューヨーク・タイムズや仏ルモンドなどがたびたび書いている通り、欧米の知識人は、安倍首相が欧米と価値観を共にしているという主張に疑念を抱いています。自民党改憲草案のQ&Aには『我が国の伝統を踏まえたものにする必要があるため、天賦人権論は見直した』と書いてある。天賦人権論とは『人は生まれながらに人権を持っている』というもので、欧米の価値観の根底にあるものです。それを否定する政党のトップが、一方で欧米との『価値観共同体』を持ち出す。底の浅さを感じます」

 発展途上のアフリカでは、中国以上の強権国家も少なくない。安倍首相の言う“価値観”が通用するのかどうか。欧米だけでなくアフリカにも相手にされず……、ってことになるんじゃないか。

なぜ中期経営計画は「未達」を繰り返す?

2016年08月29日 11時02分47秒 | 市場動向チェックメモ
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/113905916.html

なぜ中期経営計画は「未達」を繰り返す?
2016/08/26
センターボード 石原正博氏

 今や上場企業では当たり前のように作られている中期経営計画ですが、多くの経営者の頭を悩ましているのが、施策や計画が思うように進まず未達に終わってしまっているということです。

 企業によっては無事に計画を達成する、もしくは計画以上に業績が上がったという話を聞くこともあります。ただその要因を、細かく見ていくと綿密な戦略のもとに実行がなされ、弛まぬ努力の結果によって達成できたという話は、一部の企業を除いてほとんど聞いたことがありません。それは企業の実力というよりも為替や資源価格の変動、市場環境の変化や特需の発生など外部環境要因によるところが大きいようです。

 アベノミクスの効果もあって、大手企業が過去最高益を出すなどのニュースが増えてきている中、政府側が企業に対して、稼いだ利益を内部に留保せず給与や設備に投資しなさいと背中を押していますが、実際には各企業ともあまり積極的ではないようです。おそらく各企業経営者は決して自分たちの実力による稼ぎではないことを自覚しており、現時点で投資をして利益に変えていくほどの自信がないということの表れではないでしょうか。

 また、赤字企業が再建計画を達成し黒字に転換したことによって、株価が上がるケースや、破綻寸前の企業が再生計画を策定し事業再生コンサルなどの外圧を利用してV字回復を達成するなどのケースがあります。もちろんリストラや事業の売却などさまざまな犠牲を払い、血の滲むような努力の結果というのは分かるのですが、それは徹底的に無駄を削ってスリム化したというだけのことであって、残念ながら、本当に稼ぐための戦略や計画を練って、新たな市場を開拓し事業を創造していくといった実力とは別のことなのです。

 多くの企業が、この中期経営計画というものの策定に時間と労力をかけ、そして達成に向けて実行に移そうとはしていますが、結果を見る限り、そのほとんどが残念な状態に終わっています。いったい、その要因はどこにあるのでしょうか。

 今回は、D社の事例をもとに企業内部に潜む中計未達の要因を見ていきたいと思います。

策定作業はトップダウンではなく現場の意向に配慮

 D社は輸送機械やロボット、工場の生産設備の電子部品などの設計開発から製造販売までを手掛ける売上高1000億円、従業員数1万人の部品メーカーです。グローバル競争の中で、これまでも徹底的な効率化を図りながら何とか利益を上げてきました。しかし、コスト競争力に長けた中国を初めとするアジアの新興企業の勢いは止まることを知らず、次第に、D社の顧客基盤にも攻勢をかけ始めていたのです。

 そのような経営環境の中、D社は中期経営計画が今年3年目を迎え、来年度からの新中計をスタートさせるべく、経営企画室が中心となって策定作業が始まったのです。前回までの中計については昨今の円安効果もあり利益は計画を上回りました。しかし、売上に関してはアジア市場での苦戦が響き、未達に終わっていたのです。

 次期中計の策定にあたっては、最初に各事業部の3か年の見通しを提出してもらい、その内容を見ながら、経営サイドで最終目標値を立てるという流れになっていました。

 経営としてはこれまでの実績1000億円に対して3年後にはロボット関連の新事業の立ち上げによる売り上げと、既存事業のシェア拡大によって1500億円程度に売り上げを伸ばしていくことをもくろんでいました。また中計を策定するにあたっては、いきなり頭ごなしに1500億円という数値を示すのではなく、現場の意向を配慮し、現場側から提出されるある程度現実的な予算数値を見て策定作業を進めるといった流れでした。その配慮の裏には、過去繰り返した中計の未達の要因が、経営側からの頭ごなしの強烈なトップダウンに対する拒絶感があるからではないかと考えていたからでした。

 経営企画室ではまず各事業部長を集めて、次期中計の策定概要を説明した上で、事業部ごとの3か年計画を提出するよう指示を出したのです。

未達要因その① 目新しさのない過去の延長型事業計画

 経営企画室から説明を受けた後、各事業部では事業部長が事業企画室のスタッフを集め、計画策定に向けたスケジュールや各部で検討すべき事項について調整を行いました。

 その後、各部長を集め早急に数値をまとめるよう指示を出したのです。各部長は現場に持ち帰り、同じように各課長、そして担当へと数値の提出を指示しました。

 輸送機器用電子部品を扱う営業部門では、基本的に過去の実績からの需要予測と現在提案中の仕掛かり案件、そしてこれから仕掛ける予定の新規開拓先について見通しを立てながら計画値を算出しました。

 また、各担当者は過去の教訓から、現実的な数字だけを提出しても、上からは「もっとできないのか」とすぐに差し戻され、プラスアルファの努力目標が課されることが分かっていたので、ただでさえ達成困難である状況に変わりなかったのですが、既存案件や新規案件とも少し上積みさせて計画値を提出したのでした。

 目標をどのように達成するのかの具体策に関しては、取り立てて目新しい戦略は掲げず、これまで通り「技術や品質の優位性をアピール」や「長年築き上げてきた営業ネットワークの利用」「人脈のさらなる活用」、「スピーディーな提案力」など、特に目新しさのない項目を並べたのでした。その後、各担当者が持ち寄って部内会議で擦り合わせたのち、事業部長、部長が集まっての事業部会議で計画を固めていったのです。

 想定通りの内容にあまり表情も変えず事業部長から出た言葉は「結局また過去の繰り返しとなっている。自分自身にもあまりいい考えが浮かばないのだが、もう一度、担当者と練り直してほしい」と総括したのでした。もう一度練り直せと言われたところで、どうやって新たな発想をひねり出すのか、そんな術を持たない部長層は浮かない顔をしながらいったん持ち帰ったのでした。

 その後各部内で再検討の場を持つこととなりました。新たなアイデアをひねり出すべく、皆が悶々としている中、一人の若手が手をあげました。その若手は、日頃から、戦略書などを読みあさり、大変勉強熱心で、会議の場で彼は、ポーターの競争戦略論やブルーオーシャン戦略などについて考え方を披露し、戦略のフレームを使いながら一度議論しませんかという提案をしてきたのです。しかし、40代後半のバブル入社組の先輩社員が「そういう知識を持っているのはよいことだけど、それ以前にお前はもっと営業マンとしてのセンスを磨くべきだ」とダメ出しをされ、提案が取り上げられることはありませんでした。

 もちろん、それ以降に若手が発言することはありませんでした。

 結局、目新しいアイデアが出ることはなく基本的には過去の延長上の戦略をそのまま提出することとなりました。その後、事業部長も交えて議論はされましたが状況は変わらず時間切れとなったのです。

未達要因その② 絵に描いた餅? 経営と現場の不毛な駆け引き

 その後、経営会議が行われ、各事業部から3か年の見通しと事業戦略についてプレゼンが行われました。一通り説明が終わるまで黙っていた社長でしたが、最後に事業部長に向かって話し始めました。それは事業部長が部長たちに話した内容そのもので「どのように数値を達成するのか具体的な戦略をもっと考えてほしい」といった内容でした。さらに「事業責任者としての自覚」や「マネジメントとしての指導力不足やリーダーシップの欠如」についての説教が始まったのです。会議の終わりに、経営企画室長から、提出された事業計画をもとに最終的な目標値を経営側で意思決定することが伝えられ、会議は終了しました。

 事業部から提出された計画値は合計すると約1100億円。それをもとに社長が経営幹部と議論し、最終決定された金額は1500億円から100億円を減らした1400億円となったのでした。1500億円を死守したかった社長でしたが、これ以上期待しても現場からは何も出てきそうになかったということと、社長自身もさまざまな戦略を描く中で、よほどの思い切った買収や投資をしない限りは厳しいだろうと考えていたのです。

 各事業部に最終的な計画が発表されましたが、結局、事業計画の目標に足りない300億円の部分については再度、各事業部で見直すことが継続課題として課されました。

 計画が発表された直後から、現場では「当初の自分たちが積み上げた計画案はいったい何だったのか」「1400億円をやるという具体的な戦略や根拠を示すべきだ」「ただ単に社長が自分の最後の功績を残したいだけじゃないの」「あくまでも株主に向けてのPRだけでしょう」「どうせまた未達に終わって、誰も責任を取らないんじゃないの」等々の経営に対する批判や憶測が駆け回っていったのです。そして、改めて現場に対しては到底成し得ないような1400億円という目標計画に対して、辻褄合わせのための予算を再策定させられたのでした。

 現場にとって、それはまさに「絵に描いた餅」以外の何物でもなく、すでに誰も本気でやろうという気はなかったのでした。

中計へのオーナーシップ発揮が計画達成の鍵

 D社のような事例は決して多くの企業にとって例外ではありません。大手企業の現場ではこういった状況が非常に多くみられるのです。コンサルティングの現場でヒアリングを行う際、中期経営計画についても必ず状況を伺いますが、話に触れるとたいていの担当者は表情を曇らせて、「中計ですか......一応ありますけどねぇ」という返答が返ってくるのです。この返答が意味することは、おそらく、自分自身にはあまり関係がなく、どちらかと言えば他人事と捉えているような感じではないでしょうか。もちろん個人に課せられる目標の結果によって人事評価は変わっていくので、ある程度、達成への意識はありますが、担当者レベルにおいては未達による評価への影響も軽いためどうしても意識は低くなってしまうのです。

 経営計画とは本来その企業の将来を築くために欠かすことのできない大変重要なもののはずです。もし仮に自分が、夢のマイホームを建てるとすれば、その夢の実現に向けてハウスメーカーの選定から、資金計画、建物の設計などあらゆることに対して当事者としてオーナーシップを発揮するはずです。

 ところが、自分たちが働く会社の将来を築くための設計図や工程表に対しては、社員の誰一人も当事者としてのオーナーシップを発揮しようとはしていません。ここに経営計画が未達に終わってしまう最大の要因があります。

 そして、オーナーシップを持てない要因はさまざまな理由が考えられますが、中でも最も重要になってくるのが、経営トップがそもそもどれだけオーナーシップを持てているのか、会社の将来像の具体的な完成イメージを持てているのかに掛かってくるのです。

 現場の声を聞いていると、「うちの社長は数字のことしか言わないですね」という声を聞くことがあります。もし、経営トップが、会社をどうしたいのかというイメージを強く持っていれば、社員に対して数値目標だけが伝わるということはありません。数値目標よりもまず先に「俺はこういう家を建てたい」という具体的なイメージを語るはずなのです。

変化の時代にこそ必要な「強い経営計画書」で方向性を明らかに

 そもそも経営計画とはなぜ必要なのでしょうか。一見愚問のように聞こえますが、実は現在のような変化が激しく、複雑な経営環境においては中計を作る意味はより重要性を増しているのです。

 かつての日本のように、ものを作れば作るほど右肩上がりで売れ、急成長を遂げた時代は、会社が向かう方向性や指針を明確にしてしっかりと共有するということを行わなくても、 例えば「わが社はNO.1」を目指しますといったようなざっくりとした抽象的な目的や方向性でも問題はありませんでした。その程度の目的や方向性で業績も伸ばすことができたのです。

 ところが、現在のように変化が激しく、方向性の選択肢も多岐にわたる中で、進むべき方向が何処なのかを明確にしていかないと、進むべき道に迷い、皆バラバラの道を進みかねないのです。

 そういう意味において、これから求められる経営計画書というものは、組織を確実に方向付けさせるために、より強い影響力を持ったものにしていかなければならないのです。

 強い経営計画というと、何かやりたい放題のワンマン経営者が、「強権を使って弱い社員を指示命令によって動かすためのもの」といったイメージで誤解を生みやすいかもしれませんが、決してそういうものではありません。「強い経営計画書」とはあくまで、社員一人ひとりとのベクトルを合わせていくために共有度合いをより高めていこうというものなのです。それによって経営計画へのオーナーシップを持たせ、一人ひとりが経営者に近い視点を持って考え行動していくようにしていかなければならないのです。



石原 正博 著 『会社が生まれ変わる「全体最適」マネジメント』(日本経済新聞出版社、2016年)第2章「9割の企業が間違っていた経営改革の進め方」から


石原 正博(いしはら まさひろ)
センターボード・代表取締役、全体最適化コンサルタント。1969年東京都生まれ。1992年学習院大学法学部を卒業し、安田信託銀行(現みずほ信託銀行)入社。法人営業、企業年金制度コンサル、経営企画業務などを経験。2005年1月、スコラ・コンサルトに入社。大手企業を中心に20年間で500社を超える企業への支援を行い、企業改革のノウハウを修得。2011年独立し、センターボードを設立。

ピーナッツ1粒でも 子どもの誤嚥、原因1位はナッツ類

2016年08月29日 09時11分57秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.asahi.com/articles/ASJ8X4QFRJ8XUUPI002.html?ref=nmail

ピーナッツ1粒でも 子どもの誤嚥、原因1位はナッツ類
山本奈朱香2016年8月29日02時57分

【動画】あいち小児保健医療総合センターでは、保護者向けに応急処置や心肺蘇生などを学ぶ講座が開かれている=山本奈朱香撮影


食べ物や異物がのどに詰まって声が出せない…
 14年の人口動態統計によると、「食物」「その他の物体」の誤嚥により、14歳以下で26人が亡くなっている。1~4歳が5割超を占めるが、5歳以上でも5人が死亡した。日本小児呼吸器学会の全国調査(05~06年)によると、3歳以下の子どもの誤嚥事故の原因の1位はナッツ類。臼歯が生えそろっていない幼児には硬くてかみつぶしにくく、ピーナツ1粒でも詰まることがあるという。同学会などが「小さい子にはナッツ類を与えないで」と注意を呼びかけている。

1粒のおやつ、我が子奪った 気管に詰まったアーモンド
 調査に参加した富山大大学院の足立雄一教授(小児発達医学)によると、「チャイルドマウス」といわれる乳幼児の口の大きさ(乳児で直径32ミリ、3歳児で39ミリ)より小さいミニトマトや、白玉団子なども詰まらせるおそれがある。

 食道と気管は隣り合わせのため、口に物を入れたまま驚いたり笑ったりすると、息を吸い込む拍子に気管に入るおそれがある。足立教授は「食事中に走り回ったり大笑いしたりしないで。お菓子を投げ入れて食べることもやめてほしい」と話す。

 もしもの時、周囲の人はどうす…

1粒のおやつ、我が子奪った 気管に詰まったアーモンド

2016年08月29日 09時11分09秒 | 市場動向チェックメモ
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8X4QCCJ8XUUPI001.html?rm=382

1粒のおやつ、我が子奪った 気管に詰まったアーモンド
編集委員・大久保真紀 毛利光輝2016年8月29日05時01分

生前のみのりちゃん。姉のちひろさんと一緒にお風呂に入って歌うのが大好きだった=桜井紀彦さん提供
 ある本に、こんな詩の一節がある。

 大切な人に気づかない僕がいた。/家族だから、友達だからって、/必ず明日会える訳じゃない。/大切な人に気づかない僕がいた。/もう二度と会えないとわかっていたなら、/何を僕はしただろう。

 アーモンドを気管に詰まらせる誤嚥(ごえん)により3年半前に10歳で亡くなった桜井みのりちゃんを思って、姉のちひろさん(17)がつづった。父親の会社員紀彦さん(47)が娘の生きた証しを残したいとまとめた本「みのり」に収められている。

ピーナッツ1粒でも 子どもの誤嚥、原因1位はナッツ類
 事故が起きたのは2012年の暮れ。さいたま市の自宅で家族の忘年会をした後、当時小学4年だったみのりちゃんは、中学1年だったちひろさんとお菓子を食べながらゲームをしていた。みのりちゃんがアーモンドを口に入れた後にせき込み、しばらくしてけいれんし始めた。ちひろさんが泣きながら近所に助けを求め、救急車を呼んだ。

 ログイン前の続き買い物に出ていた紀彦さんと妻の知佳子さん(49)が帰宅すると、すでに救急車が到着していた。みのりちゃんはあえぎながらも自分の名前を言えた。知佳子さんの声がけにうなずく姿に「大丈夫」と思ったという。だが、みのりちゃんは病院でまもなく脳死状態になり、約3カ月後の13年3月25日に亡くなった。

 忘年会のお菓子の中にアーモンドが入っていた。アーモンドが水分を吸って大きくなり、気管にちょうどはまったらしい。

 紀彦さんは言う。「人の死は2度ある、と友人に言われた。1度目は生命の死。覚えてくれる人がいなくなったときが2度目だと。みのりに何が起こったのか、どんな子だったのか、覚えておいてもらいたくて本をつくった」(編集委員・大久保真紀)

■給食で事故も 「共有できていれば」

 10年2月、栃木県真岡市立の小学校。当時1年生の飯沼晃太君が、給食の汁物に入っていた「白玉団子」をのどに詰まらせた。担任教諭らが背中をたたいたり、体を逆さにしたりしたが、はき出させることはできず、心肺停止状態で病院に。意識が戻らないまま3年後に10歳で亡くなった。

 団子は直径2センチ。父親の健一さん(36)は「小学1年生に団子を刻まずに汁に入れて出せば、窒息は予測できた」と主張する。だが、市教委が事故後に立ち上げた医師や弁護士らによる第三者委員会は「予測困難な極めてまれな事故」とし、団子の提供に問題はなかったと結論づけた。

 本当に防げない事故だったのか。健一さんは13年、市に損害賠償請求訴訟を起こした。市側は過失を否定し、今も争う。

 そして晃太君の事故から2年後、同じ栃木県内で似たような事故が起きた。栃木市の市立保育園で、2歳の女児が、おやつのフルーツポンチに入っていた白玉団子をのどにつまらせて亡くなった。

 市の第三者委の調査によると、真岡市での事故情報は、栃木市教委には伝わっていたが、保育園を運営する市保健福祉部は把握していなかった。保育園の栄養士らは調査に「知っていれば白玉団子は使わなかったであろう」と回答した。

 健一さんは「晃太の事故をもっと早く検証し、共有できていれば同じ事故は防げたはず。情報がきちんと全国に伝わるようになってほしい」と願う。(毛利光輝)

台風10号、強い勢力保ち上陸か 早めの備え呼びかけ

2016年08月29日 09時10分29秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.asahi.com/articles/ASJ8X5H11J8XUTIL01K.html?ref=nmail

台風10号、強い勢力保ち上陸か 早めの備え呼びかけ
徳永猛城、小川崇 奥村輝、山本智之2016年8月28日23時32分

羽田空港では、台風による欠航便の対応が掲示された=28日午後、金居達朗撮影

 気象庁によると、台風は中心気圧が低いほど、風速が強まる傾向にある。今回の台風10号の中心気圧は、東日本に上陸するとみられる30日で965ヘクトパスカル。2002年10月に関東に上陸した台風21号はほぼ同規模の960ヘクトパスカルだったが、最大瞬間風速53メートルを記録した。内閣府などによると、死者4人、負傷者108人を出したほか、千葉県や茨城県などで住宅の全半壊、一部損壊が約3千棟に上った。

Uターンの台風10号、30日上陸か 猛烈な雨降る恐れ
台風10号、奇妙な進路のわけ 観測史上初めての事態か
 1989年には三つの台風が関東に相次いで接近・上陸したが、このうち台風13号の中心気圧は上陸時に970ヘクトパスカル。最大風速21・4メートルの強風が吹き、福島県で6人が犠牲になるなど大きな被害が出た。

 今回の台風10号もこれらと同様に強い勢力を保つことが予測されている。上陸すれば、8月の1カ月間に四つ目の台風上陸となり、62年8月以来54年ぶりだ。地盤が緩んでいる地域もあり、川の氾濫(はんらん)や土砂災害が起きやすくなっている危険性もあるため、気象庁などは早めの備えを呼びかけている。

 各地では対策も進む。千葉県八…

台風10号、奇妙な進路のわけ 観測史上初めての事態か

2016年08月29日 09時01分06秒 | 市場動向チェックメモ
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8X61S8J8XULBJ00Q.html?rm=246

台風10号、奇妙な進路のわけ 観測史上初めての事態か
野中良祐2016年8月29日01時06分

今年上陸した台風の進路と大きさ

 「通常ではあり得ない進み方だ」。28日夕、気象庁の担当者は台風10号の進路についてこう語った。

Uターンの台風10号、30日上陸か 猛烈な雨降る恐れ
台風10号、強い勢力保ち上陸か 早めの備え呼びかけ
 台風10号は19日に日本の南海上で発生して以来、奇妙な進路をたどった。いったん南西側の沖縄近海に近づき、26日にUターン。今後北上して太平洋岸に上陸、北西に進む見通しだ。

 同時期に発生した9、11号は日本の東西にあった高気圧の間を北上。だが、より日本の近くで発生した10号の場合、高気圧が強く進めなかった。その後、台風南側の太平洋に張り出した高気圧の縁にある東向きの風に乗り、進路を変えた。

 ログイン前の続き現在、台風の北西側には低気圧がある。この周囲は反時計回りの風が吹いており、台風が北西に向かう流れをつくるという。

 気象庁によると、北西に進む台風の上陸は1989年に関東に上陸した台風13号以来。東北地方の太平洋側に上陸したことはないという。東京大の佐藤正樹教授(気象学)は「『台風の東側の方が風が強い』という常識が通用しないかもしれない。最大限の警戒をする必要がある」と話す。

 台風の勢力は29日午前0時時点で中心気圧が940ヘクトパスカル、最大風速が45メートル。大型で非常に強い。

 気象庁によると、台風10号が停滞していた沖縄近海の25日の海面水温は、平年より1~2度高い30度前後。佐藤教授は「台風は27度以上で発達する。停滞せず北上して急激に発達するケースもあるが、今回は海面水温の高い所で停滞して勢力を強めた」と話す。

 一方、台風の北西側の低気圧は寒気を伴い、大気の状態が不安定だ。28日は九州北部で大雨。29日にかけては中国、四国で断続的に激しい雨が降る恐れがあり、同日午後6時までの24時間雨量は多い所で中国120ミリ、四国250ミリに上ると予想されている。

 現在、日本の東にも低気圧がある。湿った風が流れ込み、台風が来る前に北日本や東日本で激しい雨が降るという。名古屋大の坪木和久教授(気象学)は「台風からかなり離れた地域でも大雨が降る恐れがある」と注意を呼びかけている。(野中良祐)

NHK 「障害者を感動話に」方程式批判

2016年08月29日 08時55分44秒 | 市場動向チェックメモ
http://mainichi.jp/articles/20160829/k00/00m/040/091000c?fm=mnm

NHK
「障害者を感動話に」方程式批判

毎日新聞2016年8月28日 22時03分(最終更新 8月29日 00時30分)

NHK会長と経営委

 NHKのEテレの情報バラエティー番組「バリバラ」で28日夜、「検証!『障害者×感動』の方程式」と題した生放送があった。「清く正しい障害者」が頑張る姿を感動の対象にすることを「感動ポルノ」と表現し、「感動は差別だ」との障害者の声を伝えた。同時間帯は日本テレビ系で障害者の姿を伝えるチャリティー番組「24時間テレビ」が放送中だった。

<昨年12月には>NHK「バリバラ」 障害者親子のすれ違う思い描く
<NHK>「貧困女子高生」に批判・中傷 人権侵害の懸念も
<林家たい平>チャリティーマラソンを完走 師匠・こん平と涙の抱擁
<高畑裕太容疑者>24時間テレビだけで損害金1000万円超
<24時間テレビ>裕太容疑者逮捕で前代未聞ドタバタ劇も間に合った

 番組では、自身も障害者で「感動ポルノ」の言葉で問題提起した豪州のジャーナリスト兼コメディアン、故ステラ・ヤングさんの「障害は体や病気よりも、私たちを特別視してモノ扱いする社会の方」との発言を紹介した。

 出演者は「笑いは地球を救う」と書かれたそろいのTシャツ姿。難病の大橋グレース愛喜恵さんを主人公にした模擬ドキュメンタリーも流した。生活の大変さや障害者になった衝撃、明るく前向きな姿を強調。本人の実感や意思を無視して「感動ポルノ」に仕立てられるさまを示した。大橋さんは今回の24時間テレビにも出演した。

 「障害者の感動的な番組をどう思うか?」と健常者と障害者100人ずつに聞いた調査では、「好き」は健常者が45人に対し、障害者は10人。健常者の好きの理由は「勇気がもらえる」「自分の幸せが改めて分かる」など、障害者は「取り上げてもらえるなら、感動話でも仕方ない」だった。英BBCが障害者を英雄や被害者として描くことが侮辱につながるとしたガイドラインを20年前に策定したことも紹介した。

 出演した脳性まひの玉木幸則さんは番組内で「(障害者と健常者が)同じ人間として怒ったり笑ったり、思いを重ねることがホンマの感動。一方的な感動の押しつけは差別だ」と話した。

 「バリバラ」は「バリアフリー・バラエティー」の略。2012年に始まり、障害者の性や結婚、高齢化などを当事者らが本音で語る場を提供してきた。「笑い」の要素も大きく、障害をネタにする当事者も出場する、お笑いコンテスト「SHOW−1グランプリ」も開催。今春からは障害者のほか性的マイノリティーなどに対象を広げ、生きづらさを抱える当事者の声を伝えている。【鈴木英生】

貧困たたき 新宿で緊急抗議デモ 作家の雨宮処凛さんらも

2016年08月29日 00時05分34秒 | 市場動向チェックメモ
http://mainichi.jp/articles/20160828/k00/00m/040/019000c?fm=mnm

貧困たたき
新宿で緊急抗議デモ 作家の雨宮処凛さんらも

毎日新聞2016年8月27日 20時04分(最終更新 8月28日 13時46分)

貧困問題に対するバッシングへの抗議デモに参加する人たち=東京都新宿区で2016年8月27日午後7時21分、宮間俊樹

 子どもの貧困問題を扱ったNHKのニュース番組で体験を語ったひとり親家庭の女子高校生がインターネット上で中傷され、人権を侵害された問題で、「生活苦しいヤツは声あげろ 貧困たたきに抗議する新宿緊急デモ」が27日、東京・新宿であった。最低賃金引き上げを求める若者グループ「AEQUITAS(エキタス)」が主催し、作家の雨宮処凛さんらも参加した。

<どんな問題か>人権脅かすネット炎上 「実態見えにくさから誤解」
<貧困は学生にも>「ブラックバイトと奨学金」生存をかける学生たち
<若者の貧困を放置したらいずれ日本は大混乱>
<生活保護申請で「すみません」と頭を下げ続ける24歳>
<まんがで解説>貧困の人が増えた?【2012年配信】
【写真特集】新宿で貧困バッシング抗議デモ
<“高学歴下流”34歳男性は人生をやり直せるか>

 約500人(主催者発表)の参加者が「貧困たたきは今すぐやめろ」「貧困知らない政治家いらない」とコールしながら繁華街を歩いた。都留文科大3年、栗原耕平さん(21)は「当事者の女子高校生に見てほしいと思い、デモとスピーチをした。ものすごく生活が苦しい人しか声を上げられないというのではおかしい」と話した。

 番組に登場した女子高校生は、ネット上でプライバシーをさらされたうえに発言や容姿を中傷され、持ち物や趣味についても「ぜいたくだ」「貧困ではない」などと非難された。エキタスのメンバー、原田仁希(にき)さん(27)は「貧困状態にある人が抑圧されて声を上げられなくならないよう、バッシングを許さない人がいることを示したかった」と話した。平均的な生活水準を下回る「相対的貧困」では貧困とみなさないかのような風潮に対し、原田さんは「どこまで貧困だと声を上げられるというのか。貧困のラインが必要最低限の衣食住を満たせない『絶対的貧困』の方に引き寄せられようとしている」と危惧する。

 28日には名古屋市や京都市でも同様のデモが予定されている。【西田真季子】

チケット高額転売にNO! 嵐など声明に賛同、議論白熱

2016年08月29日 00時03分01秒 | 市場動向チェックメモ
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8W0V49J8VULZU00N.html?rm=653

チケット高額転売にNO! 嵐など声明に賛同、議論白熱
編集委員・吉田純子、藤崎昭子、岡田慶子、小原篤2016年8月27日22時40分

 コンサートのチケットを、ネットを通じて定価より高値で転売する個人や業者が増える中、日本音楽制作者連盟(音制連)、日本音楽事業者協会などの業界団体が中心となって23日、高額転売に反対する共同声明を出した。アーティストやファンなどの間で賛否両論が出ている。

 あるサイトでは、男性アイドルグループの定価7500円のチケットが、数万円から24万円で出品されている。ある音楽プロモーターは「連番で数十枚がまとまって出品されているケースは、転売目的で購入された疑いが強い」という。問題視されているのは、こうした高額転売を目的とするチケット買い占めの増加だ。

 声明は「私たちは音楽の未来を奪うチケットの高額転売に反対します」とし、アイドルグループ「嵐」、サザンオールスターズ、山下達郎さんら116組のアーティスト、フジロック・フェスティバルなど24の音楽イベントが賛同している。

 音制連の金井文幸理事・事務局長は「法改正も視野にはあるが、まずはファンに、高額転売が自由に音楽に触れる機会を奪いかねないということを知ってもらいたい。若い人が買いにくくなるし、グッズやCDに回すお金も少なくなる。アーティストはそんなことを望まない」と語る。音楽家の坂本龍一さんは「音楽のファンでもない者たちによって、本当に音楽を楽しみたい人たちの機会が奪われている現状に憤りをおぼえます」。

 クラシックでも、オーケストラの公演チケットが数百枚単位で買い占められるケースが出ている。しかも転売できず空席だらけになることが多いという。

 ログイン前の続き音楽評論家の高橋健太郎さんはこう指摘する。「昨今、ミュージシャンの収益の中心だったCDの売り上げが低下し、コンサートやグッズなどで収益を上げる方が主流になった。ビジネスの中心が、CDからコンサートに。こうした構造変化も、転売ビジネスに拍車をかけている」

■転売サイト側「飢餓感あおる主催者が問題」 ネットでは賛否交錯

 転売サイト「チケットストリート」(東京都品川区)の西山圭社長は、声明に真っ向から反論する。「あまりに高額なものは売れないし、定価の半額になることもある。自由な価格設定で、本当の価値で取引できるようになる。実際には枚数があるのに『残りわずか』とファンの飢餓感をあおる主催者の方が問題だ」。「人気チケットも買える!売れる!」というCMで知られる転売サイト「チケットキャンプ」は、チケットの転売市場規模は2015年には500億円(推計)だったのが、19年に800億円にまで伸びると見込む。運営会社フンザ(東京都渋谷区)の寺谷祐樹取締役は「エンターテインメントが体験型へとシフトしている中、転売サイトへのニーズは高まっている。チケットの流動性を確保することが、我々の存在意義だと自認している」と話す。

 ただ、不正買い占めには警戒し、一つの公演での出品枚数が多い会員には直接問い合わせをしたり、出品を中止することも。「不正買い占めによる過剰出品をどのようにゼロにしていくか、主催者側との連携を、より強めていかないといけない」と寺谷さんは言う。

 ネットでも「金を出せば行けるんだから、転売はなくさないで」「本当に聴きに行きたい人のためにも転売はやめて」など賛否両論が行き交っている。

■「業界が新システムづくりを」

 海賊盤や違法ダウンロードなどとは異なり、転売自体を法の網で取り締まれないことが業界のいらだちを強めているという一面もある。高橋さんは「声明はファンに自制を促すためのもの。しかしその前に業界が先んじて、需給バランスをとる新システムづくりに取り組むべきでは」。実業家の堀江貴文さんもツイッターで「オフィシャルな二次流通市場を運営社が作ればいいだけ」と投稿。ジャーナリストの津田大介さんもツイッターで「モラルに訴えかけてもこの問題は解決しない。公式のチケットオークション枠を作って高額化したチケットから相応の手数料を取るようにするのと、スマホを使った厳格な本人確認。両者の組み合わせしか道はないと思う」などと提言する。ファン同士が定価でチケットを売買する新たなシステムも広がりつつある。チケットサイト運営会社のEMTG(東京都港区)は、専用サイトでしか転売できない電子チケットを開発。ザ・イエロー・モンキーやコブクロなどが採り入れている。金井理事は「多くの意見を聞き、我々も正すべきは正す」と話す。(編集委員・吉田純子、藤崎昭子、岡田慶子、小原篤)

どんな時に食べ物を捨てますか? 食品ロス、半分は家庭

2016年08月29日 00時01分47秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.asahi.com/articles/ASJ8V3G01J8VULZU004.html?ref=nmail

どんな時に食べ物を捨てますか? 食品ロス、半分は家庭
浜田知宏、神田明美2016年8月28日05時15分

 どんな時に食べ物を捨てますか? 「食べ物は命」「世界には飢えている人が大勢いる」と、叱られた覚えのある人もいるでしょう。食べられるのに捨てられる「食品ロス」。世界では毎年、生産される食料の3分の1にあたる13億トンが捨てられているそうです。朝日新聞デジタルのアンケートの声と、自治体の取り組みを紹介します。

アンケート「食べ物を捨てる」
 京都市が2012年秋に実施した食品ロスの調査では、マスクと手袋をつけた市職員らが、家庭からのごみ袋をブルーシート上でほどき、種類を書いたラベルを貼ったバケツに分けました。

 重量で見ると、捨てられたごみのうち4割が生ごみで、さらにその39.4%がまだ食べられる、「食品ロス」にあたるそうです。最も多かったのは野菜類で、肉類、魚介類、パン類、ごはんなどが続きます。手つかずのまま捨てた「直接廃棄」が半分あり、残りは食べ残しでした。

 直接廃棄のうち、おいしく食べられる時期を示す賞味期限が読み取れるものを調べると、3割は賞味期限前に捨てられ、期限後2週間以内も3割ありました。

 京都市ごみ減量推進課廃棄物企画係長の新島智之さんは「『高齢で買い物の頻度が減り、まとめ買いが増えたので食品が使い切れない』といった悩みや『子どもが自立し、料理の適量が分からない』という声をよく聞きます」と言います。

 食品ロスの調査は、長野県松本市も実施しています。13年秋から冬にかけて計7日間、100戸の家庭から出された生ごみの内容を調べました。食品ロスは、生ごみのうち3割。皮むきなど調理の時に食べられるのに捨ててしまった部分が14.5%、ごはんやおかずなどの食べ残しが11.1%。手つかずの直接廃棄は4.5%で、このうち賞味期限つきが56.6%で、期限を過ぎたら食べない方がいいとされる消費期限つき食品28%の2倍ありました。

 賞味期限つきのうち半分近くは、期限前か、期限後1カ月以内に捨てられていました。松本市環境政策課主任の丸山祐太郎さんは「同時期に行ったアンケートでは、『消費期限と賞味期限の違いを知っている』という答えが80%だったが、正しい理解が広まっていなかったかもしれない」と言います。

 京都市と松本市の数字の違いは、「過剰除去」の扱いといった統計の取り方の違いによるところが大きいようです。

 環境省は今年3月、家庭から出る食品ロスについての初めての全国調査を発表しました。食品ロス量を把握するための調査を実施している市区町村は全体の3%でした。環境省は、この調査を元に国内の家庭からの食品ロスを、全食品ロスのほぼ半分の302万トンと推計しています。食品ロスの実態把握や削減の取り組みは緒に就いたばかりです。

 市民アンケートで京都市が「食品ロスを出さないために気をつけていること」を尋ねたところ、多かったのは「冷蔵庫内を買い物前にチェックする」(51%)、「買い物メモを持参する」(43%)などでした。市は、家庭の食品ごみを削減するため①買った食品を使いきる②食品を食べきる③ごみを捨てる際に水をきることを、「生ごみ3キリ運動」として呼びかけています。

 松本市は、毎月30日を期限の近い物や残り物を使い切る日、10日を今までは捨てていた野菜の茎などを料理に使う日とするよう、市民に呼びかけています。幼稚園、保育園、小学校へ出前授業を実施し、子どもたちの食べ残しが減ったといいます。子どもを通じて家でも食品ロスが減るのを期待しているといいます。(浜田知宏、神田明美)

■国連計画でも半減めざす

 日本の食料自給率は、カロリーベースで39%。G7(主要7カ国)で最低です。農林水産省によると、年間約5300万トンの食料を海外から輸入しています。

 食品ごみは家庭系と事業系を合わせて1676万トンで、うち632万トンはまだ食べられるのに捨てられる「食品ロス」なのだそうです。これは、日本人が年間に食べる小麦の量に匹敵し、国連の世界食糧計画(WFP)が昨年、飢餓に苦しむ人などに支援した食料320万トンの2倍にあたります。

 食品ロスは、日本の食料安全保障にも絡む問題なのです。

 環境省は、家庭から出る食品ごみが年間870万トン、うち食品ロスは302万トンと推計しています。手をつけないまま捨てられる「直接廃棄」、厚くむきすぎた野菜の皮などの「過剰除去」、「食べ残し」が、ほぼ3分の1ずつとなっています。

 全国の家庭から出るごみは年間約2400万トンで、生ごみは約4割と言われています。市町村などは一般ごみの処理に年間1兆9400億円を使っています。1人当たりでは年約1万5千円です。市町村にとって、食品ごみや食品ロスを減らすことは、倫理的な問題というより経費節減という自治体の財政に直結する問題なのです。

 食品ロス削減は、国際的にも大きな問題です。昨年9月に採択された2030年に向けた国連の行動計画「持続可能な開発目標(SDGs)」では、「2030年までに小売り・消費レベルにおける世界全体の1人当たりの食料の廃棄を半減させ、食品ロスを減少させる」という目標が掲げられました。

 この春に日本で開かれたG7の農相会合や環境相会合でも、食品ロスは重要課題として位置づけられています。

 私たちの食卓は、世界につながっているのです。

■アンケートに寄せられた意見は

 こんな時に、食べ物を捨ててしまう。そんな体験がアンケートに寄せられています。

●「野菜を一番捨てることが多いです。できるだけ保存可能な根菜を購入し、生食はひとり分しか購入しないようにしています。それでも牛乳は飲みきれず捨て、漬物系もよく残ってしまい捨てています。やはり、また買えばいいや、とどこかで考えてしまっているからでしょう。まずはこの意識をかえられるような生活にしたいです」(東京都・30代女性)

●「安売りの食品を見るとつい買ってしまう。その後冷蔵庫の奥深く入り込んだ食品はいつしか忘れ去られ、冷蔵庫の余り物料理を作ろうと整理し気付いた時には傷んでしまっている。毎日使うものだけ買えばいいと分かってはいるのだが、ものぐさな私は、3~4日分の食材を買ってしまう。買った食材を冷凍保存出来るよう工夫するといいのだが、加熱して食すより生で食べる方が好き。冷蔵庫の中の物を使い切ってから、買い物に行くことを心がける。安売りに飛びつかない。今の私に出来ることは、この2点に尽きる」(東京都・60代女性)

●「両親・祖父母から食べ物を粗末にするな、米粒は一粒たりとも残すな、と言われて育ったので、消費期限切れの食品を廃棄するときはいつも罪悪感を感じている。ただ、もったいないからといって無理に食べて食中毒を起こすのは馬鹿らしいので、割り切って捨てている」(岐阜県・50代男性)

●「年寄りになると、安い時に買った野菜類が消化しきれずに、傷んで捨てる場合があります。毎日買い物に行ければいいのですが、年金生活者には厳しく、特売日に買い物に行き安くてうまいものを買う習慣がつき、消化しきれない野菜があります」(北海道・60代男性)

●「冷凍庫に入れて忙しい時に食べようとするのですが、半年後にそのまま捨ててしまうことがよくあります。そのたびに、あーあ、と思います」(埼玉県・40代女性)

●「自分で買ったものは食べたいから買うのでそんなに忘れませんが、頂いたものというのは意識の中にないので、気がついたら消費期限が切れていたりします。未開封ならまだしも、せっかく頂いたからと封を開けて一度だけ食べてそれきりというパターンが多いです。本当は、相手の好みをよく知っているのでない限り、あまり食品は贈らない方が良いのかもしれないと思います」(東京都・40代女性)

●「調味料:おいしいかと思って買ってもあんまり好みでないとき、そのまま冷蔵庫に放置して消費期限が切れたら捨てる、というケースがある。香辛料:珍しい料理を作るために買った香辛料をその時だけ使ってほとんど残したまま放置、そのまま消費期限切れになって捨てる、という場合もある。(最近は小分けのスパイスも売られているので、少なくなったが)」(兵庫県・50代女性)

●「仕事をしていると毎日買い物に行くのは不可能なので買いだめをするが、特に野菜は保存のきく状態にする下処理にまた時間がかかる。賞味期限や消費期限はあまりうのみにしないで自分の鼻や目で確認するが、毎日3食のための食品管理は想像以上に大変なこと。かといって保存料がたっぷりの食品は避けたいというジレンマも。現代は冷蔵庫等の保存機能も充実しているし、食べ物があふれているので、もったいない精神が欠如している」(東京都・40代女性)

●「病気をしてから時々とても体調の悪い時がある。食材を買ったのに調理できず、結局捨ててしまうことになる。罪悪感と無駄になったお金と食材を思うと、とても落ち込む。多少の日付は過ぎていても、においや見た目で食べるけれど、時々自分に劣等感を覚える。悲しい」(千葉県・60代女性)

     ◇

 アンケート「食べ物を捨てる」をhttp://t.asahi.com/forum別ウインドウで開きますで実施中です。ご意見はasahi_forum@asahi.comメールするでも募集しています。