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趣味の範囲で…園芸・沖釣り・漢方・医食同源の投稿をします…業務はCX・225指数・FX Pro. …

2016.08.23(火) 本日の注目指標★☆… 黒田サプライズの有無と、欧米指標次第では…更新

2016年08月23日 23時39分54秒 | 投資ノウハウ


先ずは昨晩のNY…

・米早期利上げへの懐疑的見方も根強く、再びドル売り優勢…
・フィッシャーFRB副議長インタビューが休日中に伝わり、副議長は「雇用と物価は目標に近づいている」と発言で、東京時間にはドル高が優勢
・先週からFOMCメンバーによるタカ派な発言が相次ぎ、金曜日のイエレンFRB議長のジャクソンホールでの講演に向けて思惑

・海外市場に入ってドル高の動きが弱まり、ドル売りに転じる。
・イエレン議長が9月の利上げの可能性を明確には示唆しないとの見方が根強い。
・FRBは何も急ぐ必要はなく、現段階では利上げについて曖昧にしておくのが最善策

・ポンドのショートカバーが強まる。
・さすがに行き過ぎとの見方から一旦、対ユーロでのポンドショートの解消を推奨する声も
・英政府がEU離脱問題で落ち込みが予想される英経済に対する対策として、住宅市場の刺激策を用意しているとの報道
・英政府が資金を拠出し、中小の住宅建設会社などに融資し、住宅市場を活性化するというもの
・その報道もポンドの買い戻しを誘った


政府が編成する2016年度第2次補正予算案…
・経済対策の歳出は一般会計で3兆9871億円
・東日本大震災復興特別会計などを含めると4兆5221億円
・財源の不足を補うため建設国債2兆7500億円を追加発行
・事業費28兆1千億円に上る経済対策の第1弾として24日に閣議決定し、9月召集の臨時国会に提出
・1億総活躍社会の実現加速に総額7137億円。
・子育て・介護の環境整備は2770億円。
・低所得者に1万5千円を配る給付金に3673億円。
・21世紀型のインフラ整備に総額1兆4056億円。
・訪日観光客の誘致に1001億円。
・農林水産物の輸出促進などは4317億円。
・財政投融資を活用し、リニア中央新幹線に1兆5千億円。
・整備新幹線の建設に8279億円を追加。
・英EU離脱問題への対応や中小企業の支援に4340億円。
・資金繰り支援に1539億円。
・地方創生の推進に1625億円。
・震災復興と防災強化には1兆9688億円。
・熊本地震の復旧・復興に4139億円。
・東日本大震災に5456億円。

ファイザーがバイオのメディベーションを約140億ドルで買収合意…

仏サルコジ前大統領が来年の仏大統領選に向けた予備選に出馬する意向を固めた…






本日の経済指標は、黒田サプライズの有無と、欧米指標次第では、大きく動く可能性も…

12:00☆白井前日銀審議委員、記者会見
12:45?20年国債入札(1兆1000億円)
13:00☆黒田日銀総裁、あいさつ


14:00↓↑↓→シンガポール消費者物価指数(7月)
 結果-0.3% 予想0.1% 前回-0.7%(前月比)
 結果-0.7% 予想-0.5% 前回-0.7%(前年比)

15:00↓スイス貿易収支(7月)結果29.3億スイスフラン 前回35.1億スイスフラン(35.5億スイスフランから修正)

16:02↓↑製造業48.5(予想48.8、前回48.6)、非製造業52.0(予想50.5、前回50.5)と強弱がまちまち

16:30→↓ドイツ製造業PMI・速報値(8月)結果53.6 予想53.6 前回53.8
16:30↓↓ドイツ非製造業PMI・速報値(8月)結果53.3 予想54.4 前回54.4

17:00↓↓ユーロ圏製造業PMI・速報値(8月)結果51.8 予想52.0 前回52.0

17:00↑↑ユーロ圏非製造業PMI・速報値(8月)結果53.1 予想52.8 前回52.9

20:00→→トルコ中銀政策金利 結果7.50% 予想7.50% 現行7.50%
・翌日物貸出金利は8.75%から8.50%に引き下げ。
・翌日物借入金利は7.25%に据え置いた。
・いずれも市場予想通りの結果だった。

20:48!クーレECB専務理事がジュネーブでのコンファレンスで発言…
・成長は上昇しているが、まだ望ましいほどではない
・信頼感の創造のために、成長の潜在能力を高める必要
・ユーロ圏成長にはEMUの構造改革の施策が必要
・一層の刺激策でより広範に副次効果が表れてくるだろう

21:00→ハンガリー中銀 政策金利を0.90%に据え置き(予想通り)

23:00↓↓ユーロ圏消費者信頼感・速報値(8月)結果-8.5 予想-7.7 前回-7.9

23:00↑↑米国新築住宅販売件数(7月)結果654千件 予想580千件 前回582千件(592千件から修正)
 販売件数 65.4万件(58.2万件 年率換算)
 中間価格 29.46万ドル(31.05万ドル) 
 平均価格 35.58万ドル(35.35万ドル)
 在庫水準 4.3ヵ月分(4.9ヵ月分)
・予想を大きく上回る数字となり、在庫水準も大きく低下し
・販売件数は2007年10月以来の高水準と、かなり強い数字ではあるものの市場の反応は鈍い
・米住宅市場の好調さは既に織り込み済みということもあり、好調な数字が出ても、このところ市場の反応は鈍い
・ドル円は100円近辺での推移の一方、ユーロドルは1.13台前半で指標発表前とほぼ変わらず!

02:00 米2年債入札(260億ドル)

・米主要企業決算:ベストバイ↑









HIDE plays GOLF in HAWAII 中田英寿がゴルフにハマり続けている理由

2016年08月23日 23時18分32秒 | 市場動向チェックメモ
http://goethe.nikkei.co.jp/article/111544815.html?n_cid=WGT00001

HIDE plays GOLF in HAWAII
中田英寿がゴルフにハマり続けている理由
去年の2月に行った、宮古島でのゴルフ合宿を本誌で特集してから約1年が過ぎた。今回はハワイ・オアフ島にあるホアカレイ・カントリー・クラブで行われたゴルフ合宿に密着。中田さんが、なぜゴルフに本気になっているのか、その理由に迫った。


「ゴルフに大切なのはマネジメント力だ」


HIDE's GOLF way

■200ヤード×3で、600ヤードでもパーオンできる
ティーショットでドライバーを使わなくても、600ヤードあるパー5で200ヤードのアイアンショットを3回続ければパーオンは可能。

■次の1打を考えれば、ドライバーの飛距離は要らない
アイアンでティーショットを行い、次打をよい場所から打つ選択肢のほうが、今の自分のレベルだとスコアがまとまると判断。

■飛距離を求めた時、理想の動きができなくなる
アイアンだと高い確率で理想的な動きができるようになってきた。飛ばそうとするとその動きの精度が落ちると理解している。

中田さんがゴルフに取り組み始めてから、約1年半が経とうとしている。多忙の合間を縫って、限られた時間のなかで練習を重ね、確実に進化はしている。そんななか、ひとつの明確な答えが自身のなかで芽生え始めている。それは"飛距離よりも正確性が重要"ということ。谷 将貴(たに まさき)コーチとゴルフスイングの基礎練習から始め、現時点で最も精度が高いクラブは7番アイアンだ。練習量の多さが比例していることは間違いないが、その飛距離は170ヤードで方向性も高い。5番アイアンになるとやや精度は落ちるものの、190ヤードをマークする。いずれも70%の力でだ。それがドライバーになるとミスの種類がアイアンとは別物になる。簡単にいうとOBになるような大きなミスになってしまうのだ。中田さんは、ゴルフのスイングはボールとの距離感が大切で、それが最も難しいポイントだと話している。ドライバーのように長さが長くなるほど、身体とボールとの距離は遠くなるので、当然精度は落ちるが、その距離感がドライバーだとどうしてもつかめないという。

「ドライバーの場合、どうしてもヘッドが遅れてくる感覚があって、インパクトで正確にアジャストできない感じなんです」

もちろん確率こそ悪いものの、プロ並みの強弾道が放たれることは時々ある。ただ、問題は中田さん自身が、そのナイスショットに対して、このように動いたからよい球が打てたという実感がないということだ。


池やバンカーが効果的にレイアアウトされているホアカレイCCが今回の合宿の舞台。

指導するのは、名コーチの谷 将貴氏。
そこで決断したのが、今回のハワイ合宿ではドライバーは封印するということ。中田さんのバッグには1番アイアンが入っている。アイアンのユーティリティータイプではあるが、プロ並みのヘッドスピードがなければ打ちこなすことはできない代物だ。しかし今の中田さんにとっては、ドライバーよりも遥かに自分がイメージしたスイングをしやすい武器。実際、ティーショットで使った時の飛距離は230~240ヤードは出ている。この決断をした理由は、スコアを意識し始めたからに他ならない。どれだけよいスイングをしても、どれだけよい球を打っても、ゴルフはやっぱりよいスコアを出さなければ面白くない。中田さんの考えはこうだ。


グリーンに打つのが上手く、バンカーからはほぼノーミス。

「ドライバーを使って飛ばしても、ミスの度合いが大きい。OBを打ってしまえばその時点で3打目からになるわけで、ダブルボギーは確定ということになってしまいます。それならアイアンでティーショットをして、フェアウェイでなくても次の1打が打てるところにあれば、なんとかグリーン近くまで運んで、アプローチ&パターでパーの可能性が残ります。ミスの幅を小さくするだけで、スコアは絶対に縮まると感じています」

リスクをいかにマネジメントするか。ドライバーを使わないのは、今の自身が持つスキルでスコアをまとめるために導き出した答えなのだ。何が通常かは難しいことだが、世のアマチュアゴルファーのほとんどがティーショットをドライバーで行う。ミスをしても、なおもドライバーを使い続ける。まぐれ当たりの1発でもいいから飛ばすことにゴルフの楽しみを見い出しているならそれでもいいだろうが、多くの人はスコアに一喜一憂する。気持ちよく飛ばしたいし、よいスコアも出したい。はっきりいってしまえば矛盾しているのだ。中田さんはスコアをまとめるために、最も精度の高いもので勝負することを選んだ。実はこの考え方は自身の身体に昔から宿っているものだ。


カートがあってもラウンド中は歩くのを好む。

コースマネジメントという点でも今回は成果があった。

以前、サッカーの現役時代に、インサイドキックの精度を高めることに努めていたという話をしてくれた。サッカーにおけるインサイドキックは、いわゆる基礎中の基礎のキックだが、正確性が高い反面、強いボールが蹴れないという弱点もある。しかし中田さんは、そのインサイドキックで強い球が蹴れるようになれば誰もかなわないだろう、と考えたという。正確性の高いもののレベルを向上させる。デメリット部分を覆す。並大抵の努力ではできないことだが、実際にそれを成し遂げて世界のトップで活躍していた。その経験があるからこそ、アイアンの精度を磨くことにいち早くたどりつけたのだ。

中田さんは、7月に北海道で開催される「ネスレインビテーショナル 日本プロゴルフマッチプレー選手権 レクサス杯」で片山晋呉プロとマッチプレイ対決を行う。今はそのための練習だ。もちろん、ドライバーを捨てたわけではない。しかし、この1番アイアンは、相手がプロでも負けたくないという、勝負師ゆえの選択なのだ。


集中してラインを読む姿に圧倒される。

笑顔を見れば、ゴルフへのハマり度がわかる。


※ネスレマッチプレーレクサス杯は7月29日から31日まで、北海道の恵庭カントリー倶楽部にて開催された。

240ヤード飛ぶアイアンの秘密

コーチである谷将貴さんと当初から目指しているのは"美しいスイング"を習得すること。「美しいスイングというのは見た目の形だけじゃなく、リズムも大切」だと中田さん。頭の中には、ゆったりテイクバックして、切り返し後に、クラブがしなやかに加速していくスイングのイメージがある。

下の写真は1番アイアンでのティーショット。ロフトが立っているため、物理的にある一定のヘッドスピードの速さがなければボールが浮かないし、飛距離も出せない。それを可能にしているのは、持ち前の下半身の強さだ。写真では強く使っているようには見えないが、地面を蹴る動きが身体の回転スピードの速さにつながっている。


Top 以前よりトップで力が溜まるようになったが、右の腰がすえぎみになっているので、そこを改善していくことで、さらに上下動が安定してくる。アドレスからトップまでの動きは滑らか。
Impact インパクト時、やや上体が伸び上がることがある。インパクトでフェースをスクエアに戻せた時は左右の曲がり幅は、たとえ当たりが悪くても最小限に抑えられている。もう少し重心を下げたい。
Follow 頭がしっかりと残り、腕を鞭(むち)のように使えている。この上半身の柔らかさは、下半身を主体にスイングできているから。頭がターゲット方向に流れる動きも少なくなり、軸が安定している。
Finish 右肩がターゲット方向を指すように肩が回転。左足に体重が乗り切った綺麗なI字フィニッシュができている。スイングが崩れないのは、全体のバランスがいいから。締まった形が素晴らしい。

今回、ホアカレイCCで行ったハワイ合宿では、1日目1ラウンド、2日目2ラウンド、3日目2.5ラウンドをこなした。

「練習場ではできてもコースに出ると身体の向きや、ボールに当てようとする動きが入ってしまう。腕を使わないこと、切り返しのタイミングなど、いくつか決めているポイントに対して身体を上手く動かせた時は、ほぼイメージどおりの球が出るようになりました。少しずつ形ができてきたと思います」


   今回のハワイ合宿の成果はいかに?中田英寿 VS 片山晋呉プロ


「ゴルフは飛ばすことがすべてじゃない、
と感じています。コースには
ドライバーで打つと入ってしまう
池やバンカーが多く配置されていますよね。
それは設計者の罠(わな)であって、
そこに入れると難しくなるということ。
スポーツはリスクマネジメントが
本当に大切で、ゴルフもそのとおりだと
思います。そうやって頭を使って
攻略していくことが楽しいんですよね。
今はまだ上手く打てないことのほうが
多いのですが、どうすればよい球が出るか、
何がダメだったからミスになったかは、
最近わかってきたように思います。
奥深いゴルフの世界にもっと
入りこんでいきたいですね」
            ──中田英寿

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──中田英寿がゴルフに初挑戦

就寝前の実践でぐっすり眠れる! わずか5分の快眠ストレッチ 「背伸び」と「足の血行改善」が寝付き改善のコツだった!

2016年08月23日 22時46分18秒 | 市場動向チェックメモ
http://gooday.nikkei.co.jp/atcl/report/14/091100017/081200023/?waad=k5j61Kzk

就寝前の実践でぐっすり眠れる! わずか5分の快眠ストレッチ
「背伸び」と「足の血行改善」が寝付き改善のコツだった!
2016/8/18 伊藤和弘=フリーランスライター

仕事やプライベートの時間をやりくりするために、真っ先に削ってしまうのが「睡眠」ではないだろうか。また、年齢とともに、眠りが浅くなったり、目覚めが悪くなったりする人も多いに違いない。もう眠りで悩まないための、ぐっすり睡眠術をお届けしよう。

 マッサージを受けているうちに、うとうとと眠ってしまった経験はないだろうか? 筋肉の緊張が取れることで精神もリラックスし、安らかな眠りに落ちていく。悩み事を抱え、こわばった体でベッドに入ってもなかなか寝付くことはできない。就寝前のマッサージやストレッチは快眠のために有効な方法だ。

 そこで今回のテーマは「5分でできる就寝前のストレッチ」。骨格や筋肉の治療を通じて睡眠の改善に取り組んできた「仲野整體東京青山」(東京都渋谷区)の仲野孝明院長に教えてもらった。全部で5種類。すべて行っても4~5分しかかからないから、多忙なビジネスパーソンにはありがたい。

体をリラックスさせて呼吸を整える「ポールストレッチ」

 仲野院長がまず試してほしいと勧めるのが「背伸び」だ。仰向けに寝た状態で、30秒ほど手足をゆっくり上下に伸ばす。たったそれだけでも、効果はあなどれない。体の緊張をほぐしてリラックスさせ、姿勢を正して深い呼吸ができることで、よく眠れるようになるという。「コツは手足の末端(指先)を伸ばすように意識すること」と仲野院長。全身がしっかり伸びて、ストレッチ効果がぐっと高まる。

 次には、就寝前に寝た姿勢で行う「ポールストレッチ」をやってみよう。「背伸び」よりリラックス効果を高められる。まず、バスタオルを三つ折りにして、円筒状になるように手前から丸めていく。なるべくきつく巻いた方がいい。背骨に沿う形でタオルを置き、その上に仰向けに寝る。タオルの先端はうなじに当たるようにする。両腕は自然に伸ばし、体に沿わせておく。

就寝前に体をリラックスさせる「ポールストレッチ」

バスタオルを三つ折りにして、円筒状になるように手前から丸める。(1)背骨に沿う形でタオルを置き、その上に仰向けに寝る。両腕は自然に伸ばす。(2)ゆっくり息を吸いながら、肘を伸ばしたまま両腕を空中に引き上げ、半円を描いてバンザイするように頭上まで持っていく。手の平は天井を向ける。(3)ゆっくり息を吐き、両腕を床の上で滑らせ、大きく円を描くようにして最初の位置に戻す。これを2~3回繰り返す。


 ゆっくり息を吸いながら肘を伸ばしたまま両腕を空中に引き上げ、半円を描いてバンザイするように頭上まで持っていく。腕、肩、背中の筋肉が伸びていることを意識しよう。手の平は天井を向くようにする。ゆっくり息を吐き、両腕から指先まで遠くに末端を伸ばすように意識しながら、両腕を床の上で滑らせ、大きく円を描くようにして最初の位置に戻す。腕を動かすときは常に肘を伸ばしたままだ。これを2~3回繰り返す。

足の血行を良くして安眠につなげる「足首まわし」

 靴を履いて暮らしている現代人は、なかなか足の指を意識することがない。放っておくと、足の指はどんどん動かなくなっていく。例えばあなたは、足の指をスムーズに握ったり広げたりすることはできるだろうか?

 「足の指の衰えは歩行能力に直結します。動きが悪くなると歩ける年数がそれだけ短くなり、早くから寝たきりになってしまうんです」と仲野院長は指摘する。実は足の指の衰えの予防をしつつ、寝付きも良くしてくれるストレッチがある。足の指や足首に刺激を与え、血行を良くすることで足が温かくなる。それが体熱の放出を促し、体温が下がることで安眠につながるわけだ。

足の血行を良くして安眠につなげる「足首まわし」

椅子に座って左足を手前に引き寄せ、両手を組むように、左足の指と右手の指を組み合わせる。左手で足首をつかんで固定し、右手をゆっくりと回す。その次に、足の指を一本ずつつまみ、伸ばしたり、回したりして上下左右に動かす。続いて手足を逆にして、右足の指と左手の指を組み合わせ、同様に行う。


 「足の指が衰えていると、痛くて手の指が入らない人も珍しくありません。手の指を入れることで、足の指のツボを刺激する効果もあります」と仲野院長。最初は痛くて指が入らなくても、毎日やっていれば少しずつ柔らかくなっていく。

 足の指の動きが良くなると、「巻き爪や水虫の予防効果もあります」と仲野院長はいう。

 まずは、ここまで紹介した3つのストレッチを試してみてほしい。

さらなるリラックスには胸と股関節をストレッチ

 前述の3つのストレッチでうまく寝付けない場合は、以下のストレッチを追加する。いずれも姿勢を正して緊張をほぐし、呼吸を整えるのに有効だ。

バルーンストレッチ

 これは要するに胸のストレッチだ。仲野院長は「特にデスクワーク中心で、前屈姿勢でいる時間が長い人、肩こりに悩んでいる人にお勧めです」と話す。

胸や肩をほぐす「バルーンストレッチ」

(1)椅子に座って背中をまっすぐ伸ばし、両腕を指先を伸ばして真下に向ける。


(2)両腕を、手のひらを外側に向けるように、斜め下45度くらいに開き、ゆっくり息を吸いながら後ろに引いていく。手の平を上に向け、肩甲骨を寄せるようにして胸を開く。できる限り両腕を開いたら、そこで息を止めて3秒間キープ。息を吐きながら、ゆっくり両腕を元に戻す。回数は1回でも構わないし、3回ほど繰り返してもいい。

あぐらストレッチ

 これは股関節のストレッチ。「現代人はあまり股関節を動かす機会がないので、どうしても固くなりがちなんです」と仲野院長。
股関節をほぐす「あぐらストレッチ」

(1)床にあぐらをかいた後、左右の足の裏をぴったり合わせる。あごを引き、胸を張って、背中をまっすぐに伸ばす。


(2)息を吐きながら、上半身をゆっくり前に倒していく。ポイントは背中を丸めないこと。背中をまっすぐ伸ばしたまま、おなか、胸、顔の順番で床に近づけていくように意識する。ギリギリまで倒したら、そこで30秒ほどキープ。内ももの筋肉がしっかり伸びていることを意識しよう。その後、ゆっくり元の姿勢に戻る。1回でも構わないし、3回ほど繰り返してもいい。
[画像のクリックで拡大表示]
 いかがだろうか? 難しいものもないし、全部行っても4~5分しかかからないので、気軽に継続しやすい点も有難い。歯磨きや入浴のように、「寝る前の儀式」として習慣化してしまうといいだろう。

仲野孝明(なかの たかあき)さん
仲野整體東京青山院長、姿勢治療家
仲野孝明(なかの たかあき)さん 1973年生まれ。大正15年に創業し、藍綬褒章を2回受章した名門「仲野整體」の4代目。柔道整復師認定スポーツトレーナー。正しい姿勢をトライアスロンやマラソンに応用。自ら「サハラマラソン」で257キロを完走するなど、自分の体を使って姿勢の可能性を研究。著書に『長く健康でいたければ「背伸び」をしなさい』(サンマーク出版)、『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(じっぴコンパクト文庫)など。雑誌、講演、企業姿勢研修などでも活躍する。
(2、3ページ目のイラスト:『一生「疲れない」姿勢のつくり方』(仲野孝明・著/じっぴコンパクト文庫/実業之日本社)より転載)

【経済と日本株】自民・あいさわ氏:アフガニスタンでISの脅威が拡大[FISCO]

2016年08月23日 21時58分51秒 | 市場動向チェックメモ
政治から読み解く【経済と日本株】自民・あいさわ氏:アフガニスタンでISの脅威が拡大[FISCO]

・「アフガニスタンでISの脅威が拡大。
・政府軍がタリバンとの戦いで消耗する間隙を突いてISが拠点を築く。
・支配地域では恐怖で人々を服従させる。
・住民を殺したり、家を焼き払ったり。対タリバンとISの二正面作戦は厳しい。
・国際社会の支援が不可欠」とツイート(8/22)。

・7月23日に少数民族ハザラ人らによる抗議デモの最中に大規模な自爆テロ攻撃があり、80人が死亡した。
・「イスラム国」(IS)系のメディアアマク通信は「イスラム国の戦士2人が自爆ベルトを爆発させた」との犯行声明を出しており、アフガニスタン当局はテロと断定している。
・報道によるとこのアフガニスタンにおいて、ISはパキスタンとの国境地帯ナンガルハル州などで台頭し、アメリカ軍はIS幹部を標的とする無人機攻撃を続けている。

<MK>

中国から新興国へ、連鎖不況の恐怖

2016年08月23日 08時27分23秒 | 市場動向チェックメモ
http://bizgate.nikkei.co.jp/article/112470518.html

中国から新興国へ、連鎖不況の恐怖
2016/08/22
みずほ総合研究所

目下の新興国不安の大きなポイントとなっているのは、中国経済のさらなる減速が発端となって他の新興国経済が下押しされる連鎖への懸念である。

 そこで、中国経済が一段と減速した際に、どの国がその影響を受けやすいかについて検証した。

経済モデルが示唆する中国ショックの増幅

 中国経済の減速が新興国経済に影響する経路としては、貿易、資源、金融の3つのチャネルがあることを本章の冒頭で指摘した。この経路に基づき、各国の実質国内総生産(GDP)ならびに主要需要項目、原油価格等の商品市況、為替レートなどを変数とするグローバル・ベクトル自己回帰モデル(GVARモデル)を推計し、中国経済の減速が各国に与える影響の大きさを試算した。

 具体的には、中国経済の成長率が1%ポイントほど下振れした際に、1年間で各国の成長率がどう下振れするかをシミュレーションした。分析の対象国は幅広にして先進国も含めたところ、総じていえば新興国のほうが先進国よりも大きな影響を被るという試算結果となった(図表1)。

図表1 中国経済の減速が各国の成長率に与える影響

(注)中国の成長率が1%ポイント程度減速した場合の、1年間の累積の影響
(資料)Smith and Galesi(2014)などより、みずほ総合研究所作成
 新興国のなかには、成長率の下振れが1%を超えて、ショックの起点となる中国よりも悪化が想定される国があることは注目される。

 その中には、マレーシアなどのアジア勢のほかに、ロシアやトルコといった国がある。これらの国に対して相対的に強い下押し圧力が加わることについては、以下のようなシナリオが想定される。

 マレーシアなどのアジア勢については、対中輸出依存度が高いことから、まずは中国向けの輸出減少で成長率に下押し圧力を受ける。そして、近隣のアジア諸国も同様に対中輸出を中心に景気を減速させることから、近隣国向け輸出も減少して景気下押しのダブルパンチを浴びることになる。

 ロシアとトルコについても、中国経済の減速が他の国に波及していくことで、中国のみならず世界経済全体から悪影響を受けると考えられる。特に、資源依存度の高いロシアの場合、中国発の世界経済減速で国際商品市況が崩れると、資源関連産業の収益や政府の石油収入が減少し、設備投資や政府支出を中心に景気は落ち込む。

 また、経常赤字が新興国の中で特に大きいトルコの場合は、中国経済の減速を受けて世界的に経済が停滞すると、国際金融市場からの資金流入が不足して、通貨下落によるインフレや資金不足による金利上昇など、内需下押し圧力を受けやすい。

危機回避策の限界――厳しい財政事情

 新興国の景気がさらに下振れするリスクが強まるとき、各国が政策対応の余地を残しているかが危機回避のカギを握る。

 例えば、財政支出の拡大によって景気を支えることができれば、国内の急激なバランスシート調整が回避され、金融危機のリスクを抑えることができよう。

 財政政策の余地に関しては、政府債務残高が名目GDP比で60%以内であれば許容できるとの見方がある。また、国債関係の元利払いを除くプライマリーバランスが均衡していれば、名目GDP成長率が名目金利を上回るという条件の下、政府債務残高の名目GDP比が増加することはない。

 そこで、政府債務残高とプライマリーバランスに関する2つの尺度から、各国の財政出動余地を評価した。政府債務残高が多く、プライマリーバランスも赤字となっている財政出動余地の乏しい国としては、ブラジル、インド、ベトナムが浮かび上がる結果となった(図表2)。

図表2 新興国の財政政策の出動余地

(資料)IMFより、みずほ総合研究所作成
ジレンマに縛られる金融政策

 金融緩和によっても、バランスシート調整圧力を軽減することが可能である。実際には、新興国の一部はすでに利下げを実施する一方で、金利を据え置いている国や、利上げを余儀なくされている国もあるなど、金融政策の方向は割れている。

 メキシコは、2015年12月に米国が利上げをした翌日、08年以来の利上げを実施した。利上げをしなければ通貨安とインフレにつながるということが、理由として説明された。南アフリカ共和国も、通貨安とインフレを抑制するため、2016年3月にかけて断続的に利上げを行っている。

 ブラジルは、2015年7月の利上げを最後に、金融政策の変更を行っていない。通貨安とインフレに対応して利上げが連続的に行われたが、2015~16年に2年連続でマイナス成長が見込まれるなど景気は悪化しているため、金融政策は身動きをとれなくなったのである。

 対照的に、アジアでは金融緩和の動きが出ている。2016年以降に限っただけでも、インドネシアが3回、インドと台湾が1回ずつの利下げを行い、中国、マレーシアが預金準備率の引き下げを実施した。

 メキシコや南アフリカ共和国、ブラジルは資源国であるため、資源価格の下落が資金流出につながっており、通貨安とインフレが進行している。これに対し、アジア新興国では資源への依存度が相対的に低いため、通貨安とインフレは中南米諸国ほど深刻ではない。むしろ、資源安によって経常収支の改善やインフレの抑制など、恩恵を受けているアジア新興国もある。こうした違いが、各国で金融政策の方向性が割れている背景にある。

 直近で金融緩和を実施していない新興国については、それを妨げる要因があるため、今後も緩和は困難と考えられる。一方で、これまでに金融緩和を行っていたアジア新興国にとって、追加緩和は可能と言えよう。

 もっとも、中国をはじめとするアジア新興国でも、資源安の恩恵を除くとファンダメンタルズに不安がある状況に変わりはない。米国の利上げなどをきっかけに再び資金流出圧力にさらされるリスクがあるため、追加緩和の余地は大きくないとみるべきだろう。

 財政と金融それぞれの政策余地を総合的に評価すると、ブラジルの政策余地が特に乏しい。これに次いで、ベトナム、メキシコ、南アフリカ共和国などの余地が乏しいと考えられる。

経済危機のリスクが高い「懸念4カ国」

 以上の各項目について良好のAから不良のDまで4段階に分類し、さらにその総合評価を行った。その結果、ベネズエラ、ブラジル、アルゼンチン、トルコが最もリスクの高いD判定の「懸念4カ国」としてあぶり出された。やや不良のC判定となったのは、南アフリカ共和国、ロシア、インドネシア、マレーシア、ベトナム、サウジアラビアといった「次の6カ国」である(図表3)。

画像3 リスク分析総括表

(注)各項目について良好のAから不良のDまで4段階に分類し、さらにその総合評価を行った。
   なお、一部の国については、データの制約から「債務負担」と「中国減速の影響」の判断を    保留した
(資料)各国統計、IMF、世界銀行、BIS、Bloomberg、CEICより、みずほ総合研究所作成

 ベネズエラは、輸出の9割以上、政府歳入の約5割を原油に依存するため、原油安で経済ファンダメンタルズが揺らいでいる。マドゥーロ大統領は、2016年1月に経済緊急事態を宣言するところまで追い込まれた。また、大統領は野党の優勢な議会と対立を深めており、政治的な不透明感も強い。外貨不足が深刻化していることから、外貨建て国債や国営石油会社債のデフォルト懸念がくすぶっている。

 ブラジルも、資源価格の下落で苦境に立たされており、2016年の成長率は2年連続でマイナスとなる見通しだ。政治面でも、ルセフ大統領への支持は失墜し、政権は「死に体」である。民間部門の債務返済負担が高く、国際決済銀行(BIS)の分析手法に従えば金融危機に陥る可能性が指摘される。

 アルゼンチンでは、経済ファンダメンタルズがブラジルに次いで傷んでいる。変動相場制への移行と資本移動規制の廃止により外貨準備の減少に歯止めがかかりつつあるが、依然として外貨準備は不足している。2015年末に発足したマクリ新政権が経済立て直しの改革に取り組んでいることはプラス材料だが、新政権の基盤は強固と言えず、改革の取り組みを手放しで評価することはできない。

 そしてトルコは、経常赤字に対して外貨準備の薄いこと、民間債務が膨らんでいることが特に気がかりである。隣国シリアに勢力を張る「イスラム国」や、国内のクルド系武装勢力と対峙する状況が続いており、地政学的な政治リスクも相対的に高い。

 一方、新興国不安の一因となった中国については、リスク度合いの低いB判定の結果になった。民間債務が膨らんでおり、バランスシート調整圧力が強いことには注意すべきであるものの、経常黒字で外貨準備も豊富なこと、金融財政政策には発動余地があることが、中国のリスクを抑えるアドバンテージとなっている。

 もっとも、目下の新興国不安は中国経済の減速が発端となったことから、他の新興国への影響という観点も含めて、中国経済の動向をモニタリングしていく必要がある。

最終シナリオ――連鎖の恐怖

 リスクの高い新興国ほど経済危機に陥る可能性が高い。そして、ある新興国が危機に陥れば、その影響は相対的にリスクの低い新興国や、あまつさえ先進国にも及ぶという連鎖現象を引き起こす恐れがある。

 例えば、「懸念4カ国」のうち、ベネズエラ経済が破綻したら、次に何が起こるのか。実は、近年のベネズエラは、金融面で中国への依存度を高めてきた。中国の政策性銀行が、過去10年に650億ドルの融資を行ったというデータがある。

 ベネズエラ経済が危機に陥れば、主要な債権国となった中国に影響が飛び火する可能性がある。こうした形で火の粉が降りかかれば、相対的にリスクの低い中国といえども打撃を被り、貿易、資源、金融の3つのチャネルを通じてほかの新興国へも一層の下押し圧力が加わるだろう。

 具体的には、中国経済減速の影響に関するGVARモデルの分析が示す通り、対中輸出依存度の高い国のほかに、資源依存度の高い国、経常赤字国など資金流出に脆弱な国を中心に影響が連鎖していくと思われる。そして、中国当局が経済運営に失敗して景気が一段と落ち込み、国有企業破綻や雇用悪化に伴う社会・政治不安といった事態に至れば、2015年夏から16年初のインパクトを超える資金流出と人民元安が起こることも想定される。

 その場合、中国につれて、他の新興国にも資金流出と通貨安が伝播するだろう。

疑心暗鬼が信用収縮を招く

 かつて、1994年に人民元が対ドルで大幅に切り下がったことは、97年のアジア通貨危機の原因の1つになったとの見方がある。当時の人民元切り下げとアジア通貨危機の関係は必ずしも明確ではないものの、中国が人民元の切り下げによって輸出を伸ばした一方、他のアジア諸国は輸出先でのシェアを奪われて経常収支を悪化させたという見方である。

 今日においても、中国の人民元のさらなる急落が、こうした見方を市場参加者に想起させることで、新興国通貨売りに拍車をかけて通貨危機に連鎖するシナリオを警戒すべきである。

 また、残りの「懸念4カ国」のうち、ブラジルとトルコに対しては、歴史的経緯や地理的近接性から、欧州の金融機関が多額の貸し付けを行っている。ブラジル向けはスペインと英国、トルコ向けはスペイン、フランス、ギリシャの銀行が主な貸し手である。

 2001年のデフォルト後、国際金融市場へのアクセスを断たれ、対外借り入れが困難となっていたアルゼンチンは例外として、ブラジルとトルコが破綻する場合、欧米の金融システムが揺らぐ2次的影響が考えられる。

 不良債権比率が高止まりしている欧州の金融機関が、ブラジルやトルコ向けの不良債権も抱えると、バランスシート調整を強いられて自国内での貸し出しを絞り込み、欧州では信用収縮が生じて実体経済は悪化すると懸念される。世界経済でのプレゼンスが大きい欧州経済が不況になれば、世界経済全体へと3次的な影響が拡散しうる。

 ブラジルやトルコを襲った局地的な危機が、欧州経由で世界全体へと広がるなかで、ファンダメンタルズや危機への耐性の劣る新興国経済に追い討ちをかける展開がありえよう。

 悪影響が伝播して、1つ、また1つと国が破綻するドミノ倒しが行きつく先には、グローバルなリスク回避モードの深淵が口を開ける。次に破綻する国はどこかという疑心暗鬼が強まって信用収縮の動きが加速し、世界的にマネーや需要が蒸発するリーマン・ショック型の世界経済危機が発生するというのが、想定されうる最終シナリオだ。

みずほ総合研究所 編著 『中国発 世界連鎖不況』(日本経済新聞出版社、2016年)Ⅳ「連鎖 新興国リスクの検証」から

みずほ総合研究所
トップレベルのリサーチ部門とコンサルティング部門に加え、独 自の法人会員制度を擁する日本有数のシンクタンク。みずほフィナンシャルグループのリサーチ&コンサルティングユニットの中核を担う。優れた分析力と国内外のネットワークを駆使し、付加価値の高いマクロ情報の発信や政策提言を行うほか、国や自治体、民間企業の個別課題解決ニーズに対応したコンサルティング・サービスを提供している。

スマホでボトルキープも 外食大手の「ちょい飲み」進化

2016年08月23日 07時10分07秒 | 市場動向チェックメモ
http://digital.asahi.com/articles/ASJ8Q4J00J8QULFA00K.html?rm=448

スマホでボトルキープも 外食大手の「ちょい飲み」進化
栗林史子2016年8月23日00時06分

「デジタルボトルキープ」のアプリが表示されたスマートフォンとビールピッチャーを持つ吉野家の河村泰貴社長=東京都港区

 帰宅前に居酒屋でちょっと一杯――。そんな客層を取り込もうと、外食チェーンが新たなサービスや店を強化している。アルコール類を品ぞろえに加えるだけでなく、スマートフォンを使ったボトルキープや、おしゃれな雰囲気を味わえるなど中身は様々だ。

 牛丼の吉野家は7月、スマホを使った「デジタルボトルキープ」を始めた。スマホアプリでビールや焼酎の「仮想ボトル」を買い、店舗で提示する。生ビール10杯分が3千円で、通常よりも500円分安く飲める。

 吉野家は2014年、アルコール類やおつまみをそろえた「吉呑(よしの)み」と名付けたサービスを本格的に開始。ボトルキープはリピーターを増やすのがねらいだ。河村泰貴社長は「ちょい飲みの先駆けとなった自負がある。お客様の利用頻度が上がってくれれば」と期待する。

 スターバックスコーヒージャパンは3月末、東京・丸の内に「スターバックス イブニングス」を開いた。仕事帰りの女性が主なターゲットで、ワインとスイーツのセットやワインとティーをシェークした飲み物などを扱う。

 ログイン前の続きフレッシュネスバーガーは昨年から、ワインやおつまみを提供する「フレバル」、ビールをそろえた「バーガー&ビアー」を主に都市部で展開している。「フレバル」の税別500円で生ハムが1時間食べ放題になるメニューはSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)でも話題になった。「ハンバーガーでは取りにくかった夜の売り上げが伸びた」(広報)という。

 日本ケンタッキー・フライド・チキン(KFC)は14年、東京・大手町にアルコール飲料と、通常メニュー以外の料理もある店舗を出した。今年4月には幅広い年齢層の来店をねらい、高田馬場店(東京都新宿区)を同様のコンセプトで「バル」(スペイン式居酒屋)のように改装。従来型の店舗でも、関東や関西の一部で9月末までの期間限定でビールを提供する。(栗林史子)

変わるラブホ、外国人に照準 鏡撤去、ベッドはツインに

2016年08月23日 07時05分35秒 | 市場動向チェックメモ
http://www.asahi.com/articles/ASJ8M5CJKJ8MUTIL017.html?ref=nmail

変わるラブホ、外国人に照準 鏡撤去、ベッドはツインに
峯俊一平、千葉卓朗2016年8月22日23時09分

改装後のホテルウィル浦和。宿泊や休憩料金を示した看板は撤去した=6月、さいたま市緑区中野田

 ラブホテルを外国人観光客向けホテルにリニューアル。こんな業態転換が増えつつある。ラブホ業界は新たな顧客開拓を狙い、政府はホテル不足解決の打開策ともくろむ。うまくいくのか?

 さいたま市郊外の埼玉スタジアム近く。畑や民家が点在するエリアに6月、「ホテルウィル浦和」が改装オープンした。全57室、宿泊人数は最大約100人。4階建ての屋上にはピンクと緑の派手なネオン。改装前の「ラブホ感」を色濃く残すたたずまいを見てやってくるカップルが今も後を絶たないが、改装後のターゲットは訪日中国人観光客だ。運営会社グランクールの吉田健社長(48)によると、ラブホ時代の月商のピークは10年前の1600万円。年々落ち込み、最近では600万円と採算ラインぎりぎり。経営立て直しのため、業態転換に踏み切った。吉田社長は「商慣行や文化が違い不安はあったが、中国人観光客に活路を見いだした」と話す。

 改装費約1億5千万円は都内の信用組合から借りた。ベッドをダブルからツインに換え、ピンクの壁紙を白色に統一。大きな鏡は撤去し、テレビや冷蔵庫、空気清浄機を新調した。旅館業法が義務づける食堂やフロントを作り、風俗営業法上のラブホ営業許可は返上。広々とした風呂や洗面台はそのまま活用した。運営会社が中国系の旅行会社と月1350万円で貸し切り契約を締結。連日3~4台の大型観光バスが乗り付け、満室が続いている。

■利用減るラブホ業界、外国人に照準

 カラオケボックス、ネットカフェのカップルシートなど男女が2人きりになれる低価格サービスの登場や、若者の「草食化」や車離れなどで、利用客が減るラブホ業界。急増する訪日外国人観光客(インバウンド)は「新たな鉱脈」だ。政府は2020年に年間4千万人を目指すが、課題は客室不足。ラブホの業界団体はそこに目をつけた。

 全国約500店が加盟する日本中小ホテル旅館協同組合(大阪市)は、平日の空室率を平均60%と試算し「ラブホは年間2800万人の宿泊客を新たに受け入れられ、民泊なしでもホテル不足は解消できる」と提言する。ただネックは改装資金の調達。金融機関の多くは「風俗案件」としてラブホへの融資を避けるためだ。

 そこで組合は公的融資を求めて、組合顧問を務める国会議員らを通じ政府への「ロビー活動」を展開。2月には首相官邸で菅義偉官房長官と面会した。組合の金沢孝晃理事長が「ラブホテルはひまです。活用して下さい」と要望すると、菅長官は「国益に沿う事業。全面的に支援する」と応じたという。厚生労働省は4月、日本政策金融公庫に対し「ラブホテル改装に特段の配慮」を求める通知を出した。これまでに16件の相談があり、今後融資を検討するという。

 ログイン前の続き旅行会社がラブホを丸ごと買収するケースもある。「ワールドトラベル」(仙台市)は2月、岐阜県羽島市の高速道路インター近くにある全35部屋のラブホを買収、外国人団体客専用ホテルとして改装オープンさせた。同社の松原智哉・統括部長は「経営が苦しかったホテルで、格安で買えた」と話す。

 羽島市は、東京と関西の間に位置し、両エリアを巡るツアーの団体客の宿泊には好立地。一般ホテルより安く提供できる一方、ラブホと違って団体客を確保でき、「客にも経営にもメリットがある」。同社は4月にも和歌山県と愛知県でラブホを買収。団体客専用に改装した。中国国内の旅行会社に幅広い取引先があり、団体客の受け入れのノウハウも持つ。自社でホテルを持つことで、顧客の細かい要望に対応できるという。松原部長は「良い物件があれば買収したい」と話す。

■疑問の声も

 一方、インバウンド転換には疑問の声もある。ホスピタリティーマネジメント論が専門の河野正光・帝京大学教授は「おもてなしの面からみて、元ラブホは外国人が『日本に来てよかった』と思える施設なのか」。転換は、「休憩」の客も受け入れて1日の客室回転数を増やして稼ぐ経営モデルの利点を失うことにもつながる。都内のラブホ経営者は「団体客を確保できる保証がない。転換は一部にとどまる」と指摘する。

 こうした見方に対し、中小ホテル組合の金沢理事長は「ホテル不足で、現状でもラブホを利用する外国人観光客は多い。成功モデルが出てくれば広がる」と話し、自身が経営するラブホの改装を進めている。(峯俊一平、千葉卓朗)