今年もあと1日になりました。
今年はいろいろ大変なことがありました。地震に火事、水害が起こり、戦争はまだ終わらないし、暑い夏がやっと過ぎたと思ったら、今度は、米不足、そして米は高止まりになったまま、物価高騰、野菜高騰が続いています。
来年はいい年になってほしいです。皆様、よいお年をお迎えください。
忙しい年末のはずですが、家事の合間に上橋菜穂子さんの 「神の守り人 来訪編と帰還編」を読みおわりました。
「女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。二人には恐ろしい秘密が隠されていた。
ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、〈猟犬〉とよばれる呪術者たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる〈猟犬〉たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける!
南北の対立を抱えるロタ王国。対立する氏族をまとめ改革を進めるためには、恐ろしい〈力〉を秘めたアスラは大きな利用価値があった・・・」とカバー表紙の裏には書いてあります。
少女アスラは12歳。それなのに、この世の不幸をなくす、大いなる神の化身だと 周りから言われています。
そしてアスラを使って相手の氏族を倒そうとする陰謀が起こっています。アスラはどうしたらいいかわかりません。
神といっても自分たちが助かるためには相手を大殺戮する残酷な神なのですが、アスラは自分の神はこの世の不幸をなくす正義の神だと思っています。そんなアスラにバルサは、「命あるものを、好き勝手に殺せる神になることが幸せだとは、わたしには思えないよ。・・・そんな神が、この世を幸せにするとも思えない。・・・そんなものに、ならないでおくれ、アスラ」というのですが・・・