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むらすずめのおやど

毎日の暮らしの中で気づいたこと,感じたこと,読んだ本や見た映画の感想など何でもおしゃべりします。

よいお年をお迎えください。

2024-12-30 18:09:25 | Weblog

今年もあと1日になりました。

今年はいろいろ大変なことがありました。地震に火事、水害が起こり、戦争はまだ終わらないし、暑い夏がやっと過ぎたと思ったら、今度は、米不足、そして米は高止まりになったまま、物価高騰、野菜高騰が続いています。

来年はいい年になってほしいです。皆様、よいお年をお迎えください。

忙しい年末のはずですが、家事の合間に上橋菜穂子さんの 「神の守り人 来訪編と帰還編」を読みおわりました。

 「女用心棒バルサは逡巡の末、人買いの手から幼い兄妹を助けてしまう。二人には恐ろしい秘密が隠されていた。

ロタ王国を揺るがす力を秘めた少女アスラを巡り、〈猟犬〉とよばれる呪術者たちが動き出す。タンダの身を案じながらも、アスラを守って逃げるバルサ。追いすがる〈猟犬〉たち。バルサは幼い頃から培った逃亡の技と経験を頼りに、陰謀と裏切りの闇の中をひたすら駆け抜ける!

南北の対立を抱えるロタ王国。対立する氏族をまとめ改革を進めるためには、恐ろしい〈力〉を秘めたアスラは大きな利用価値があった・・・」とカバー表紙の裏には書いてあります。

少女アスラは12歳。それなのに、この世の不幸をなくす、大いなる神の化身だと 周りから言われています。

そしてアスラを使って相手の氏族を倒そうとする陰謀が起こっています。アスラはどうしたらいいかわかりません。

神といっても自分たちが助かるためには相手を大殺戮する残酷な神なのですが、アスラは自分の神はこの世の不幸をなくす正義の神だと思っています。そんなアスラにバルサは、「命あるものを、好き勝手に殺せる神になることが幸せだとは、わたしには思えないよ。・・・そんな神が、この世を幸せにするとも思えない。・・・そんなものに、ならないでおくれ、アスラ」というのですが・・・

 

 


年賀状を手書きしました。

2024-12-22 22:02:11 | Weblog

今年の10月から葉書が85円、手紙は110円になりました。年賀状も85円で,かなりの値上げです。

これを機に年賀状じまいをする人も増えているそうです。

確かに私の知人には年配の方が多いです。先生方は80台になり、もう亡くなった方も数名おられます。

80台になると年賀状の返事を書くのはつらくなるかもしれません。年賀状を出してご迷惑になることさえあるでしょう。

それでも私は昨年いただいた方には年賀状を書きました。(年賀状じまいをするという方が3名おられました)。

暇になったので、私は 全部手書きで書きました。本当はプリンターを使うのが煩わしかったのです。

今まで使っていた筆ぐるめは使えなくなってしまったので、新しく買えばいいのに買いに行くこともなく、ワードで作ろうと思ったのですが、それも面倒になったのです。

枚数はそんなにたくさんではないので、手で書く方が早いと気がついたのです。

しかし、全部書き終えるのに1週間くらいかかりました。

このように年に一度の便りで友人たちの消息が知りたいので、しばらくは年賀状を辞めずに続けたいです。


オカリナのCD

2024-12-16 18:26:52 | Weblog

部屋を片付けていてオカリナのCDをみつけました。

パソコン仲間だったTさんが下さったものです。

Tさんが亡くなって はや6年も過ぎました。Tさんとはパソコンの教室で知り合いましたが、Tさんはほかにも山登りやウォーキング、木彫りなどいろんな趣味を持った人でした。オカリナも習っていたのかもしれません。山に登って吹いたのかもしれません。

下さったオカリナのCDを久しぶりに聞いてみると何にでもまじめに取り組んでいて優しかったTさんがしのばれました。オカリナの曇りのない澄んだ音は胸に響きました。

学校で習った懐かしい曲が多いですが、新しい歌もあって聞いて楽しいです。

①シルクロード ②夢路より ③北の国から ④アニー・ローリー ⑤峠の我が家 ⑥今日の日はさようなら

⑦アメイジング・グレース ⑧いとしのエリー ⑨椰子の実  ⑩浜辺の歌 ⑪ゆりかごの歌 ⑫ムーン・リバー

⑬赤とんぼ ⑭野に咲く花のように  ⑮オーラ・リー ⑯愛の讃歌 ⑰みかんの花咲く頃  ⑱この道

⑲贈る言葉 ⑳エデンの東 ㉑クリスマス・イブ ㉒叱られて ㉓エーデルワイス ㉔少年時代 ㉕虹の彼方に

㉖僕たちの失敗 ㉗秋桜(コスモス)㉘となりのトトロ ㉙大黄河

 


読了しました。

2024-12-13 21:41:57 | Weblog

上橋菜穂子さんの「香君4」をついに読了しました。

「飢えの雲、天を覆い、地は枯れ果て、人の口に入るものなし」恐れていた災いが凄まじい速さで広がる中、アイシャたちは必死に事態の収束を図るが、巨大な国家は、容易に方向転換ができない。民に危機が迫る中、孤独を抱えながら生きてきた〈香君〉が選んだ道とは。」 

小説を書くためにはたくさんの本を読んで勉強しなければいけないということが上橋さんの本を読んでよくわかりました。

植物が虫や人などに傷つけられると香りを発し、その香りを察知したほかの植物が反応するという現象があるそうです。

植物から放出された物質がほかの植物や昆虫、微生物、小動物、そして人間にも何らかの影響を及ぼす現象をアレロパシーというそうです。そういう香りの声を聞くことのできる少女アイシャが主人公だから面白かったです。

物語の中には「青い光のような青香草の香り」がよく出てきます。この青香草という小さな青い花が印象的です。

〈香君〉のオリエが皇帝や貴族たちや藩王たち全員を集めて、あと一言言えばいいというところで力尽きて倒れてしまったとき、アイシャは唐突に青い花を思い出します。「兵に追われ、よじ登った崖で見た小さな青い花。風になぶられ、ちぎれそうになりながらも それでもちぎれることなく、揺れていた花を。」その瞬間 彼女は、オリエに代わって〈香君〉を引き継ぐ決心をするのです。そして全員に呼びかけます・・・

小さな青い花とはどんな花でしょう。青い花には朝顔や矢車草、キキョウ、リンドウ、ツルニチニチソウ、釣り鐘草などいろいろありますが、私は矢車草の青色が一番好きです。


新しい畳

2024-12-03 16:00:36 | Weblog

今の家に来てはや25年が経ちました。

その間には屋根の瓦を替えたり、白アリ消毒をしたり、フロアをはりかえたり、年に一回ほど、いろいろ手を加えましたが、まだ畳は替えていませんでした。以前白アリ消毒をしてもらったのに、不完全だったのか新しくシロアリが来たのかわかりませんが、数年前から畳に小さな穴が開いているのには気づいていましたが、放置していました。

ところが今度は 畳ではないほかの部屋でもカーペットに穴が開いていたり、下の床に穴が開いていました。

アルバムの背表紙が食われ、中にたくさんの虫がいるのを見てびっくりしました。それが白アリだったのです。

そこで白アリの消毒をお願いしました。1か月くらい前のことです。床下を見てもらっていろいろ段取りをしてもらいました。

当日、消毒の人がお手伝いの若者を連れて朝早くやってきました。

床下にも潜り込み、消毒液を噴霧するのです。お昼になり、消毒の人に「昼食はいつされますか」と聞くと「私らはお昼は食べないのです。食べておなかが膨れると床下に入れなくなりますから。終わってから食べます」と言いました。

なるほどと思い大変だなと納得しました。それでも1時過ぎには終わりました。

片づけが大体おわった時、お手伝いの若者と話してみると、来春、就職が決まっている大学4年生でした。中高一貫校の先生になると張り切っていました。何かをしてあげると、例えばコンセントの場所を教えてあげただけでもすぐ「ありがとうございます」というさわやかな若者でした。社会を教えるそうです。二才上のお姉さんは幼稚園の先生で二才下の妹さんは看護学校に行っていて11才下の弟さんもいるそうです。

消毒液のにおいはしないと消毒の人は言いましたがそれでも空気が臭いのは、カビや土のにおいだそうです。

次の日、白アリに食われた敷居を大工さんに直してもらいました。古いのを撤去して新しい木材を入れてもらったのです。あらかじめ木材はカットしていましたが敷居のスペースに合わせて切る必要がありました。

私は見ていなくて主人が見ていたのですが、木材を切るのに、腕がいいのか、道具が素晴らしいのか、切った木材の断面はつるつるだったそうです。若い大工さんで腰にたくさん道具をぶら下げていました。子供が見てもかっこいいと思ったでしょう。大工さんは、木材を切った道具は最新式のものでまだ使うのがこの家で二度目だと言っていたそうです。

敷居はぴったりと収まっていました。

次の日は畳屋さんに畳を取り替えてもらいました。全部替える畳と表だけ替えるのと2種類ありました。

畳屋さんはタンスを動かすために、タンスの下に何か板のようなものを差し込んで滑らせ、ひとりで動かしていたので驚きました。ふつうは二人でもタンスを動かすのは重くて大変なのですが、さすがでした。

畳を入れるときは、奥様も来られて手伝っていましたが、奥様はおもに掃除をしてくれました。

おかげで、今は新しい畳になり、掃除もしてもらったので助かっています。

でも、新しい畳の上ではもったいなくてまだ寝ていません。畳のいい香りがします。


12月になりました。

2024-12-01 21:26:25 | Weblog

12月になるとすぐお歳暮が届くことがあります。

今年も長女のところへお歳暮を贈りましたが、長女から「お歳暮で同じものが2個も送られてきたよ。お母さん、間違ったの?」という電話がありました。注文したのはずっと前なのですっかり忘れていました。注文内容の確認をしていなかったのです。

最近はお歳暮を送る件数が減って2件だけになっていたのに注文内容をよく見ると2件分まとめて注文したのと一件分だけ別に注文したのがありました。同じ日で時間も同じころでした。それで同じものを同じところに注文したことになったのです。今度はよく確認しようと思いました。

もう一つのお歳暮は、そのうち誕生日が来る長女のバースデイプレゼントとクリスマスプレゼントにするねと 長女に言っておきました。

 

 


続きが読みたくなる物語

2024-11-20 22:40:29 | Weblog

上橋菜穂子さんの「香君」①と②を読み、続けて③を読みはじめ、読み終わりました。

③は面白くて一日で読んでしまいました。早く④が読みたいです。でも12月4日にならないと文庫本の④は発売されません。それまでお預けです。

「虫害によって国の威信が揺らぐ事態に陥ったウマール帝国。その危機を打開する方法が見つかるが、アイシャは、なぜか、その方法に不安をおぼえる。そんな中、天炉山脈の聖地で、一人の男が発見される。男に会うために天炉山脈に向かったアイシャとマシュウは驚愕の事態に遭遇するのだった。」

万能のオアレ稲に虫害が発生します。オオヨマという虫で、どんどん増えて被害が拡大するので、やむなく虫ごと稲を焼き払うことにします。そうするとオアレ稲しか植えていない人民は食べるものがなくなって飢え死にするものが出るという事態になるのです。それを防ぐためにアイシャたちはオアレ稲以外の穀物をこっそりと畑に植えるのですがこれが知られると帝国への謀反行為になるのです。さらに、オオヨマを食べるバッタのような虫が大発生して、オオヨマを食べてくれるのはいいのですが、つぎには オアレ稲を食べ始めるという恐ろしい展開になっています。ただ、虫の命は短いことが救いになっていますが・・・


息をもつかせない物語

2024-11-16 11:03:28 | Weblog

⑤「虚空の旅人」がとても面白くて、続けて読んでしまいました。

上橋さんの小説には必ず地図と人物紹介と用語集があります。

最初は地図も人物関係も見てもあまりわかりませんが、物語を読んだあとでもう一度見ると、よくわかって来ます。

今回はチャグム皇太子が星読博士シュガと一緒に活躍します。

シュガは皇太子の学問の師、相談役になって3年経っているのです。

①の「精霊の守り人」でシュガは帝の命令で皇太子を暗殺する側でしたが、バルサやタンダやトロガイが皇太子の命を助けたのを見、特に呪術師トロガイの知識を尊敬するようになって、皇太子チャグムを守る側に変わったのです。

シュガがどんな人かイメージがわきませんでしたが、この前、アニメでロングヘアーでイケメンのシュガを見てなるほどと納得がいきました。⑤では皇太子を命をかけて救うのです。シュガは天道を学んでいますが、呪術にも関心があり、医術の心得もあります。

隣国サンガルの新王即位儀礼に招かれた新ヨゴ皇国皇太子チャグムと星読博士シュガは、〈ナユーグル・ライタの目〉と呼ばれる不思議な少女と出会った。海底の民に魂を奪われ、生贄になる運命のその少女の背後には、とてつもない陰謀が・・・

一気に読みたくなる物語です。陰謀が次第に姿を現していくさまがゾクゾクし、最後に結末を迎えるまでが息をもつかせません。


暖かさに誘われて

2024-11-13 17:30:36 | Weblog

11月の13日になっても最高気温が22℃もあります。

朝は寒いのですが日中は暖かいので、赤いつつじが一つだけ緑色の木の中で咲いていました。

白いゼフィランサス(玉すだれともいいます)が2本だけ咲いていました。花はもう10月におわっていたのですが。

黄色い蝶が飛んでいるのを見かけました。紫色の花のついたデュランタに来ていました。

百日紅やむくげは切ってしまいましたがもしかしたらまだ花をつけていたかもしれません。

上橋菜穂子さんの「香君」の文庫本の3が発売されたので早速買ってきました。

でも1巻と2巻の本を読み返さないとと思うとまだ読めません。

守り人シリーズの③「夢の守り人」を読みました。

人の夢を糧とする異界の”花”にとらわれ、人鬼 と化したタンダ。女用心棒バルサは幼馴染を救うため、命を懸ける。心の絆は”花”の魔力に打ち勝てるのか?開花の時を迎えた”花”はその力を増していく・・・

夢を魂が旅をしている状態ととらえる考え方があるそうです。夢を見ているような意識の状態を自ら作り出して異界へと飛ぶシャーマンがいます。ほかの人々とは違うものをみてしまう「少しの人たち」のうち、深くものを考える人ほど、優越感ではなく、苦しさや悲しみを抱いているのだそうです。

守り人シリーズのほかの話とは少し違っています。

今は④の「虚空の旅人」を読んでいます。こちらの方がスケールが大きく皇太子チャグムが活躍する話だから好きです。

 


紅葉はまだでした。

2024-11-11 20:18:55 | Weblog

11月になりました。今年もあとわずかです。

連休の次の日に紅葉を期待して耶馬渓方面に行きました。青の洞門や一目八景を見に行ったのです。

ところが、例年ならきれいに紅葉しているはずが今年は暖かかったためか、あまり紅葉していませんでした。木は緑色のままか少し黄色くなったのがあったくらいです。赤くなった木もすこしだけあったので、全体の緑色に映えていました。

7日に急に寒くなったので 少し紅葉が進んだことでしょう。

青の洞門を掘った禅海法師の像と禅海法師をモデルに小説「恩讐の彼方に」を書いた菊池寛の碑がありました。