弓道修行日記

このブログに、弓道修行する中で、学んだこと、考えたこと、試行したこと等を書き残し弓道修行の友とする。

東電“虚偽報告”所長を口頭注意ー本部の考えがいつも正しいとは限らないー英雄とも言える

2011-06-09 | 意見発表
東電“虚偽報告”所長を口頭注意
6月8日 21時40分
東京電力は、福島第一原子力発電所の所長が、震災の直後に、1号機の原子炉を冷やすための海水の注入を、一時停止したと報告しながら、実際には注入を継続していたことについて、虚偽の報告にあたるとして、口頭で注意したことを明らかにしました。

これは東京電力の首脳が8日夜、記者団に明らかにしたものです。口頭注意を受けたのは、東京電力福島第一原子力発電所の吉田昌郎所長です。政府と東京電力でつくる統合対策室は、地震が起きた翌日の3月12日に、福島第一原発1号機で水素爆発が起きたあと、原子炉を冷やすために海水を入れる作業を始めたものの、いったん停止し、総理大臣官邸の指示を受けて再開するまで、55分間、中断していたと説明していました。しかし、吉田所長は、独自の判断で注入を続けていたことを先月になって本店に対して明らかにしました。これについて東京電力は、海水の注入を継続したのは正しい判断だったとしながらも、吉田所長が海水を継続して注入していた事実を2か月以上、正しく報告していなかったことは、虚偽の報告にあたるとして、これまでに口頭で注意したことを明らかにしました。東京電力では、口頭注意は人事上の処分にあたらず、最も軽い処分だと説明しています。


1.吉田所長の行動は正しかったのです。本部の最初の海水注水決定も正しかったのです。しかし、管首相の異常行動を見た東電のスパイ?は「管首相が海水注入の危険性について会議を始めたので海水注入は止めた方が良いのではないか」と情勢を連絡した。
2.ここで海水注水を止めてはいけないと本部も考えた筈です。もしそれを考えなかった本部の方が失格でしょう。
3.だが、本部は「海水中止」をテレビ電話で吉田所長に命じたのです。
4.どう考えても、間違った命令を出した東電本部の方がおかしい。が、吉田所長もその「停止命令はおかしい」と反論したのでしょうか?
5.けつ(尻)まくって、「俺は停止」しないと首をかけて反論すべきだったが、議論する時間がもったいないと考え、無視したのでしょう。いずれ注水しなければならないこと、第一真水が切れたとき、直ちに海水注水を命令するのが正しいのに、もうこの時はメルトダウンしていたのです。そして今や圧力容器貫通とまで言われています。
6.猛火が迫っているとき、海水を放水し始めたが、海水の問題点を会議を開いて検討した、官邸側、その指揮官である管首相は「海水の危険性は無いのか」等という質問をしたのです。そのセンスの方がおかしかったのです。
7.いずれ、東京電力福島第一原子力発電所事故に関する政府の事故調査・検証委員会(委員長・畑村洋太郎東大名誉教授)はこの管首相の行動を追求するでしょう。結果的に、火事が更に拡大しなかったその功績は表彰に値する事です。
8.「悪法も法なり」「本部命令は絶対だ」とする本部、もし吉田所長の業務命令違反なければもっと大変になっていたのです。海水注水停止はあり得ない命令です。東電本部の決定の方がおかしい。
9.国民として、東電本部は正しいことには管首相命令であろうとも毅然として貫くべきではないかと考える。そう言う点で管首相が最大の責任者といえる。東電は防波堤の高さもこれでは低すぎると独自で工事をすべきだったはずです。第二原発がなぜ高台に建設され津波被害を抑えたのか、国の指導に反して独自に判断し高台にに建設したからではないですか。東電にやって欲しかったのは、国の指導に反して安全を求めるべきであったのです。
10.そう言う点で、国の安全指針では「すべての電源が失われる事態を想定しなくても良い」と定めていたことがこの事故の最大の原因といえます。
原子力安全委員長の班目氏「長時間の外部電源喪失は考えなくて良いなんてわざわざ書いてありますね。わたしもうっかりしていましたけれど、あまりにもこれに目を背け過ぎていた。」ととぼけたことを言っています。国の安全指針は神様のお告げなのでしょうか?「わたしもうっかりしていましたけれど、あまりにもこれに目を背け過ぎていた。」という。原発事故の全責任は、身を張って、安全基準を指摘しなかった班目氏の出鱈目さに有ることも確かです。
11.吉田所長が防波堤、ディーゼル発電機の安全性、外部電源の多重化、電源車の配置を首をかけて進言すべきだったのです。国の指針を守ってきた吉田所長の問題はここにあるのでは?
12.電としては間違った命令でも本部命令だから、口頭とはいえ注意をしたが、本来は命令を取り消して、命令しいた人その人に厳重注意をすべきではないでしょうか?
吉田所長の行動は間違ってはいない。東電は罰する人を違っている。
13.政府の事故調査・検証委員会はそこも指摘して欲しい。

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