高塚範士
「会は引分けの延長で、整った身心各部の機能が合致し伸びきった頂点が会であり、離れである。すなわち、正しい射法に培われた澄んだ精神と、足踏み・打起し・会・気息等々、心身の全機能の働きが無意識のうちに整いつつ、天地左右十字に、骨骼正しく伸合い、その極地において将に離れんとして未だ離れず、殆ど静止の状態であるが、この一秒二秒の間こそ射の極致であって、精神力・体力・弓力の三力が静かな緊張の内に完 . . . 本文を読む
呼吸法は腹式呼吸法、丹田呼吸法、横隔膜呼吸法などある。
順式、腹式呼吸法:息を吸って腹を膨らませ、吐いて腹をへこませる。
逆式、腹式呼吸法:息を吸うとき腹をへこませ、吐くとき腹をふくらませる。
丹田呼吸法:腹式呼吸法の腹を丹田とした呼吸法、従って順式と逆式がある。
横隔膜呼吸法:弓道読本(唐沢光太郎著)
「気息とは吸気で空気を吸い込み、呼気で空気を体外に吐き出す呼吸のことであり、息合いは、呼 . . . 本文を読む
弓道教本第二巻
宇野範士
「打起して「引分け」の三分の二位までは平生の息合で、後の三分の一のところで静かに気息を丹田に収める。日置流の人たちが、三分の二で引き取りを止めながら、ここで息合いを整えるのは、そのために意味がある。・・・息の吸い込みが深過ぎたり速すぎた場合は苦しくなるから、「引分け」の途中で鼻から少し吐く。吐くと同時に下腹に力を収める。要は、息が詰まって苦しくならないように心がけることで . . . 本文を読む
今日は前稿で考えた変更後の123の会
『1,2,3で縦に三重十文字、足腰肩と上に伸びる
4で丹田に意識を
5,6,7で左腋、下筋、角見と押しつつ肩下の胸を開く、左をすると言うことは左右一致運動(祝部範士)で右も行われているのです。丹田を頂点とする逆三角形の両辺を伸ばすことによって底辺が胸や肘が開く
8で胸を開く』
を試行しましたが散々でした。会は持てず、前矢になり中りがない、空弦や暴発もあった . . . 本文を読む
「求めよさらば与えられん」
これは聖書の教えでしょうか。
求めると言う意志があって、求め続けて、工夫研究して、継続は力で長年続けて、求めるものを得ることが出来るのです。
弓道の上達を求めていると本や講義録に出会うことがあります。その中の一つが「対山会 弓道講義録」と思います。
筆者は山本光政先生、東大農学部卒、弓道は幼少の頃から弓歴80年以上、講義録を出されたのが、91歳、昭和58年 . . . 本文を読む
会を持つ練習法方法―2
―私が考える会を持つ戦略―
1,2,3の会の4案の変更案は「1,2,3,4,5,6,7、8」となったことを前稿で書きました。
目標としている会
「1,2,3」:足腰肩と縦に伸び
「4」:背中を入れる(腰とか丹田とか胸とか
「5,6,7」:下筋、肘(を張り)、前腕を引き、(懸口・親指を引き抜くようにする。)
「8」離れ:懸口・親指を引き抜き、(理想の残身に飛ばす)
上記を「 . . . 本文を読む
いろいろ試行錯誤して、変更して変更して今日の1,2,3の会の内容。
目標としている会
「1,2,3」:足腰肩と縦に伸び
「4」:背中を入れる(腰とか丹田とか胸とか、試行中)
「5,6,7」:肘を張り、前腕を引き、懸口・親指を引き抜くようにする。
「8」離れ:懸口・親指を引き抜き、理想の残身に飛ばす。
これを試行したら、1,2,3まで持って4で離していました。
4を、5を、どうしたら、 . . . 本文を読む
離れは引き抜く離れを試行しました。
試行している内に残身がもう少しぴりっとしたものが欲しいと考え、親指先を後ろに飛ばすイメージではどうかと考えました。
懸口で引き抜いた後、親指先を意識して後ろに飛ばすのです。一層離れが鋭くなった感じがしました。
昨日は引き抜き方も肩の上から引き抜き感じでしたが、それを水平に胸を張って肘を後ろに突くようにして、円に沿って、後ろに引き抜き親指先の玉を飛ばす感 . . . 本文を読む
弓友も会が持てないで悩んでいます。巻き藁でも4秒くらい。そこで「巻き藁では7~8秒は無いといけない」と私が見本を示すように会に入って1,2,3,4と数え始めたのです。8秒くらいで離したくなると思ったのですが10,11、12・・・と20まで持ったのです。
まだまだ余裕が合ったような気がしました。会を持っていて何か超能力を授かったような不思議な感じがしました。
こう言うように数えることで持て . . . 本文を読む
槌打ちの離れ、引き抜く離れと考えてきましたが、今日考えたのは、むち打ちの離れです。手首から先が遅れる私の欠点がありますが、その手先を遅れないようにする方法として、手首から先を鞭のように考えその鞭を打つ様な離れです。
鏡の前で素振りすると早い振りになります。これがよいのかどうか分かりません。手先の離れと言われるかも知れません。
試行してどんな離れになるか、良い離れかどうか比較検討が必要です . . . 本文を読む
槌打ちの離れを考え出して、これで離れは分かった、と思っていました。的前でもまあまあの出木で後は習熟するのみと考えて練習を続けていました。
合同練習会に参加し、槌打ちの離れを披露する、後は会を持つだけと考えて行射をしました。
所が会のプログラムは一歩も進みませんでした。金縛りにあったような、全然持ち耐えることが出来ないのです。離れも笹の葉先の離れ、手先が遅れてなでるように開いて行くのです。 . . . 本文を読む
「正しい弓道」とはなんでしょう。
武道では「心・技・体」が大切だと言われています。(私はこれに「学」を追加したいと考えています。)
心とは①弓道に対する考え方と言う面、②礼の心、③平常心、不動心、肚を据える、というような精神力の面、④気力、気迫、迫力という面もあります。
技は技術ですが、その技術は何を目的にするか、何を正しいとするかで決まってきます。(正しいと言うことは時代により指導者に . . . 本文を読む
私は長年指導を受けてきましたが、その一つも出来ていません。
そこで今後はカルテを作って、指導を受けたことを一つひとつ解決して行こうと思っています。
①引分け、会で背伸びをすること、首を伸ばしこと
②腋の下を入れてカムを開くこと、背伸びをすることにより可能となる
③左肘を立てること(撓骨と尺骨と縦に)
④引分けは両肘を引き寄せることーこれについては異なる指導、弓に割り込むのだという教えがある。胸 . . . 本文を読む
最近分かったことですが、礼射を行うと中りが悪くなる、持てなくなると言う傾向があると言うことが分かって来ました。 先生の前で引くときも、それだけで緊張しますが、審査の積もりで引きますので緊張が増し、弓は強くなり、持てなくなり中りが悪くなります。 こういう状況になると言うことは以前から分かっていました。その対策は”慣れること”だと考えていますが、審査に慣れると言ってもそんなに . . . 本文を読む