九州っ子

九州大好き九州っ子の初心者日記記事

サッカー選手の身体の使い方の違い

2007-06-21 22:09:45 | サッカー


高岡英夫・松井浩共著『サッカー世界一になりたい人だけが読む本』を読んでみました

なぜ、日本代表がドイツWCで負けたのか!?

なぜ、日本代表が初戦のオーストラリア戦で90分間体力を持続することができなかったのか!?

それは、WCクラスの選手と日本代表選手との身体の使い方が違うのではないかということです

【股の使い方】

WCクラスの選手:股裏(ハムストリング)を使う

日本代表選手:股前(大腿四頭筋)を使う

【筋肉の質】

WCクラスの選手:筋肉が柔らかい

日本代表選手:筋肉が硬い

【体のコントロール】

WCクラスの選手:体の中心の近くの腸腰筋や背骨周辺の筋肉で体をコントロールする

日本代表選手:ふくらはぎ、腹筋、増帽筋、三角筋など、体の表面的な筋肉で体をコントロールする

WCクラスの選手は、体の中心(センター)を意識しながら、柔らかいプレー(ボールが足に吸いつくプレー)をしているのに対して、日本代表選手は、体の表面的な筋肉しか意識していないので、ぎこちないプレーが目立っている

キックの蹴り方に関しても、WCクラスの選手は、腸腰筋(インナーマッスル)を使いながらハムストリング(アクセル筋)と連動して蹴っているのに対して、日本代表の選手は、大腿四頭筋(ブレーキ筋)を使うがために足の反動で蹴っているしかみえないのである

この蹴り方の意識の違いが、キックの精度、スピード、力強さの差としてドイツWCで出たのだと思う

日本代表選手がオーストラリア戦で逆転負けして90分間持続できなかったのは、炎天下の中、体が硬い状態でピッチを走り回るのに大腿四頭筋を使いすぎたためだと思う

要するに、日本代表選手の身体の使い方が間違っていたのではないだろうか!?

これを改善するためには、腸腰筋などのセンターを意識した身体の使い方を日本代表選手をはじめとしたサッカー選手が意識改革としてやることではないだろうか!?

腸腰筋が使えるためには、ひたすら体をゆるめることがWCクラスの選手に近づける一歩目になると思う

腸腰筋が使えるようになれば、自然と体の中心(センター)とそれに付随するハムストリングが使えるようになるのではないだろうか!?

そうしたら、キックの蹴り方も自然と向上すると思う

日本代表を目指す選手達には、WCクラスの体の使い方をマスターしてほしいと思うこの頃である