九州っ子

九州大好き九州っ子の初心者日記記事

『敗因と』を読んで

2007-06-08 22:14:07 | サッカー
金子達人著『敗因と』(光文社)を読んでみました

前日本代表監督のジーコと代表選手達の確執を画いています

本の構成はプロローグ「最期」から始まって第9章「敗因」とまでとなっています

戦術がない、選手任せ(選手信頼)の監督

海外組と国内組、黄金世代と中田英寿、先発組とサブ組、攻撃陣と守備陣、のチーム内の溝

2002年日韓WCのトルシエ日本代表チームのほうが2006年ドイツWCのジーコのそれよりもWCで勝ちたいという気持ちが勝っていたし、チームもまとまっていたということです(個人的には、日韓WCの一次予選の対戦相手が強豪国ではなかった!!だから、日本代表は予選突破が楽にできて、ベスト16まで勝ち上がれたのではないか!?)

そういう意味でのドイツWCの日本代表は、ジーコ監督の采配ミスもさることながら、チームもまとまらない状態(気持ちがバラバラな状態)で戦い、一次予選敗退を招いたというところでしょうか

ブラジル戦の後、独りピッチにたたずむ中田英寿のところに誰ひとりとして駆け寄ったチームメイトはいたのかと本書では疑問を投げかけています

本書はドイツWCの敗戦(1年前)をもう一度振り返るための一冊ですね

サッカーファンにはこの本を読んでほしいと思うこの頃である