九州っ子

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対ブラジル戦の完敗

2006-06-23 19:31:16 | サッカー日本代表
さよならジーコジャパン ブラジル本気の粉砕

日本代表VSブラジル代表(1-4)

↑日本WCサッカー歴史上、これだけの完敗はあったのだろうか!?

試合をふりかえってみると、前半のブラジルは攻守ともどこか覇気がなかったような感じがした

その中で、左SB三都主選手からFW玉田選手へのスルーバスから玉田選手のシュートが先制点のラッキーなゴールをもたらした(三都主選手のところで相手SB選手がプレスをかけていたら、ゴールは生まれなかった可能性は高い)

この一連のゴールは、精彩を欠いていたブラジルサッカーをよみがえらせてしまった

前半終了間近で、FWロナウド選手のヘッドをはじめ、後半になると次々に3本のシュートを決められた(ロナウド選手の2得点は復活の兆し!?)

特に、後半はブラジル選手の独特のパス回しとドリブルの試合運びに、日本選手は防戦一方になり、翻弄され続けた(日本選手は徐々に体力を奪われていった)

DMFジュニーニョ選手の無回転の強烈なミドルシュート、SBジウベルト選手の45度のシュート、最後にWFロナウド選手のとどめの2得点目のシュート

これらの一連の動作は、日本選手がブラジル選手にプレスをかけられないまま、彼らにフリーでシュートを打たせた結果の4失点だった

試合後の中田英選手がピッチに倒れていたのが日本サッカーの現状を物語っていると思う↓

惨敗情けない…中田初めて泣いた

この試合からの課題はこうだろう

①前線から最終ラインにかけて、組織的なプレスのかけ方が中途半端(日本選手は1対1に弱いのを極端に恐れていた)

②ブラジルの攻撃を恐れて、DFラインが下がりすぎていた(DFラインと中盤との間が間延びしていた、低い位置取りでしか球が奪えない)

③ブラジル式4-2-2-2はブラジル選手でなければできないシステム(日本選手には不向き、特に両SBが一人なので、彼らにかかる負担は大きい、豊富な運動量を要する、フラットな4-4-2なら話は別だが・・・)

④日本選手がブラジル選手のペースに合わせすぎていた(自分のペースにならない)

⑤パスアンドゴー、2タッチ以内のパス、ドリブルがブラジル選手はできていたが、日本選手にはほとんどできていなかった(パスミスが多い)

⑥試合の流れの中で、ブラジル選手のような緩急の付け方が日本選手にぜんぜんなかった(90分間の体力の使い方)

⑦効果的なセンターリングがない(組織的攻撃の明確な目的がない)ために、シュートチャンスがほとんどなかった(シュートが打てない、余裕がない)

⑧セカンドボールが全然拾えていない

⑨ミドルシュートが全然枠に入らない(アジアレベルは吹かしたシュートが多すぎる)

⑩1対1で相手DFと勝負してシュートまでもっていける選手がいない

⑪チーム内での連携したプレーができていない(チーム内の意思統一ができていない)

⑫WCトーナメントに行くんだという強いハートが感じられない

⑬サイドを有効に使っていない

⑭攻守において、1歩目の判断が極端に遅い(野球と同じ)

ジーコ監督が目指したサッカー、すなわち、自主性と創造性のあるサッカーを選手達に求めた結果がこのような課題をもたらしたと思う

この目指したサッカーは想像力あふれるブラジル人でないとできないものであるし、どちらかといえば、組織に頼る日本人には不向きである

サッカーとは、戦術、システムの上に個が成り立っているスポーツだと!!

これらの課題を通じて、日本サッカーがどのような方針で4年後の南アフリカWC(2010年)に臨むのかが今後の鍵になるだろう

日本選手達にいいたいのは、サッカーの技術に目を奪われて、一連の基本的な動作の意味(止める、蹴る)を忘れてはいないだろうか!?

この基本的な動作を忘れずに毎日やらなければ、また同じ過ちを繰り返すだろう(シュートも枠に入らないし、1対1にも強くなれない)↓

検証し改革しなければ100年後も勝てない

監督選考は、日本人の特性から考えて、組織を重視する欧州の監督(特にオランダ)がいいと思う↓

日本代表次期監督、デシャン氏が第1候補…交渉“大詰め”

4年後の日本選手達が再び息を吹き返し、成長する姿を一サポーターとして見守っていこうと思う