この深夜の雨は季節の変わり目方のものだな、と思いながら、傘さして、自販機のブラックコーヒー飲む私。こんな時間にカフェインタップリの飲み物を飲むことは自殺行為に等しいが、まあ仕方ない。煙草が吸える体でないので、ブラックコーヒーで時間を潰す。
傘さして、雨音を聴いて、排水口に流れ行く水の音を聴いて、木々や建物から垂れる雨の滴が地に落ちる音を聴いても、私にはなんら芸術的なものがひらめかない。なんてことだろう、と思いつつも、私の器はそんな立派なものを納める事が出来るくらい立派なものではない事を未だに理解出来ない私は現在進行形の厨2病なんだろう。
水の音と深夜で、そういえば、古いテレビゲイム『ファイナルファンタジー4』の旅の序盤に、主人公セシルが小さなリディアを連れて、テラと出会い、地下水脈と言うダンジョンを旅する中、キャンプするシーンがある。そこで、リディアが寝ついた後、セシルとテラが会話をするシーンがあるのだが、それは私が今しがた感じた20150413の深夜みたいな感じの雰囲気があるのか?と不意に思う。テレビゲイムのシーンは、二言三言程度でそんなに大事な場面と言う訳ではないのだが、何かそんな場面のセシルになってみたいな、と思ってみたりする。