急行特急は行く…

４月５日の２１２５Ｈ特急金沢文庫行きは８２３編成でやって来た。↓


今回は、側面の行き先種別表示も掲載してみたい。

見づらいが、１５４１編成がＳＨ快特に充当している所に遭遇。通勤型電車でオール電動車という時代の流れに逆行した素晴らしい編成である。

今夜も例外なくやって来た、「だるま」急行羽田空港行き８２３編成。↓

お馴染み２１２５Ｈ急行羽田空港行き。品川駅の案内表示をみると…↓



画像下をみると６両、４ドアとある。故に基本は８００形と言う事の様である。

時期的に似合うので食している苺。
そろそろ２０時。日曜日夜の蒼白が始まる時分。この紅との色の組み合わせは良いが、気分は消沈気味。

ある場所にぽつんと忘れ去られたように置かれていたボール。どこかせつないものを感じる。
使われているうちは、大切にされるが、なくせばそれまでて見向きもされなくなる。実際なくしてしまうと、こんな小さなボールでは、見つけ出すのは難しく、諦めてしまうのは常だろう。
見捨てられたボールは、いつしか誰かの手元に戻るのか、あるいは、新たな持ち主が現れて使われるのか、解らないが、昨今、路地裏での壁当てやキャッチボールをする姿を見かけない生活をしているので、果たして今でもそれらに耽る姿があるのか解らなくなっている。

「見えない明日を未来と呼んで。見えないから見えた希望を抱いて。はかなく風に散る花さえも祝福の様で胸を張った…中略…見えない明日の不安の中で、見えないもの今も信じたいけど、見送るしか出来ない春があと幾つ過ぎて行くのだろう…中略…見えないものを今も抱きしめて。咲き誇りながら散る春が祝福の様に風にまった」
(篠原美也子『永遠を見ていた』２００７年 より引用)

ある場所の桜並木が満開に見えた。ぱっと明るく美しく咲き誇る小さな花達。


このままこれが続いたら良いのに…この美しさが消える訳は無く、当たり前の物としてずっと続くだろう、という「永遠」がそこに見えて来る……様だが、このままがずっと続けば良いのに、という快楽の経験の記憶が薄い為、ピンと来るものは無い。だから、想像で物が言えるのかな、とか思う。そうでなければ、案外感じにくいのかな、とも思う。
「どうだ、綺麗だろ！」という威勢さ溢れる中、静かに永遠の時は終わる。

昨日４月４日も今日４月５日も見つけた黄色い花、たんぽぽ。どうという事無い野生に咲く花。昨今は、西洋たんぽぽで埋めつくされているらしい。
花が咲き乱れても、美しいのが４月の今だろう。
こんなものに心を動かされているあたり、心がどうも荒れている様でもある。

昨日４月４日に上野公園で撮影した夜桜。酒が入った人で賑わう中、咲き誇る桜。

散る桜、残る桜も散る桜で、薄紅色の花は間もなく散る。そんな時に、聴こえてくるのは、やはり篠原美也子の『前髪』。
散りゆく事は、失う事。大切な物、大事にしたいと思う物は、無くしたくは無いけれど、気がつけば何時しか失ってしまう。それは必然なのか偶然なのか、解らないけれど、失いたくはない。

昨日、4月4日に行った森林公園で見た桜。満開とは言い難いが、春の日に色を添えた。