Sonnenschein!

フロ&きょんの、フウフがんばるぞぅ日記 

アジア人の自覚を余儀なくさせられる時

2017年04月11日 | Weblog
ドイツに暮らし始めて半年ほど経った頃。

何もかもが新鮮で、新しい世界に感動していた日々が少し落ち着いて。
言葉も流暢とは言えなくとも、取りあえず、Ja Ja(ヤーヤー、ハイハイ)と頷いていれば喋れているような錯覚に陥れていた時期。

それはワタスの脳みそが、何か勘違いを始めた時期でもありました。





ある日、ハンブルクの大通りでフラフラ買い物をしていたワタスは、ふと窓に写ったアジア人を見つけて、"チンチクリン"という言葉が頭に浮かびました。フフッ、ちっちゃい子












・・・それはワタスでした。

そのチンチクリンが自分と認識した瞬間、マジで驚愕しました。!!!

恐ろしいことにワタスの脳は、周りを颯爽と歩く手足の長い金髪達と同じ外見だと錯覚していたようです。

これまで日本国しか知らなかった人間が、急に背や鼻の高い人たちの中に紛れ込み生活を共にするうち、その姿かたちまでも共有しているような気になっていたんです。





その後、歌のレッスンに向かう途中にある池で、カモの群れに紛れて1匹だけ真っ白なアヒルが泳いでいるのを見るたび、
ホッペをつねって目を覚まさせてやりたい衝動に駆られました。アンタ、アヒルだよ!カモじゃないんだよ!!




あれから10年以上経った今でも、ワタスは時々アジア人である事を忘れがちです。

例えばそれは、中華屋さんでテイクアウトの焼き飯に並んでいて、後ろのドイツ人から、

「5番のメニューはどんな味なの?」

と質問され何故ワタスに? とキョトンとしてしまうとき。←故郷(中国)の味を教えてくれと言われてるんだよ!



例えばそれは、仕事場で同僚が、

「日本人の学生って本当はどうしたいのかよく分からないよね~

とお決まりの話題で盛り上がっている時、一瞬、一緒に首を捻ってしまったとき。←それを伝えるのがオマエの仕事だよッ。おバカッ







これからも、自分の身長と鼻の低さを毎日確認しながら、ドイツの地で足を踏ん張っているアジア人として、一生懸命生きていこうと思います。




チンチクリンなアジア人の応援ヨロスク。 おつきあいついでにポッチン

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さらにお付き合い願いますでポッチンチン


ありがっちょー!

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