Yさんの閑日好日雑記

徒然に、気まぐれに何かが見つかれば

銀座線の美意識

2014年11月15日 | 日記
11月14日
上野のフォトギャラリーUCへ12月に行う写真展の案内ハガキを受取りに
行く。ここの最寄り駅は、銀座線の上野広小路駅である。
この写真は、先月の末に最終打合せに行った時に撮ったものだが、今日も
変わらぬ風景である。

銀座線は、ご存知の通り日本で最初の地下鉄である。
1927年(昭和2年)に浅草―上野間で営業を開始した。当時は東京地下
鉄道株式会社であった。
その後、1930年(昭和5年)上野―万世橋(仮)駅間の1、7キロが
開通したとある。

と云うことは、昭和5年当時の鉄骨柱と工法での整然と並んだリベット、
半円形の補強柱などが美しく見える。
また、最新の銀座線の車両1000系が、登場時の旧1000形のイメージ
ラッピングをしており、このような古い構造が残っている所では黄色の印象が
より昭和の香りがする美意識を伝えてくれる。

余談だが、1000形と1000系という形式で「形」と「系」の違い。
以前は1両ごとに車両を区別して「形」という表現を使っていたが、銀座線
01系車両(現在走っているアルミ合金車)導入時より、編成(6両編成とか)
での「系統車両」として「系」の表記を使用するようになったとある。

これは国鉄がJRになっても、昔からどこの鉄道会社の車両表記も同様である。
この点を細かく書くと長くなるので止めておく。
また今日の主旨とは離れていく内容でもある。