ユッキーの釣り日記

『九州タイラバの会』の仲間と一年を通じて様々な釣りを楽しんでいます。

三ツ瀬の昔話(2)

2007年12月21日 | 三ツ瀬の昔話

三ツ瀬に通いだして5年が過ぎたころには常連さんとも仲良くなり
釣り方や仕掛など色々教えて頂いた。

光隆丸の船長&奥様もよく話しをしてくれるようになったが、磯から帰って来ると
『またバラシたとか~ ハリスの細かとやろ~』 とか
『アタリの無かった~? おかしかな~? よか場所に乗せたとに~』 などと
叱咤激励されていた。f(´∀`)テヘヘッ

それでもボチボチ釣っていたのだが、指摘の通り細い仕掛でしかやっていなかったので
大物はことごとくバラシていた。

このころから、私達が6名ほどで予約して船小屋に行くと奥様が近寄ってきて 
『今日はお客さんが多かけん、あんた達6人の半分は2番船ね~♪』 などと言われ
『えっ!1番船で予約したけど(?_?)』 と切り返すも
『♪よっろしっくね~♪』 と奥様は笑顔で船小屋に消えて行った。
過去に幾度となく使用されてきた伝説の技

『強制的2番船、笑顔を添えて である。
今は封印しているらしいが、防御策は存在しない恐るべき技だ。

※最近奥様と昔話をしたら 『あんた達は頼みやすかったからね~』 
って言われました。(^-^)

まあ、奥様に頼まれたら断れないしね~(^-^)


そんな15年前のある秋の日、一人で 『平の池裏』 へと出掛けた時の事。
アジの泳がせをするが、朝から何のアタリも無い。
AM9:00を過ぎた頃、ウキ周辺の海面がもり上がって正体不明の魚の背中が見えた。
(潜水艦が浮上してくるような感じ)
『なんだ~』( ・ω・)? と思っていると再度海面に背中を出す。
背びれが見えないのでイルカ&サメではない。
しかも、見える部分だけでかる~く 1m をオーバーしている。
すると、ウキが上下してアジが逃げ回り、ウキは海中へとゆっくり沈んでいった。
リールから道糸(8号)がパラパラと出始め、次第にスピードを上げだした。

『まじかよ~ しゃれにならん大きさだよ~』((((;゜Д゜))) 
恐怖感が私を支配し、合わせを入れるのをためらった。
しか~し!!!
『オリャー』ヽ(`Д´)ノ 次の瞬間には条件反射で合わせを入れていた。
『ウィウィウィ~~~~~~~~ン』
しっかり締めているドラグからモーター音が聞こえ、スプールは触るのがヤバイほど
高速で回転している。(この頃のドラグは回りだすと止まらない)

『ヒェ~~~~~~~~』(>_<)『どうすりゃいいの~』
竿を持っているのが精一杯の状態が10秒?ほど続き
『プチ~ン』
1号ハリスでも切れるような感触で8号をいとも簡単に切って 『奴』 は去って行った。

静寂の中、風になびく道糸を見ている私は恐怖から開放され、
安らぎに満ちた表情であったのは間違いない。┐(´ー`)┌オテアゲ~

続く…

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